【千葉・館山市】歩いて行ける無人島「沖ノ島公園」の魅力をたっぷりご紹介

【千葉・館山市】歩いて行ける無人島「沖ノ島公園」の魅力をたっぷりご紹介

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館山湾の南端近くに浮かぶ沖ノ島公園(おきのしまこうえん)。島といっても陸続きになっていて、歩いて渡ることができる陸繋島です。周囲1kmほどの小さな島ですが、南房総きっての透明度を誇る海水浴場として知られるほか、岩場と砂浜が混在する海岸線では釣りや磯遊び、スノーケリングなども楽しめます。緑に覆われた島内には散策路があり、おさんぽするのもおすすめ。1年を通じて楽しめる、魅力いっぱいの沖ノ島公園を紹介しましょう。

Summary

「沖ノ島公園」はこんなところです!

島の入口に立つ沖ノ島公園マップ
島の入口に立つ沖ノ島公園マップ
沖ノ島公園マップ(拡大)
沖ノ島公園マップ(拡大)

まずは島の入口に立つ案内版を参考に、島の概略を見ていきましょう。島の周囲は約1kmで、島全体が公園になっています。島の南東部分にある砂浜が房総半島の陸地と繋がっています。もともと沖ノ島は陸から500mほど沖合いに浮かんでいましたが、関東大震災で周囲の土地が隆起したことなどで陸続きの島になりました。

「倒木」のイラストが描かれていますが、沖ノ島の森は2019年の台風により甚大な被害を受けました。樹齢を重ねた大木はことごとく倒され、一時は島内立入禁止になるほどに。現在はNPO法人などによる再生活動が行われており、島内各所にその取り組みを伝える看板が設置されています。

広い砂浜の両側が海水浴場になる
広い砂浜の両側が海水浴場になる

こちらは陸から見た沖ノ島の全景です。夏になると広々とした砂浜に海の家も登場し、海水浴場として賑わいます。この砂浜を島に向かって歩いていくと森の中央あたりに遊歩道の入口が見えてきます。

遊歩道の入口。深い緑の中に遊歩道が設けられている
遊歩道の入口。深い緑の中に遊歩道が設けられている

島内にはトイレがないので、島に入る前に済ませておきましょう。また、水場もないので、飲料水など必要なものは全部持って行くのがおすすめです。

自然がいっぱい! 島内1周へLet’s Go!

島の中央にある休憩所
島の中央にある休憩所

遊歩道に足を踏み入れるとすぐに、冒頭の看板が見えてきます。これを過ぎた先、右側にあるのが休憩所。この先を右に折れ、北に向かうと小さな入り江に出ます。

北の入り江
北の入り江

ここには天然のプールのような潮だまりがあり、遊泳も可能。ただし、入り江の外側は流れが速い場所もあるので入り江から出ないように注意が必要です。スノーケリングを楽しむこともできます。

東の休憩所
東の休憩所

入り江の東側にはベンチがあります。視界が開けた場所なので、ここでお弁当を食べるのもおすすめです。

西の浜辺は磯遊びに最適
西の浜辺は磯遊びに最適

今度は、入り江から西側へと進んでみましょう。少し歩くと70mほどの浜辺に出ます。浜辺といっても岩礁帯が多く、また沖は潮の流れが速いので海水浴には向きません。潮だまりでの磯遊びには向いているので、生き物観察などがおすすめです。

大小さまざまな貝殻を拾える
大小さまざまな貝殻を拾える

また、足下の砂浜をよく見ると、帯状に貝殻が打ち上げられているのがわかります。ここは、貝殻やシーグラスなどを拾うビーチコーミングの場所として有名な場所。いくつか拾って館山のおみやげにしてもいいかもしれません。

SNSで人気の映えスポットや幸運をよぶ神社も!

洞窟の入口
洞窟の入口
話題の撮影スポット
話題の撮影スポット

西の浜辺を過ぎた先に、最近話題の洞窟があります。これは全長10mほどの横穴で、太平洋戦争時に使われていたといわれるもの。中に入り、2つの横穴を過ぎると出口がぽっかりと開いています。

ここで記念写真を撮るのが人気ですが、夏や週末は洞窟の外側まで大行列になることもあります。多くの人が訪れたことで周囲の自然への影響も出始めているので、訪問の際にはルールやマナーを守って楽しみましょう。

宇賀明神への案内版
宇賀明神への案内版
宇賀明神
宇賀明神

遊歩道に戻り、東に進むと「宇賀明神社」の案内版が見えてきます。宇賀明神は産業の神様を祭る神社で、その昔、春になるとイワシの群れが島を囲み、海を深紅に染めたという言い伝えが残っています。神社内には赤い糸とイワシ網が設置されており、網に糸をハート形にして結ぶと幸せが訪れるそう。近年注目されている人気の縁結びスポットです。

南の海岸も磯遊びに最適
南の海岸も磯遊びに最適

宇賀明神の階段を下りると、南の海岸に出ます。小さな入り江のある岩礁帯で、ここでも磯遊びなどを楽しめます。岩を歩いて東に向かえば、沖ノ島と陸とを結ぶ砂浜まではすぐ。これで島をぐるっとひと回りしたことになります。

もっと島を知りたい! ガイドツアーもおすすめ

沖ノ島無人島探検 ガイドツアー
沖ノ島無人島探検 ガイドツアー
シュノーケリング(スノーケリング)体験
シュノーケリング(スノーケリング)体験
沖ノ島付近はサンゴの北限とされている
沖ノ島付近はサンゴの北限とされている

沖ノ島は自分たちだけで散策しても十分に楽しめる島ですが、島の歴史や自然、動植物などについて、より深く知りたい人にはガイドツアーがおすすめです。NPO法人たてやま・海辺の鑑定団では、「沖ノ島無人島探検 ガイドツアー」や「シュノーケリング(スノーケリング)体験」などの自然体験プログラムを用意。スノーケリングでは、近年生息範囲が広がりつつサンゴを見ることもできます。開催日などの詳細は公式WEBサイトで確認してください。

■NPO法人たてやま・海辺の鑑定団
https://umikan.jp/

夏はもちろん、1年中楽しめる沖ノ島公園。館山を訪れた際には、ぜひ足をのばしてみてください。

■沖ノ島公園(おきのしまこうえん)
住所:千葉県館山市富士見地先
TEL:0470-22-2000(館山市観光協会)
料金:散策自由 ※海水浴シーズン中は「沖ノ島環境保全協力金」1人1口500円または車1台(1グループ)1口1000円(任意)
アクセス:JR館山駅から車で15分
駐車場:400台
URL:https://tateyamacity.com/archives/215


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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