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【金沢】「HOTEL AO KANAZAWA」で歴史文化と現代が交差する上質ステイ

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金沢の一大名所でもある兼六園のすぐそばに2024年10月1日、「HOTEL AO KANAZAWA(ほてる あお かなざわ)」がオープンしました。地元では旧北陸会館として長く親しまれていた古いビルをリノベーションしたホテルで、新旧のしつらえが入り混じるオーベルジュスタイルのホテルです。どんな金沢ステイが満喫できるのか、ちょっとのぞいてきました。

Summary

兼六園下の好立地、金沢城も眺められる唯一無二のロケーション

兼六園下交差点に面して建つHOTEL AO KANAZAWA。元は昭和41年(1966)に地元バス会社の北陸鉄道が建てた「北陸会館」の旧ビルとして親しまれてきました。60年近い歴史を刻んだ全面茶褐色のタイル張りの外観はそのまま生かし、地下1階、地上5階建てのホテルとして生まれ変わりました。

眺望もステキな「兼六スイート」
眺望もステキな「兼六スイート」

客室は全部で6タイプ15室。最上級のスイート2室のうち、「兼六スイート」は横長の窓から兼六園と金沢城の石川門をパノラマで眺めることができ、もう一方の「青スイート」は窓の外に兼六園と金沢の街並みが広がります。どちらもこの立地でしか体験できない特別な眺望で胸がはずみます。

スイートの客室には、北陸のワインやスパークリングワインなども
スイートの客室には、北陸のワインやスパークリングワインなども

客室内には富山県城端のクラフトビールのほか、ホテルと縁が深い長野県軽井沢の「ベーカリー&レストラン 沢村」のドリップコーヒーなどがサービスで用意されています。美味しいドリンクと共に景色を味わうのもステキですね。

機能的なステイ空間とノスタルジックな雰囲気がほどよく融合

最大4人まで宿泊可能なロフト
最大4人まで宿泊可能なロフト

ロフトの客室は、秘密基地にいるようなわくわく感が漂います。上層から下層へ、またその逆へも会話が飛び交い、女子旅や子どもと一緒の家族旅行などにぴったり。ウッディな家具や調度品で統一された空間は落ち着きがあります。

スーペリアの客室
スーペリアの客室

そして街並みも上質ステイもほどよく楽しめるのが「スーペリア」「スタンダード」「兼六スタンダード」です。建物を長年支えていたコンクリートの太い柱や梁をむき出しの状態でそのまま使用し、古さと新しさがちょうど良いバランスで入り混じる空間設計がスタイリッシュです。

旧北陸会館の名残は、客室だけでなく建物の随所に見られます。1階エントランスから地下に向かう階段の手すりや、コンクリート削り出しの床は手を加えずそのまま残されています。年数を経たからこその味わいや、現代では再現不可能とも言われる往時の職人の高度な技にふれられるのも、リノベーションホテルの醍醐味です。

北陸の食材を生かした和食と寿司を堪能できる2つのダイニング

1階と地下1階にある「食処 金沢 酢重」
1階と地下1階にある「食処 金沢 酢重」
北陸の山海の幸が味わえる和朝食3300円(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)
北陸の山海の幸が味わえる和朝食3300円(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)

ホテル内には食事ができる場所が2カ所あります。その一つ「食処 金沢 酢重」では、北陸の海産物や新鮮な野菜を使った和食を提供。宿泊者以外も利用可能で、朝食のほか、ランチには定食、カフェタイムには味噌ぜんざいなどの甘味を揃え、ディナータイムにはコース料理を味わえます。ご飯は銅釜炊き、味噌や醤油など調味料にもこだわった多彩なメニューと、時間帯問わず気軽に利用できるのも魅力的です。

■食処 金沢 酢重
TEL:076-223-4640
営業時間:朝7時~10時30分(9時30分最終入店)、昼11~16時LO、夜16~21時LO

2階に店を構える「金沢 鮨 松の下」(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)
2階に店を構える「金沢 鮨 松の下」(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)
コース仕立ての食べ放題コース1万3200円のイメージ(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)
コース仕立ての食べ放題コース1万3200円のイメージ(写真提供:HOTEL AO KANAZAWA)

建物2階の兼六園と金沢城側には「金沢 鮨 松の下」があります。カウンター10席、職人が目の前で寿司を握ってくれる本格派ですが、メニューはコース7700円と20種類以上の寿司ネタを60分食べ放題1万3200円の2種類でカジュアルな雰囲気。北陸の海で水揚げされた旬のネタを気軽に、そして存分に味わうことができます。

■金沢 鮨 松の下
TEL:076-223-4622
営業時間:昼11~14時LO、夜17~21時LO

最上階の屋上には、兼六園と金沢城公園、卯辰山などを望むパノラマビューが広がります。ドリンクやお菓子、軽食を持ち込み、ピクニック気分で景色と食事を楽しむ宿泊客もいるそう。定番スポットとは違う角度で金沢の四季の表情を感じられるのもいいですね。

「AO」ブランドのホテルは鎌倉の「HOTEL AO KAMAKURA」に次ぐ2カ所目となります。鎌倉の「AO=青」は海と空の青色をイメージしていますが、金沢の「AO=青」は、鎌倉とは少し異なる褐色気味の青色を掲げているとのこと。その色合いを説明する決まった言葉はなく、お客さんに委ねているそうです。歴史文化と現代が溶け合うこの場所から、自分だけの金沢の「AO=青」を探してみてはいかがでしょうか。

■HOTEL AO KANAZAWA(ほてる あお かなざわ)
住所:金沢市兼六元町1-1
TEL:076-223-4630(代表・宿泊予約)
交通:バス停兼六園下から徒歩1分
営業時間:チェックイン15時~、チェックアウト~11時
料金:1泊ロフト6418円~(4人利用時の1人当たり)
定休日:無休


Text:能登印刷株式会社
Photo:山岸栞依

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。

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