カステラに豆花にドーナツ♪ いま東京で味わいたい本格台湾スイーツ4選
ブームがはじまって以来、その人気をキープし続けている台湾スイーツ。素材を生かした程よい甘みや豊富なバリエーション、フォトジェニックな見た目など魅力たっぷり!台湾出身の編集者・旅行作家のMihoWangさん(@mihostaiwan)に、都内で本場の味が楽しめるお店を教えてもらいました!
Summary
【南青山】台湾といえば!鉄板のパイナップルケーキを堪能「SunnyHills at Minami-Aoyama」
東京メトロ表参道駅から徒歩7分ほど、おしゃれなショップが立ち並ぶ通りを抜けた先でひときわ目を引く、ヒノキの角材に覆われた建物が「SunnyHills at Minami-Aoyama(さにーひるず みなみあおやま)」です。
なんと、設計を手がけたのは有名建築家の隈研吾氏。店舗の中も、ヒノキのいい香りと温かみのあるムードが漂います。
名物は「パイナップルケーキ」。台湾・南投の、さんさんと降り注ぐ太陽と、鉄分を豊富に含んだ水はけのいい赤土はパイナップルの栽培に最適。そんな恵まれた環境で育ったみずみずしい「土パイナップル」をじっくり煮詰め、ザクザクとした果肉の食感と甘み・酸味を適度に残したジャムに。
ジャムを包むクッキー生地にも、台湾のブランド卵や厳選した小麦粉、さっぱりとしたニュージーランド産のグラスフェッドバター(牧草を飼料として育てられた牛のミルクからできるバター)を使用するなどこだわりが満載です。
低温で時間をかけて煮詰めることで、青森産の紅玉りんごそのままのフレッシュな甘酢っぱさとシャクシャクとした食感を閉じ込めた「りんごケーキ」も人気。
生地には、「パイナップルケーキ」とは異なるフランス産の発酵バターを使用。りんごの味わいや食感を引き立てる、ほろほろとしたクッキー生地に仕上げています。
「パイナップルケーキ」と「りんごケーキ」をどちらも味わえる、南青山の店舗限定のセットも必見。店舗の建物をモチーフにしたパッケージや、隈研吾氏のスケッチが配された布袋もついてくるので、おみやげにもぴったりです。
■SunnyHills at Minami-Aoyama(さにーひるず みなみあおやま)
住所:東京都港区南青山3-10-20
TEL:03-3408-7778
営業時間: 11〜19時
定休日:無休
【五反田】台湾式朝食専門店で味わう甘じょっぱスイーツがおいしい!「東京豆漿生活」
JR五反田駅から徒歩5分ほどの場所に位置する「東京豆漿生活(とうきょうとうじゃんせいかつ)」は、台湾式の朝食専門店。気になってふと入りたくなってしまうような、異国情緒漂う外観が目印です。
温かみのある木目調の店内では、定番の豆乳スープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」から台湾粥、台湾式おにぎり「飯糰(ファントン)」など、どれも本格的なメニューが味わえます。
ぜひ味わってほしいスイーツは、「花生餅(フアシェンビン)」。何層かに重なったほろほろ食感の薄皮の中に、細かく砕いたピーナッツとピーナッツペーストを使ったあんがぎっしりと詰まったお菓子です。あんには少量の塩も入っていて、絶妙な甘じょっぱさがクセになります。
東京・大田区の老舗「内藤製あん」から仕入れているあんこと、自家製の肉でんぶをたっぷりと使用した「紅豆肉鬆餅(ホンドゥーロゥソンピン)」も、ぜひ味わってほしい一品。日本ではあまりない組み合わせですが、程よい甘さのあんこと、肉てんぶ(台湾の伝統的な豚肉加工品、肉をほぐしたドライフードで、砂糖と醤油をベースにした味つけが特徴)の甘じょっぱい味わいがぴったりマッチしている台湾特有のスイーツです。
■東京豆漿生活(とうきょうとうじゃんせいかつ)
住所:東京都品川区西五反田1-20-3 MKYビル1F
TEL:03-6417-0335
営業時間:8〜15時(土・日曜、祝日は9時〜 ※8〜10時整理券配布)
定休日:無休
【人形町】100年以上の歴史を誇る老舗の名スイーツを満喫「連珍 台湾タロイモスイーツ専門店」
台湾で創業112年の歴史を誇る老舗「連珍 台湾タロイモスイーツ専門店(れんちん たいわんたろいもすいーつせんもんてん)」。東京メトロ人形町駅から徒歩1分ほどの場所に日本初の店舗をオープンして以来、愛されているお店です。
台湾・大甲区の特産品であるタロイモをふんだんに使った、無添加・無着色・保存料不使用にこだわったスイーツがずらり。新鮮なタロイモを台湾から輸入し、店舗併設の工房で毎日蒸して調理したできたてを味わえます。
必食は、タロイモクリームを台湾カステラ風の生地で巻いた「タロイモロールケーキ」。生地のふわふわ食感と、甘さ控えめのクリームが相性抜群で、ひと口食べると止まらなくなってしまう逸品です。
サクサクのクッキーシューに、たっぷりのタロイモクリームが入った「タロイモシュークリーム」にも注目。甘すぎないからペロっと食べられちゃいます!
そのほかにも、蒸したタロイモを、黒米ともち米を混ぜたもちもちの生地で挟んだ「黒米タロイモ」など、スイーツのバリエーションが豊富なのも魅力。ぜひお気に入りを見つけてみてください♪
■連珍 台湾タロイモスイーツ専門店(れんちん たいわんたろいもすいーつせんもんてん)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-10-11 1F
TEL:03-6810-9189
営業時間: 11〜18時
定休日:無休
【飯田橋】3種の絶品揚げマントーに舌鼓「wanna manna 東京飯田橋サクラテラス店」
「wanna manna 東京飯田橋サクラテラス店(わなまな とうきょういいだばしさくらてらすてん)」は、JR飯田橋駅から徒歩2分ほどの複合施設「飯田橋サクラテラス」内に店舗を構える台湾朝食の専門店です。
台湾出身のスタッフがメニュー開発を担当し、本場の味を再現。一部の素材や調理機材なども台湾から輸入して作っているという、こだわりの一皿を味わえます。
そんなお店のおすすめスイーツは、「揚げマントー」。台湾の大手食品メーカー「奇美食品(チーメイ)」のマントーを使用し、注文を受けてから揚げることで、揚げたてアツアツの状態を味わえます。
チーズ×練乳との甘じょっぱいバランスが絶妙な「チーズ」、香ばしさが引き立つ「ピーナッツ」、外はサクサクのマントーとの相性が抜群のとろーりとした「練乳」の3種類があるので、好みや気分に合わせて選べるのもうれしいポイント!
台湾で修行を積んだ豆花職人・Yoshiさん監修の期間限定メニューも登場。豆から製法までこだわり抜いた「wanna manna」の豆乳、厳選した素材で手間暇かけて作られたトッピング、数種類の黒糖をブレンドした香り高い糖水で、やさしい甘さと素材を生かしたシンプルな味わいに仕上げた一品をお見逃しなく。
■wanna manna 東京飯田橋サクラテラス店(わなまな とうきょういいだばしさくらてらすてん)
住所:東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム サクラテラス 2F
TEL:03-6380-8646
営業時間: 8〜19時(18時30分LO)
定休日:無休
本格的な台湾スイーツが目白押し!まるで台湾を旅行しているような本場の味を、都内で手軽に味わってみては?
【監修者プロフィール】
Miho Wang
SNS:@mihostaiwan,@mihowang47
Facebook:filmmiho
台湾出身の作家、インフルエンサー。日本観光メディア「MATCHA」の編集長を務め、300店舗以上の取材経験から最新情報・穴場・伝統なスポットに精通。SNSアカウントの合計フォロワー数は14万を超え、多くの支持を得ている。東京と台湾の台湾グルメや関連イベントについても情報を発信している。
Photo:Miho Wang、Sunny Hills at Minami-Aoyama、東京豆漿生活、連珍 台湾タロイモスイーツ専門店、wanna manna 東京飯田橋サクラテラス店
Text:河野未夢(vivace)
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