食・グルメ 2024.11.30

【福井県】「道の駅若狭おばま」で鯖街道・小浜の食文化を体感！

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福井県小浜市は、若狭と京都をつなぐ「鯖街道」始まりの地で、京都との深いつながりから独自の文化を作り上げてきました。そんな小浜市にある「道の駅若狭おばま」は、休憩や観光情報の入手だけでなく、地域の食文化をさまざまな形で体験できる人気のスポットです。グルメもショッピングも楽しめて、SNS映えする写真も撮影できる、エンタメ感あふれる道の駅に出かけてみませんか。

Summary

2023年のリニューアルで売り場面積が1.6倍に
オリジナル商品が充実！　3つのエリアを巡っておみやげ選び
SNS映えしそうなフォトスポットもチェック！
炊きたての羽釜ご飯を味わう「おくどさんランチ」
小浜の伝統食「鯖のしょうゆ干し」で作るピタサンド

2023年のリニューアルで売り場面積が1.6倍に

福井県若狭地方は、古代から「御食国（みけつくに）」として、京の都に食材を運ぶ役割を担っていました。小浜を起点に若狭と京を往来した道は「鯖街道」とよばれ、「若狭もん」と重宝された海産物をはじめ、人や文化の交流を支えたと言われています。そんな小浜の食文化を楽しめるのが、「道の駅若狭おばま」です。

売場の入口では、鯖をモチーフにしたゲートがお出迎え。売場には2000種類以上の商品が並んでいます — 入口では鯖をモチーフにしたゲートがお出迎え。売り場には2000種類以上の商品が並んでいます

「道の駅若狭おばま」は、2023年にリニューアルを行い、売り場面積を1.6倍に拡大。鯖街道から生まれた小浜の食文化を楽しむ「鯖街道ワンダーランド」をコンセプトに、体験型の売り場作りに力を入れています。

オリジナル商品が充実！ 3つのエリアを巡っておみやげ選び

左からオリジナル商品のふくいへしこオイル、へしこバーニャカウダ瓶各940円 — 左から、「ふくいへしこオイル瓶」、オリジナル商品の「へしこバーニャカウダ」各940円

小浜の冬の味覚「若狭ふぐ」のひれを香ばしく焼き上げた「若狭ふぐひれ」360円。温めた日本酒に浸して、ひれ酒を楽しめます

「道の駅若狭おばま」の物販コーナーは、海・里・街の3つのエリアに分かれていて、それぞれのエリアの特産品や、ここでしか購入できないオリジナル商品がセレクトされています。海エリアには、鯖のぬか漬け「へしこ」や魚のしょうゆ干しといった伝統的な海産品をはじめ、種類豊富な鯖缶、「へしこ」をアンチョビ風に加工した「へしこバーニャカウダ」、小浜に古くから伝わる魚醤をベースにした「雲丹醤（うにひしお）」など、ご飯にも酒の肴にも持ってこいの商品が揃っています。

里コーナーの棚には、百人一首の舞台になった「田烏の棚田」にちなんだ稲穂が飾られています

福井ブランドの黒毛和種「若狭牛」を手軽に味わえる「おいしい若狭牛カレー」540円、若狭産シカ肉で作る「薬膳ジビエカレー」830円

里エリアは、地元の新鮮な野菜や農産加工品のコーナーです。若狭特産の梅干しは、生産者ごとにしょっぱさや酸味が違うので、掲示された「梅干しチャート」を見ながら、自分好みの梅干しを探しましょう。焼き鯖寿司や老舗お酢屋特製の弁当などのほか、小浜産ブランド米「若狭のめぐみ」の米を使用したプレミアムクリームパンも人気です。

小浜市の伝統工芸品である若狭塗箸も豊富に揃います。売場では、箸で大豆をつまむ豆つかみゲームにチャレンジできます — 小浜市の伝統工芸品である若狭塗箸も豊富に揃います。売り場では、箸で大豆をつまむ豆つかみゲームにチャレンジできます

左から小浜で製塩された塩を振りかけて食べる若狭おばまプリン塩460円、プレーン440円、ボトルでっち羊かん410円 — 左から、小浜で製塩された塩を振りかけて食べる「若狭おばまプリン塩」460円、「プレーン」440円、「ボトルでっち羊かん」410円

街エリアには、伝統工芸品と福井の銘菓が揃っています。ギフトにもおススメの若狭塗箸は、デザインとサイズのバリエーションが豊富で、サンプルを試しながら、自分の手に合う箸が選べます。スイーツは、地元の菓子店とコラボした、オリジナルのボトル入りプリンとでっち羊かんが人気です。売り場にはスタッフ手作りのポップがたくさん貼ってあり、生産の現場を見たり、作り手から聞いた話をもとに魅力を発信しています。ぜひ、おみやげ選びの参考にしてくださいね。

SNS映えしそうなフォトスポットもチェック！

里エリアの総菜コーナーには、魚のしょうゆ入れの形をしたユニークな照明がずらり — 里エリアの総菜コーナーには、魚のしょうゆさしの形をしたユニークな照明がずらり

「道の駅若狭おばま」は、思わず写真に収めたくなるフォトスポットが多いのも特徴です。売り場の中央に吊るされた背負い籠と編み笠は、行商人スタイルで買い物が楽しめるコスプレアイテム！　記念写真を撮り、SNSに投稿する観光客も多いそう。ほかにも、正面入口にかけられた大きな鯖のれんや、里エリアにある魚のしょうゆさし形の照明、海エリアの鯖缶ウォールなど、フォトジェニックなポイントが満載です。

炊きたての羽釜ご飯を味わう「おくどさんランチ」

ひまわりを有機肥料として活用した、小浜産の「ひまわり米」を使用。すっきりとした、飽きの来ない味わいです — ひまわりを有機肥料として活用した、小浜産の「ひまわり米」を使用。すっきりとした、飽きのこない味わいです

「道の駅若狭おばま」の敷地内には、カジュアルな和風ダイニング「和久里のごはんやおくどさん」があり、地元食材をふんだんに使った地産地消ランチが味わえます。「おくどさん」とは、かまどを指す京言葉で、その名の通り、かまど炊きの羽釜ご飯が自慢です。

「和久里のごはんやおくどさん」の料理は、食材の90％以上が地元産。多彩な料理を少しずつ味わえる人気の「おくどさんランチ」をはじめ、野菜の水分だけで作る本格派のスパイスカレーや丼セットなど、幅広いメニューが揃います。羽釜ご飯はお替り自由なので、お腹いっぱい美味しいご飯が食べられますよ。

■和久里のごはんやおくどさん（わくりのごはんやおくどさん）
住所：福井県小浜市和久里24-25-1
TEL：0770-64-5246
営業時間：11～16時（ランチは14時30分まで）
定休日：毎月末（月末が祝日の場合は翌平日）

小浜の伝統食「鯖のしょうゆ干し」で作るピタサンド

「醤油香る鯖サンド」800円。キャロットラペや新鮮な野菜をふんだんに詰め込み、自家製のケチャップと柑橘香るマヨソースでいただきます

「道の駅若狭おばま」内にもテイクアウト店「小浜pocket」があり、ピタというポケット状のパン生地に具材を詰め込んだサンドイッチが名物です。鯖の竜田揚げを挟んだ「醤油香る鯖サンド」は、魚をしょうゆタレに漬けて干す、小浜伝統の「しょうゆ干し」をお洒落にアレンジした一品。しょうゆの香ばしさをまとった鯖のうま味が口いっぱいに広がります。ほかにも、小浜のローカルグルメ「タイカツ」や若狭いちじくやへしこ、五徳味噌など、小浜らしい味わいのソフトクリームをテイクアウトできます。