プロの夜景写真家に聞く! クリスマスイルミネーションのスマホ撮影Tips
まもなくホリデーシーズン。クリスマスイルミネーションが街を彩りはじめる頃合いです。眺めるだけでなく思い出にも残せるよう、イルミネーションをきれいに撮るコツが知りたい! ということで今回は、夜景写真家の中村勇太さん(@yakeifan_nakamura)に、スマートフォンでイルミネーションを撮るテクニックをレクチャーしてもらいました。腕試しに最適な、2024年のクリスマスイルミネーション&ライトアップイベント情報もご紹介します!
Summary
スマホでイルミ撮影する際の基本のキ
いざ撮影するにあたって、下準備として必要なのは以下の2つ。
1. ピントを合わせる
2. 夜景モードで撮影する
ピンボケは後から修正できないため、事前にタップしてピントを合わせておくのが大事です。また、スマホに搭載されている夜景撮影モード(ナイトモード)※ もしっかり活用しましょう。
※メーカーや機種により、機能や名称が異なります
【基礎編】押さえておきたい簡単テクニック
レンズの汚れに気をつける
●Before意外と見落としがちなのがレンズの汚れ。昼の撮影では気にならなくても、暗くなった途端に撮影の邪魔をします。
●Afterレンズの汚れの影響は、昼間の撮影よりも光源が多い夜景撮影の際に顕著に現れます。レンズが汚れたまま撮影すると、全体的にぼんやりした印象になるほか、光源を中心に余分な光の線が写ってしまうので、撮影前にレンズが汚れていないか確認し、汚れていたらメガネ拭きなどのクロスできれいに拭きましょう。
フラッシュ機能をオフにする
●Before夜は暗いのでフラッシュは必須なはず! と、安易に使用してはダメ。意外な落とし穴があるんです。
●Afterイルミネーションを広く撮影する際も、フラッシュが届くのは1m程度のため被写体に届かず、スマホの判断で明るさが足りているとされ、逆に暗くなってしまうこともあります。イルミネーションを撮影する際は、フラッシュはオフにすることを忘れないでください。
【応用編】プラスワンで差がつく撮影のコツ
ポートレートモードで撮影する
●Before人物撮影に使用するポートレートモード。実はイルミネーション撮影にも活用できる優秀な機能なんです。
●After主題ばかりに気を取られ、背景選びはおろそかになりがちですが、背景にもこだわるとイルミネーション撮影がより楽しくなりますよ。
スマホをスマホで撮る
●Beforeより映えるイルミ写真が撮りたいならぜひ試してほしいテクニックが、スマホ2台を駆使した撮影方法です。
●Afterポイントはフレーム内に映るスマホを持つ手で、なるべくスマホを隠さないようにすることです。友人や恋人と一緒に撮影を楽しめ、盛り上がること間違いなし!
【番外編】まだまだある! とっておきの撮影アイデア
リフレクション撮影
●Beforeさらに、ワンランク上のテクニックも押さえておきましょう。
●After水たまりの大きさ、形によって映り込み具合が変化するので、よりきれいに映り込む水たまりを選ぶのも重要です。
2024年おすすめクリスマスイルミネーション&ライトアップイベント情報
教わった撮影テクを駆使してさっそく腕試し!全国のクリスマスイルミネーション&ライトアップイベント情報は以下をチェック!
全国のおすすめイルミネーション&ライトアップイベント(2024~2025年冬版)
2024~2025年冬の「るるぶ&more.」おすすめのイルミネーション・ライトアップイベントをご紹介。エリアごとの人気ランキングや、おすすめ都市、東京の人気エリア、都道府県ごとのイルミネーションなど。クリスマスのデートや冬のおでかけで、ロマンチックな夜景めぐりを楽しみませんか。
プロの夜景写真家に教わるイルミ撮影テク、いかがでしたか。今年のクリスマスは、思い出をきれいな映え写真でたくさん残してみてくださいね。
【監修者プロフィール】
中村勇太
SNS:@yakeifan_nakamura
WEB:https://yakei-nakamura.com/
日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」(https://yakei-fan.com/)編集長。夜景イベント企画&監修、メディア出演などでも活躍中。
Photo:中村勇太
Text:中村勇太、小山亮子(vivace)
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