【長崎スタジアムシティ】サッカースタジアムが見渡せる「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」宿泊レポ
2024年10月14日に開業した「長崎スタジアムシティ」。その中心となるサッカースタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピーススタジアム コネクテッド バイ ソフトバンク)」に併設する「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」は、日本初のサッカースタジアムビューホテルとして、注目を集めています。スタジアムビューの客室からはもちろん、レストランやプールからもスタジアムを一望でき、サッカーファンならずとも感動する“スタジアムステイ”をご紹介します!
Summary
インテリアにもこだわったロビーのバルコニーは圧巻のスタジアムビュー!
「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」へは電停長崎駅前から路面電車で5分の電停スタジアムシティノースで下車、歩いて3分で到着。JR長崎駅から歩いても10分ほどという好アクセスも魅力的です。
ホテルに到着したら、まずはフロントのある7階へ。
フロントには長崎工芸の代表であるステンドグラスがあしらわれ、西洋文化が交錯する長崎を象徴するようなエキゾチックな雰囲気を漂わせています。チェックインの際は、各種クレジットカードやQRコード、交通系ICカードなど完全キャッシュレスなので、ご注意を。現金派の方も、即日発行のプリペイドカードでの支払いができるので、安心です。
フロントの反対側にあるバルコニーに出ると、下にはサッカースタジアムが! 正面には稲佐山の展望台が見えます。バルコニーにはソファとテーブルが設置され、天井が高いロビーはスタジアム側が一面ガラス張りで開放感抜群なので、チェックイン後、景色を眺めながらひと息つけます。
ロビーのインテリアにも注目です。サッカーコートがそのまま天板になった、遊び心あふれるローテーブルがありました。ほかにも、バスケットボールのコートをデザインしたテーブルもあるので、探してみましょう。
デラックススタジアムビューツインはこんなお部屋
客室があるのは5階と8~13階です。全243室の客室は、PEACE STADIUMに面したスタジアムビューと、坂の町・長崎を眺めるシティビューの2タイプがあり、それぞれスタンダードからスイートまで6つのグレードの部屋が用意されています。
今回宿泊したのは、9階のデラックススタジアムビューツイン。客室の広さは30㎡以上と、ゆったりとした心地よさがありました。エキストラベッドを使うと最大4名まで宿泊が可能です。
さっそくバルコニーへ。ライトアップされたスタジアムを見渡せ、その先には長崎市のシンボルである稲佐山が見えます。試合がない日は19時30分~と20時30分~の1日2回、ピッチ上に四季折々の多彩なコンテンツで演出するレーザーショーが実施されます!
全客室のベッドにはマットレスと枕に「エアウィーヴ」が導入されています。高反発のマットレスは寝返りもスムーズ、通気性もバツグンなのでサラッと爽やかな肌触りが朝まで続きました。深い睡眠ができたことで、朝の目覚め方がいつもと違う爽快感でした。
足元を見ると、じゅうたんがサッカーボールのデザインになっていました! サッカースタジアムだけにこだわりを感じます。またフットライトも付いていたので、夜中のトイレも安心でした。
ゆったり足を伸ばせるバスタブ付きのバスルームで、旅の疲れを癒やします。
シャワーヘッドには小さな気泡で毛穴の汚れを落とすマイクロナノバブルが採用されていました。
五島産椿油の成分を使ったオリジナルのシャンプーとリンス、ボディーソープが。シャンプーは、椿油が使われているため、髪の仕上がりがしっとりして驚きました。
室内着として、肌触りがとても気持ちいい、上下セパレートのパジャマが用意されていました。
パウダールームにはダイソンのドライヤーとタニタの体重計、通称「女優ミラー」と重宝されるライト付き拡大鏡まで、うれしいアイテムが揃っています。ちなみに、室内にある家電やアメニティの一部は「これ欲しい!」と思ったら、長崎スタジアムシティ内にある「ジャパレクラボ(Japanet Recreation Labo)」で購入することができるそうです。
アメニティグッズは洗面台の引き出しの中にも! 歯磨き用のグラスのほか、オリジナルのシャンプー類が携帯用サイズで収まっています。
客室内のドリンクコーナーには、長崎の代表的な焼き物・波佐見焼の鮮やかなカップと、ティファールの電気ケトルと一緒にドリップコーヒーとティーバッグの緑茶があり、手軽にティータイムを楽しむことができました。
温泉やサウナ、プールからもスタジアムを一望!
6階はドライサウナ、プール、天然温泉などスパのフロアになっています。そのすべての施設からスタジアムを一望できる設計になっており、サウナから眺めることができるなんて初めての体験です。
プールからもスタジアムが一望できます。写真の長椅子のほかに、2シートのカーテンで仕切られた個室タイプもあり、家族やカップルでの利用に最適です。また、屋内プールとサウナは男女一緒での利用のため、水着着用が必須です。
※温泉・プール・サウナは宿泊者のみ利用可能。水着のレンタル・販売なし。
プールの奥にはジェットバスも! バルコニータイプの半露天風呂になっているため、試合時は会場の雰囲気がダイレクトに伝わってきそうです。ここも水着の着用が必要です。
なんと、ホテル内には天然温泉があります!
地下1500mから湧出した天然温泉を大浴場に引いており、泉質はアルカリ性単純硫黄温泉で、お肌がツルツルになる「美人の湯」。浴槽に浸かりながら、ガラス越しにスタジアムを眺めることができます。
入浴後はヒーリングスペースへ。大きなクッションに体をゆだねて脱力。スタジアムの眺めも癒やしてくれます。
ファン垂涎のキャラクタールームも!
客室には長崎のクラブチームにちなんだ特別室も。長崎県のサッカークラブ「V・ファーレン長崎」のクラブマスコット「ヴィヴィくん」と、長崎県のバスケットボールクラブ「長崎ヴェルカ」の「LUCA(ルカ)」をモチーフにした客室は、ファン垂涎の部屋になっています。
5階は「プラチナBOX」という、サッカー好きにはたまらない特別仕様の客室が27室もあります。バルコニーから観戦ができることはもちろん、サッカーボール型のクッションもあれば、お風呂の壁や床もサッカーボールをあしらったデザインになっていて、サッカーファンにはたまらないスペシャルルームです!
この部屋にはある秘密が。なんと、ベッドを壁に収納することができるのです!
観戦時などは写真のようにベッドを収納すれば、プライベート感満載のボックス席に早変わり。部屋を広々と使えるので、ぜひサッカーファンのグループで利用したいですね。
レストラン&カフェは厳選した長崎の食材や長崎グルメがたくさん
夕食は7階にあるメインダイニングレストラン「LES CINQ SENS(レ サンク サンス)」へ。フランス語で「五感」という意味を持つこの店は、カウンターを囲んだ中央に厨房があり、目の前で調理を行うシェフズテーブルスタイルになっています。コース料理は、シェフ自ら長崎各地の生産者をたずね、協業して育てた食材が用いられたイノベーティブフレンチで、食材の味がダイレクトに舌に伝わってきます。
ひとつの料理が作られていく所作も楽しみながら味わう料理は、美しい盛り付けにも注目です。また、窓側の席からは、もちろんサッカースタジアムが一望できるので、観戦と食事の両方が楽しめる至福の時間を過ごすことができます。
同じ7階にある「CAFÉS & DINERS VERDE(カフェ アンド ダイナー ヴェルデ)」は、ランチやカフェとして利用するのもピッタリなレストランです。
旬の食材を使ったカジュアルフレンチを味わうことができ、「長崎県産マグロのグリル ニース風」2500円は、茹でたじゃがいもとたっぷりの野菜が使われた一品で、具材たっぷり。
食事プラス800円で味わえるスイーツはモンブランやチョコレートタルト、季節のフルーツなど。
濃厚な風味と心地よい口どけの「バスクチーズケーキ」1000円も単品で味わえます。
翌朝の朝食は、朝食会場は4階「メインバンケット THE STADIUM VEIW」で。
バイキング形式で、焼きたてのパンや雲仙ハム、佐世保名物のレモンステーキをのせた丼、新鮮なヒラスを使った海鮮丼など、やはり長崎グルメがたくさん用意されていました。1日のスタートとなる朝食をしっかり食べて、活力をチャージします。
チェックアウトを済ませたら、「長崎スタジアムシティ」をぐるりと散歩。客室から見えていた「PEACE STADIUM」のスタンドに座ってホテルの全景を眺めたり、スタジアムグルメやショッピングを楽しんだり、スタジアムの上空を走るジップラインに挑戦したり……。長崎の新名所「長崎スタジアムシティ」はアクセスがよく、一日中楽しめるので、長崎観光の定番になること、間違いなしです。
■STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI(すたじあむ してぃ ほてる ながさき)
住所:長崎県長崎市幸町7-1
TEL:0120-1014-77
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
料金:2名1室(朝食付き)1万6400円~
アクセス:JR長崎駅から徒歩10分
最新情報満載!
『るるぶ長崎 ハウステンボス 佐世保 雲仙’26』
2024年12月10日発売
ニューオープンの「長崎スタジアムシティ」を特別付録で詳しくご紹介!
特別付録「ハウステンボスパーフェクトBOOK」のほか、本誌では大浦天主堂、グラバー園、稲佐山など、長崎観光の定番スポットやグルメ情報などが盛りだくさんで、初心者はもちろんリピーターまで使える一冊です。取り外せて、コンパクトに持ち歩ける長崎タウンおさんぽMAP &長崎ドライブMAP付き。
Text:坂井恵子(スタジオライズ)
Photo:八木拓也(スタジオライズ)
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