国立民族学博物館

【大阪・万博記念公園】国立民族学博物館(みんぱく)へ行こう! 世界旅行気分で見応えたっぷり♪

大阪府 万博記念公園 おでかけ ミュージアム 博物館 アート
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

大阪の万博記念公園内にある「国立民族学博物館(こくりつみんぞくがくはくぶつかん)」は、膨大な民族資料をコレクションする世界最大規模の民族学博物館です。2024年に創設から50年を迎え、ますますパワーアップする博物館を、世界旅行気分で巡ってみましょう。

Summary

「国立民族学博物館」は世界で唯一の存在

「国立民族学博物館

“みんぱく”の愛称で親しまれる「国立民族学博物館」は、全世界の民族学・文化人類学の研究を行いながら、その成果を展示する博物館活動も行う、世界で唯一の機関です。

国立民族学博物館
中央パティオ「未来の遺跡」※入場不可

民族学博物館の施設としては世界最大規模で、世界各地から収集した標本資料は、なんと34万6000点以上! その内の約1万2000点の資料展示や、約850本の映像番組などを通して、世界の多彩な文化にふれることができます。

国立民族学博物館
©国立民族学博物館

広い館内はみどころ豊富。うまく巡るには、館内地図で案内しながら各資料について映像と音声で解説してくれるみんぱく電子ガイド(無料)を利用するのもおすすめです。
さらに、定められた鑑賞コースを約50分で巡る自動運転モビリティも文化施設で世界初導入。1つ1つの展示品に集中して鑑賞したり、通常と違った視点で新しい発見ができたりするので、うまく取り入れてみてください。

展示を見ながら地球を1周! 実際にふれる資料もたくさん

国立民族学博物館

「国立民族学博物館」では、世界をオセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、さらにアジア各地域に分けた地域展示と、音楽、言語など通文化展示があります。
まずは、海や島での暮らしにフォーカスを当てたオセアニアから観覧スタート! 伝統技術で作られたカヌー・チェチェメニ号が出迎えてくれます。

国立民族学博物館

展示はオセアニアから世界を東回りに1周していきます。続いては、衣・食・宗教からアメリカ大陸の多様性と歴史を紐解く、アメリカの展示エリアへ。広大な地域の異なる環境に適した衣服は、実用的で装飾も美しい!

国立民族学博物館

続くヨーロッパでは、伝統的な生活様式と宗教、さらに近代化によって変動していく様子を示します。
亡き人の生前の姿を絵と物語で描き出した、ルーマニアの陽気な墓地などは、とても興味深いです。

国立民族学博物館

アフリカゾーンでは、現在のアフリカに生きる人々の生活を紹介します。まず目を引くのが、内戦の終結後に、モザンビークの人々の手から回収した武器を素材として作った『いのちの輪だち』。武器と交換して手に入れた自転車に乗る家族の姿を表現しています。

国立民族学博物館

アフリカの都会に住む若者の間ではやっているという、バックドロップ(背景画)の前での撮影体験ができるコーナーも。背景外には西洋風のリビングなど、若者の憧れが表れています。

日本を含むアジアの展示も見応えあり!

国立民族学博物館

アジアゾーンは、西アジア、南アジア、東南アジア、中央・北アジアのほか、東アジアの各地に分けて展示しており、みどころがたくさん。

国立民族学博物館
国立民族学博物館

東南アジアでは、庶民が利用するカラフルな乗り物や、バリ島で有名な聖獣・バロンと魔女・ランダの像などに目を奪われます。

国立民族学博物館
国立民族学博物館

東アジアの〈朝鮮半島の文化〉ゾーンには、朝鮮半島の伝統社会で、旅人が飲食や宿泊をし、情報交換する場でもあった酒幕(チュマク)をリアルに再現。

国立民族学博物館

〈中国地域の文化〉では、再現されたチワン族の高床式住居の奥の居間まで入り、設けられた祭壇なども観覧できます。
現地での人々の生活が目の前に浮かぶようです。

国立民族学博物館

最後にたどり着く<日本の文化>では、「祭りと芸能」のほか「日々のくらし」、「沖縄のくらし」、「多みんぞくニホン」の4テーマで紹介。青森のねぷたや祭りの装飾などは迫力たっぷり!

国立民族学博物館

実際に仮面にさわりながら解説が聞けるコーナーもあり、楽しめますよ。

国立民族学博物館

ほかにも、地域単位ではなく、音楽と言語というジャンルから世界の民族文化を紹介する、通文化展示もあるのでお見逃しなく。

国立民族学博物館

民族楽器の演奏ができるなどの体験コーナーもありますよ。

豊富なアイテムが揃う、ミュージアム・ショップも見逃せない!

国立民族学博物館

観覧を満喫した後は、ミュージアム・ショップへ。店内には、世界各国の工芸品や文化人類学、民族学に関する書籍、CDなどが約13万個も並びます。

国立民族学博物館
(左から)「フローティングペン」1240円、「ありがとうスタンプ」各528円、「測量野帳」500円、「世界のありがとうマスキングテープ」「世界のあいさつマスキングテープ」各509円
国立民族学博物館
「仮面Tシャツ」3300円、「日本の仮面手拭」1100円

おすすめは、文具やTシャツなどのオリジナルアイテム。

国立民族学博物館

世界で交わされている「ありがとう」と「こんにちは」という言葉をスタンプにした、オリジナルスタンプも人気の品です。

国立民族学博物館

ほかにも、季節に合わせて商品が変わるので、訪れるたびに違った商品に出合えると、リピーターも多いのだそう。お気に入りのアイテムがきっと見つかるはずです。

■ミュージアム・ショップ
TEL:06-6876-3112

「国立民族学博物館」へのアクセスは?

国立民族学博物館
🄫国立民族学博物館

「国立民族学博物館」があるのは、大阪・吹田市にある万博記念公園内。大阪モノレール万博記念公園駅や公園東口駅からそれぞれ徒歩15分の場所です。太陽の塔など、人気の施設も多いのであわせて巡るのもおすすめです。

国立民族学博物館

常に新しい研究成果を展示、体験できる「国立民族学博物館」。世界旅行気分でじっくりと観覧しながら、今まで知らなかった世界中の民族についての知識や理解を深めてみてはいかがでしょうか。

■国立民族学博物館(こくりつみんぞくがくはくぶつかん)
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1 
TEL:06-6876-2151(代表)
営業時間:10~17時(入館は16時30分)
定休日:水曜(祝日の場合は直後の平日)
本館展示一般580円(特別展は別途要)※万博記念公園各ゲートで同館の観覧券購入で、同園内を無料通行可
アクセス:大阪モノレール万博記念公園駅・公園東口駅から徒歩15分


Text:平林みわ(ピース)
Photo:大﨑俊典

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください