【沖縄】沖縄そば 伝統ある名店から個性派店まで 16選

【沖縄】沖縄そば 伝統ある名店から個性派店まで 16選

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沖縄料理の中でも県民食として愛される「沖縄そば」。長年地元で愛されている伝統のある王道店に加え、進化系とよばれる、今話題の沖縄そばにも注目!

Summary

沖縄そばってこんな料理です!

◆麺
そば粉を使わず小麦粉を使用。茹でた後、食油をまぶし冷ますのが一般的ですが、近年では油をまぶさない麺を提供する店も。
◆スープ
豚骨&カツオ節のブレンドスープがキホン。店によって鶏や野菜なども使用。近年ではラーメンのようにタレを使う店も増加。
◆具材

三枚肉(豚バラ肉)、カマボコ、刻みネギがキホン。骨付き豚アバラ肉がのる「ソーキそば」、豚足がのる「テビチそば」など、上にのる具材の種類でそばの名称が変わります。
◆トッピングに注目
唐辛子を泡盛に漬け込んだ辛味調味料「コーレーグース」は沖縄そばには欠かせません。かなり辛いため少しずつ垂らしてみましょう。そのほか、フーチバー(ヨモギ)や紅ショウガも薬味の定番。

沖縄を代表 する辛味調味料 コーレーグース
沖縄を代表する辛味調味料コーレーグース
加 えると風味が変化するフー チバー
加 えると風味が変化するフーチバー

◆サイドメニューはジューシーがテッパン
沖縄そばのサイドメニューといえばジューシー(炊き込みご飯)。店によって異ななりますが、細かく切ったシイタケや豚肉、カマボコなどと米を炊いたもの。水の代わりにそばだしを使う店もあります。
◆地域によってそばも変わる!?
名護市内では、平太麺を使っている店が多く、カツオ漁で栄えた本部町のそばはカツオ風味が強い。やんばるでは牛肉そばを提供する店が多いなど、本島北部では特に地域性があります。

【伝統ある王道店】

首里そば/あっさりスープに自家製麺、計算し尽された一杯に感動

首里そば
「首里そば(中)」500円

時間をかけて手打ちした麺はしっかりとした歯ごたえ。カツオが香る透明で上品なスープはコクがあり、麺の存在感も秀逸。手間と時間をかけながら中サイズで1杯500円とコスパの安さも魅力です。首里城公園の近くには姉妹店の「首里そば なかだ」もあります。

首里そば
「ジューシー」250円

そば同様、上品な味わいの炊き込みご飯も人気。店主のお母さん直伝の味です。

高江洲そば/ゆし豆腐×沖縄そば、これぞ発祥店の実力

高江洲そば
「ゆし豆腐そば(大)」800円

浦添市にある有名店といえばここ。客の要望から提供を始めたという「ゆし豆腐そば」は、この店が発祥といわれています。ゆし豆腐の塩味と豚骨ベースのだしがうまく絡み合っ たスープが絶妙です。今では名物となり早々に売り切れることもあるとか。「ソーキそば(中)」850円も人気。

高江洲そば
「ジューシー」150円

おすすめサイドメニューの「ジューシー」は豚だしを利かせたオーソドックスな味わいです。

■高江洲そば(たかえすそば)
住所:沖縄県浦添市伊祖3-36-1
TEL:098-878-4201
営業時間:10~16時(売り切れ次第終了)
定休日:日曜、ほか不定休あり

新山そば/大正時代から続く名護系そばの元祖

新山そば
「てびちそば」880円

名護地区で多く見られるきしめんのような平太麺はこの店が発祥。8~10時間煮込んだテビチ(豚足)がのる「てびちそば」や、「ソーキそば」900円などが人気。「てびちそば」は名護系そばの特徴である平太麺とさっぱり仕立てのスープに、甘辛く煮込んだテビチがよく合います。コスパのよさでも地元客に支持されているお店です。

新山そば
「ジューシー」200円

具はヒジキとニンジンのみでシンプル仕上げられている「ジューシー」もおいしい!

■新山そば(しんざんそば)
住所:沖縄県名護市大東1-9-2
TEL:0980-53-3354
営業時間:10~16時
定休日:無休

きしもと食堂本店/創業100年以上!老舗が伝える伝統の沖縄そば

きしもと食堂
「沖縄そば(大)」950円

明治38年(1905)創業と現存する沖縄そば店では最古とされるお店。麺はかん水を使わずに木炭の上澄み汁を使うなど昔ながらの製法を今に伝えています。カツオ漁の盛んな港町にあるため、スープはカツオ風味がガツンと利いていて、豚骨のコクもしっかりと感じられます。

きしもと食堂
「ジューシー」350円

カツオが利いたそばだしを使った濃厚な味わいの「ジューシー」は、1日50食限定です。

■きしもと食堂本店(きしもとしょくどうほんてん)
住所:沖縄県国頭郡本部町渡久地5
TEL:0980-47-2887
営業時間:11~17時(売り切れ次第終了)
定休日:水曜

山原そば/試行錯誤の末に作り上げた渾身の一杯は必食!

山原そば
「ソーキそば」1000円

沖縄そばに惚れ込んだ先代が、試行錯誤の末に作り出したそばが自慢。オーダーを受けてから具材をタレで煮込むなど随所にこだわりが見られます。メニューは「ソーキそば」(写真)と「三枚肉そば」900円の2種類のみ。「ソーキそば」は豚だしとカツオの風味に加え、ソーキの甘辛いタレがスープに溶け込み味わい深い!

そば処 玉家 本店/基本にとことん忠実、カツオと豚の絶妙ブレンド

そば処 玉家 本店
「ソーキ そば(大)」800円

ある製麺所の麺に惚れ込んだ店主が、麺との相性を第一に考えてスープを考案。しっかり味が染みた三枚肉やテビチなど、具材のレベルの高さにも定評があります。「ソーキそば」はカツオをメインにうま味を凝縮したスープは最後の一滴まで満足度が高い!存在感のあるソーキも美味。

そば処 玉家 本店
「ジューシー」200円

サイドメニューとして人気の「ジューシー」にはコーレーグースを垂らしてもおいしい!

【名店&個性派】

麺処てぃあんだー/自家製麺とすっきりスープ、手の込んだ一杯を

麺処てぃあんだー
「そーきそば(中)」930円

カツオ、豚、煮干しを使ったスープは丁寧にアクや脂を取り除くことでうま味を凝縮。麺は普通麺とヨモギ麺、太麺と細麺から選べ、透明感のあるカツオベースのスープにモチモチ食感の自家製麺がよく合います。ソーキは別皿で提供されます。

麺処てぃあんだー
「ジューシー」270円

人気の「ジューシー」はそばだしのみで炊き上げ、具は三枚肉やニンジン、シイタケなど。

■麺処 てぃあんだー(めんどころ てぃあんだー)
住所:沖縄県那覇市天久1-6-10
TEL:098-861-1152
営業時間:11時~14時30分(売り切れ次第終了)
定休日: 月・火曜

亀かめそば/ガツンと豚だしが利いたワイルド系そば

亀かめそば
「軟骨そば(中)」850円

自慢のスープはカツオと豚骨に野菜を加えることで、濃厚な力強さとまろやかな口当たり。「軟骨そば」は豚骨だしが利いたスープはゴロゴロとのった軟骨ソーキや麺とも好相性。「沖縄そば(大)」730円も人気です。

亀かめそば
「いなり」1個90円

「いなり」はジューシーと並ぶ沖縄そばのサイドメニューの定番です。

幸っちゃんそば/伊平屋島の恵みが一杯にぎゅっと凝縮

幸っちゃんそば
「軟骨スージィカーそば」900円

店主は沖縄本島からフェリーで1時間20分の伊平屋島出身。島の特産品、モズクを麺や具材に使うなど、地元への思いが込められたそばを楽しめます。「軟骨スージィカーそば」は伊平屋島のモズク麺など島の恵みがたっぷり。炙った塩漬け軟骨が香ばしい!

幸っちゃんそば
「じゅ~し~」250円

「じゅ~し~」はそばだしを使ったあっさり味。ニンジンやコンブも入り具だくさん。

■幸っちゃんそば(さっちゃんそば)
住所:沖縄県名護市大南2-11-3
TEL:0980-43-5352
営業時間:10時~売り切れ次第終了
定休日:月曜

自家製麺海と麦と/心躍るカツオ節の香り、フレンチ仕込みの唯一無二の一杯を味わう

「海麦そば」1050円

元フレンチシェフが追求を重ね、枕崎産のカツオ節やシイタケなど素材は生産者から直接仕入れています。全粒粉を使用した自家製麺との相性もぴったり。「海麦そば」は真空調理でやわらかく仕上げた軟骨ソーキと三枚肉がのり、バランスのとれたやさしいスープとの相性もすばらしい!

自家製麺海と麦と
「おかかごはん」300円

そばと一緒に味わいたいご飯には、削りたてのカツオ節がたっぷり!

■自家製麺海と麦と(じかせいめんうみとむぎと)
住所:沖縄県本部町崎本部32
TEL:0980-43-5850
営業時間:11時~14時30分LO
定休日:火・水曜

宮古そば 愛/スープのおいしさの秘密は秘伝のスパイス

宮古そば 愛
「宮古そば(中)」850円

沖縄そば店ではかなり珍しい深夜営業の店。カツオのうま味がしっかり味わえるそばは “飲んだ後のシメ”だけでなく味のよさゆえに夜中に足を運ぶ人も多いのだとか。宮古そばの自慢のスープはカツオだしをベースに秘伝のスパイスを数種類加えることですっきりと味わい深くおいしい!

宮古そば 愛
「おにぎり」150円

シンプルな「おにぎり」の中には手作りのアンダンス(油味噌)が入っています。

■宮古そば 愛(みやこそば あい)
住所:沖縄県沖縄市上地1-14-6
TEL:098-933-9375
営業時間:18時~午前4時30分LO
定休日:日曜

自家製麺 なかむらそば/アーサ尽くしのそばは今や恩納村の名物に

自家製麺 なかむらそば
「アーサそば(中)」1000円

客足が絶えない、恩納村を代表する沖縄そば店。看板メニューの「アーサそば」のほか、ソーキと三枚肉をのせた、「なかむらそば(中)」1000円なども人気です。アーサそばは伊江島産のアーサ(アオサ)を麺やトッピング、カマボコに使用し、磯の香りが食欲をそそります。

自家製麺 なかむらそば
「ジューシー」300円

「ジューシー」はカツオの一番だしで炊き込み、そばとも好相性。

金月そば 読谷本店/魚介が豊かに香る天然だしと自家製麺が見事に調和

金月そば 読谷本店
「金月そば(並)」1200円

カツオやトビウオなど7種類の魚節でとったスープが自慢。自家製生麺はメニューによって使うものを変えているのだとか。「金月そば(並)」の自家製麺はふすま(小麦の表皮)を加えることで香ばしい風味も楽しめます。別皿で軟骨ソーキが付くのもうれしいですね。

金月そば 読谷本店
「ジューシー」300円

「ジューシー」はシイタケやニンジンなどを加え、カツオだしで炊くことであっさり仕上がっています。

■金月そば 読谷本店(きんちちそば よみたんほんてん)
住所: 沖縄県中頭郡読谷村喜名201
TEL:098-958-5896
営業時間:11~16時(売り切れ次第終了)
定休日:無休


【進化系】

パパイヤとスブイの沖縄そば“パパスブ”/自由な発想で作り上げたニュースタイルのそば

パパイヤとスブイの 沖縄そば“パパスブ”
「パパスブそば」900円

うま味に富んだスープは、豚骨のほかたっぷりのシイタケを使用したもの。店主が大好きだというパパイヤとスブイ(冬瓜)の味わいも楽しみたい。特徴のあるスープとウェーブのかかった自家製手もみ麺との相性がバツグンです。軟骨の存在感と自家製麺の歯ごたえが独特。

■パパイヤとスブイの沖縄そば“パパスブ”(ぱぱいやとすぶいのおきなわそば”ぱぱすぶ")
住所:沖縄県宜野湾市大山7‐10-1350-81
TEL:なし
営業時間:11~15時
定休日:不定休

貝出汁沖縄そば キセキ./見た目の鮮やかな斬新な一杯

貝出汁沖縄そば キセキ.
「貝出汁ミックス肉セット」1590円

濃厚な豚骨白湯と合わせたクリーミーなスープ。揚げごぼうを添えるなど見た目にもこだわっています。「貝出汁ミックス肉セット」には炙り三枚肉とやわらかい軟骨ソーキの2種類の肉を堪能。とろける黒糖プリンやあさりご飯も付きます。

■貝出汁沖縄そば キセキ.(かいだしおきなわそば きせき.)
住所:沖縄県浦添市仲間3-22-25たいら園茶山ビル102
TEL:098-988-0419
営業時間:11~15時LO、18時~20時45分LO
定休日:無休(不定休あり)

STAND EIBUN/伝統の中にも斬新なアイデアが光る

STAND EIBUN
「EIBUNのアーサーそば」1250円

スープは沖縄そばの伝統を生かしつつ、「カレー沖縄そば」1200円や「まぜそば」1100円~などの個性派メニューが揃います。カウンター席のみの店内はスタイリッシュな雰囲気。「EIBUNの アーサーそば」はアーサ(海藻の一種)を麺にもカマボコにも練りこんでいる人気メニューです※2号店限定。

■STAND EIBUN(すたんど えいぶん)
住所:沖縄県那覇市壺屋1-1-18 1階
TEL:080-7178-1187
営業時間:11~16時
定休日:水曜

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●この記事は『るるぶ沖縄'26』に掲載した記事をもとに作成しています。

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