【神奈川・川崎】「生田緑地ばら苑」秋の公開スタート! 「全国都市緑化かわさきフェア」と同時開催で素敵なフォトスポットも
新宿駅から電車とバスで30〜40分でアクセスできる「生田緑地ばら苑」は、バラの開花に合わせて春と秋のみ開苑。2024年の秋は10月19日(土)~11月17日(日)まで公開しています。また、毎年全国で行われている全国都市緑化フェアが、今回はここ川崎市を舞台に「全国都市緑化かわさきフェア」として同時開催中。さっそくでかけてきました!
Summary
生田緑地ばら苑で優雅に過ごそう
多摩丘陵の丘の上にある「生田緑地ばら苑」は、秋は625種約2900株ものバラが咲くおすすめスポット。森に囲まれて空気も澄んでいるので、“秘密の花園”といわれるのも納得の光景が広がります! 午前中の早い時間のほうが甘い香りをより感じられるのだそう。
秋バラの特徴は香りも色も濃厚なこと。生田緑地ばら苑で見られるバラのうち注目は、黒バラの名花といわれる「パパ・メイアン」。ベルベットのような光沢があって黒みが強く、秋には必ず見たいバラです。また、香水にもなった「芳純」は鼻を近づけて何度も深呼吸してしまうほどの華やかな香り。ぜひ見つけてみてください。
「全国都市緑化かわさきフェア」の開催にともなって、休憩所には素敵なテーブルが登場! 色とりどりのバラを背景に写真を撮らずにはいられません。ドリンクやフードのキッチンカーも毎日出店しているので、優雅な気分でゆっくりと過ごせますよ。
今回はトークショーやガイドツアー、コンサート、ワークショップなど、イベントもいつもより盛りだくさん! 詳しいスケジュールは公式Webサイトでチェックできます。
■生田緑地ばら苑(いくたりょくちばらえん)
住所:川崎市多摩区長尾2-8-1ほか
TEL:044-978-5270
営業時間:10~16時(土・日曜・祝日は9時〜)入苑は〜15時30分
休苑日:11月1日(金)
料金:入苑無料
アクセス:小田急線向ヶ丘遊園駅からバス5分
公式Webサイト https://www.ikuta-rose.jp
生田緑地に斬新アートが出現!
「全国都市緑化かわさきフェア」は、川崎区「富士見公園」、中原区「等々力緑地」、多摩区「生田緑地」の3つの会場を中心に展開。今回が終わると、次は来年の春2025年3月22日(土)〜4月13日(日)に開催されます。
生田緑地のさまざまな場所に自然を生かしたアートが出現していると聞いて、「生田緑地ばら苑」から生田緑地東口へのシャトルバスに乗車! 到着すると、生田緑地の竹を使って組まれたアーチに紅白の布がゆれる「竹のエントランスゲート」が出迎えてくれました。
メタセコイア林に藍染めの布がゆらめく「藍と霧のメタセコイア」は、人工の霧が雲の中にいるような幻想的な空間を演出。そのときの空気の流れや光の動きによって景色が変わるので、おもしろい写真を撮ることができそうですね。
西口の芝生広場には、樹木の伝染病“ナラ枯れ”により伐採された生田緑地の木の薪を並べて、巨大な絵を描いた「薪の花のランドアート」。開放感と穏やかに流れる時間を感じながら、生田緑地のナラ枯れの問題にも目を向けるいい機会になりました。
フェア開催期間中は、ほかにも生田緑地の自然を知る展示やガイドツアー、ワークショップなどのイベントがたくさん。詳しくは公式Webサイトもチェック!
■全国都市緑化かわさきフェア(ぜんこくとしりょっかかわさきふぇあ)
公式Webサイト https://green-for-all-kawasaki2024.jp
そもそも生田緑地ってどんなところ?
「生田緑地」は面積約119.3ヘクタールの広大な都市公園。雑木林や湿地などの自然がそのまま残され、園内に張り巡らされた散策路を歩くと、都心から30分の場所にいるとは思えないような感覚になります。
早春はウメ、春はサクラやツツジ、初夏はハナショウブやアジサイの花が咲き、春の新緑、夏の緑、秋の紅葉も見事! ゲンジボタルやホトケドジョウなどの貴重な生き物も生息しています。
また、「川崎市立日本民家園」「かわさき宙と緑の科学館」「川崎市岡本太郎美術館」などの文化施設もあり、興味の趣くままに訪れるのもおすすめ。それぞれに見どころがあるのでご紹介。
【川崎市立日本民家園】江戸時代の古民家など25件が並ぶ野外博物館
「川崎市立日本民家園」には日本各地に建っていた農家や網元の家、宿場の旅籠商家、農村歌舞伎舞台などさまざまな種類の建物が移築されています。なかでも合掌造りの古民家が立ち並ぶエリアはまさに昔話の世界! 囲炉裏で火を焚いている民家もあり、炎を眺めていると心が落ち着きますよ。
■川崎市立日本民家園(かわさきしりつにほんみんかえん)
TEL:044-922-2181
営業時間:9時30分〜17時(11〜2月は〜16時30分)入園は30分前まで ※11月1日(金)は13時閉園
定休日:月曜(祝日の場合は開園)、祝日の翌日(土・日曜・祝日の場合は開園)、臨時休園あり ※10月19日~11月17日「全国都市緑化かわさきフェア」の期間は月曜も開園
料金:入園一般550円、高校生・大学生・65歳以上330円、中学生以下・川崎市内65歳以上無料 ※一般、中学生以下以外は要証明証
公式Webサイト https://www.nihonminkaen.jp
【かわさき宙(そら)と緑の科学館】プラネタリウムでリアルな星空を見上げよう
生田緑地で見られる生き物の美しい標本が展示されている「かわさき宙(そら)と緑の科学館」。毎月内容が変わるオリジナル番組を生解説で楽しめるプラネタリウムも必見! 肉眼では見えない星まで映し出され、それらが今にも降ってきそうな迫力です。
■かわさき宙と緑の科学館(かわさきそらとみどりのかがくかん)
TEL:044-922-4731
料金:入館無料、プラネタリウム一般400円、高校生・大学生・65歳以上200円、中学生以下無料 ※生田緑地の施設には割引制度あり
営業時間:9時30分〜17時
定休日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜は休館)、祝日の翌日(土・日曜・祝日の場合は開館)※10月19日~11月17日「全国都市緑化かわさきフェア」の期間は一部日程を除き毎日開館
公式Webサイト https://www.nature-kawasaki.jp
【川崎市岡本太郎美術館】川崎市出身の岡本太郎の作品約1800点を収蔵
「川崎市岡本太郎美術館」では岡本太郎の足跡をたどり、芸術性あふれる作品を展示。椅子形の作品「坐ることを拒否する椅子」「手の椅子」は実際に座って造形の世界を体感することができます。「若い夢」「太陽の塔」の顔出しパネルは人気のフォトスポットなのでぜひ!
■川崎市岡本太郎美術館(かわさきしおかもとたろうびじゅつかん)
TEL:044-900-9898
営業時間:9時30分〜17時(入館は〜16時30分)
定休日:月曜(祝日は除く)、祝日の翌日(土・日曜は除く)、臨時休館あり ※10月19日~11月17日「全国都市緑化かわさきフェア」の期間は月曜も開館
料金:観覧料は展覧会ごとに異なる ※生田緑地の施設には割引制度あり
公式Webサイト https://www.taromuseum.jp
緑を眺めながらホッとひと息できるカラフルメニューも
いろいろと見てまわったら、緑を眺めながらくつろげるカフェで休みましょう。「かわさき宙と緑の科学館」の「Cafe星めぐり」で味わえるドリンク「『星めぐり』マジックアワー」は、かき混ぜると魔法のように色が変わるのだそう。
「川崎市岡本太郎美術館」の「カフェテリアTARO」では、「太陽の塔」をイメージした「『TARO』限定 太陽のパルフェ」がインパクトあり! ソフトクリームとカリカリのクリスプにムースシュークリームとミックスベリーがたっぷりトッピングされています。
「生田緑地」はさまざまな楽しみ方ができて、一日中過ごしても飽きることがなく、季節ごとに風景も変わるので何度でも訪れたくなる場所。まずは「生田緑地ばら苑」や「全国都市緑化かわさきフェア」へ、でかけてみてはいかがでしょうか。
■生田緑地(いくたりょくち)
住所:川崎市多摩区枡形7-1-4
TEL:044-933-2300(生田緑地東口ビジターセンター)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩15分
公式Webサイト https://www.ikutaryokuti.jp
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Photo:生田緑地ばら苑、全国都市緑化かわさきフェア、生田緑地、川崎市立日本民家園、かわさき宙(そら)と緑の科学館、川崎市岡本太郎美術館
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