当時の面影を残した「赤坂プリンス クラシックハウス」の「La Maison Kioi」で味わうご褒美アフタヌーンティー【ご褒美の新定番】
見ているだけでときめくかわいらしいスイーツや、芳醇な香りの紅茶が楽しめるアフタヌーンティーは、頑張った自分へのご褒美にぴったりですよね。旧李王家本邸の雰囲気をそのまま残した「赤坂プリンス クラシックハウス」内のレストラン「La Maison Kioi(ら めぞん きおい)」では、シェフが厳選した食材を使用したアフタヌーンティーがいただけるんです。上品な雰囲気の大客室で豪華なアフタヌーンティーを楽しむ、ぜいたくなご褒美時間を満喫してきました。
邸宅時代の雰囲気を残した豪華な洋館
東京メトロ・永田町駅から徒歩約1分、高層ビルに囲まれた都心に「赤坂プリンス クラシックハウス」があります。15世紀末から17世紀初頭にかけてイギリスで普及したチューダー様式の洋館で、2011年には東京都指定有形文化財にも指定されました。
もともとは旧李王家の東京本邸として旧宮内省内匠寮の設計により建設されたもので、終戦後はホテルとして新しいスタートを切ることになりました。2011年にホテルの営業は終了していますが、ウエディングプロデュースやレストラン、宴会・会議の場として、今でも多くのお客様をもてなしています。
「La Maison Kioi」は、時間帯によってランチやディナー、カフェやバーメニューが楽しめる、「赤坂プリンス クラシックハウス」内にあるレストラン。シェフが実際に食材を見て、ふれて、「お客様に心からおすすめしたい」と感じる食材だけを使用した料理やデザートがいただけます。
今回案内されたのは、半円筒状の窓際空間が特徴的な大客室。柔らかな光が差し込む大客室は開放感があり、まるでタイムスリップしたかのような気分に。
大客室を訪れたら、豪華なインテリアにも注目。緻密な装飾が施された白いキャビネットは、邸宅時代から代々大切にされてきたアンティークです。シャンデリアや壁紙も邸宅時代のものを再現、もしくは復元しているのだとか。
重厚感があるテーブルやチェアなどの家具も、建物の造りやこれまで「赤坂プリンス クラシックハウス」が歩んできた歴史に合わせてセレクト、もしくはオーダメイドしたものが使用されています。
こだわりの逸品が揃うシェフ自慢のアフタヌーンティー
「La Maison Kioi」のアフタヌーンティーは、約2カ月ごとに季節に合わせてメニューが更新されます。春夏秋冬それぞれの季節感が楽しめるメニューが用意されているのがポイント。
取材時(2024年10月)は洋梨やリンゴ、ジャガイモなど、秋の味覚をふんだんに使ったアフタヌーンティーが提供されていました。
最初に運ばれてきたのはウェルカムドリンクの「COCO FARM & WINERY GRAPE VINEGAR」。ワイナリーから取り寄せたグレープビネガーをベースにしたドリンクで、ぶどうの風味とビネガーのすっぱさがマッチした、すっきりとした味わいに仕上がっています。ビネガーには血糖値を下げる効果もあるので、アフタヌーンティーを楽しむ前に味わうのがおすすめ。
ウェルカムドリンクを飲みながら、アフタヌーンティーと一緒にいただくドリンクを決めます。「Classic Afternoon Tea Set」はドリンクがフリーフローで、約15種類の紅茶とコーヒーのなかから好きなものを選んで楽しめます。メニューにはそれぞれの味の特徴も記載されているので、迷ったときは参考にしてみてくださいね。
今回はフレーバードティーの「FRESH WINE」を注文してみました。ブドウとマスカットの紅茶にアサイーとローズヒップ、ハイビスカスをブレンドし、まるでワインのような芳醇な香りが特徴的。 さっぱりとした後味なので、甘いスイーツとの相性もバッチリです。
待望のアフタヌーンティーが到着! 3段のティースタンドにはシェフが腕によりをかけて仕上げたスイーツやセイボリーが並んでいます。
セイボリー3種が盛り付けられた「1ST PLATE」からご紹介。
取材時(2024年10月)のメニューは、シャキシャキのキュウリとチーズ、ハムの味わいがたまらない「モルタデラのサンドイッチ」に、栗のような甘さが特徴のじゃがいも「インカのめざめ」を使った「ポテトムース」、焼きたてが格別な「帆立と蓮根のトマトココット」でした。
特にお気に入りだったのは「帆立と蓮根のトマトココット」。香ばしく焼き上げたパン粉の下には、ホタテやレンコンがごろごろ入っていて食べごたえもバッチリ。トマトソースの程よい酸味と甘さが合わさってとてもおいしく、ついつい一気に食べ進めてしまいました。
「2ND PLATE」は、「ふじと紅玉のアップルパイ ルージュソース」。
シナモンがふわっと香るアップルパイで、タルト生地はザクザク、中のリンゴはシャキシャキ。ふじと紅玉の2種類のリンゴを使うことで、酸味と甘みのバランスがよいアップルパイに仕上がっています。シナモンが利いていて少しスパイシーさも感じる味わいでした。
付属のノンアルコール赤ワインソースをかけると、少しビターな大人のテイストに。お好みでかけてみてくださいね。
「3RD PLATE」にはお待ちかねのスイーツが勢揃い!
写真上から時計回りにマロンのパンナコッタにほうじ茶のジュレと、口直しにゆずのコンフィを合わせた「モンブラン ヴェリーヌ」、カリッカリに焼き上げたフランスの伝統菓子「フロランタン」、シュー生地の中に洋梨のコンフィを混ぜ込んだ「洋梨とキャラメル シュークリーム」、マロン尽くしの「マロンムース」、フレッシュな洋梨のシャキシャキ食感とタルトのサクサク食感が絶妙にマッチした「洋梨と紅茶のタルト」、程よいしょっぱさがクセになる「塩キャラメル マカロン」の6種類です。
スイーツのなかからイチオシを3つご紹介。
なめらかな口当たりが特徴の「マロンムース」は、ムースだけでなく下のスポンジにもマロンを練り込んだデザート。トップにも栗が添えられていて、心ゆくまで栗のおいしさを堪能できちゃいます。
香ばしいキャラメルが食欲をそそる「フロランタン」は、固く焼き上げたカリッカリ食感が特徴。アーモンドのほろ苦さもアクセントになっています。
キャラメルのクリームがたっぷり絞られた「洋梨とキャラメル シュークリーム」は、洋梨のさわやかさとキャラメルの甘さがたまらない逸品。パクッとひと口で食べられるサイズなのもうれしいポイントです。
重厚感がある大客室でおいしいデザートと紅茶をいただく時間は、頑張った自分をねぎらう最高のご褒美になるはず。「赤坂プリンス クラシックハウス」の「La Maison Kioi」で、とっておきのご褒美時間を満喫してみてください。
■赤坂プリンス クラシックハウス「La Maison Kioi」
(あかさかぷりんす くらしっくはうす「ら めぞん きおい」)
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 「東京ガーデンテラス紀尾井町」内
TEL:03-6261-1153(レストラン直通)
営業時間:月・水〜金曜 11時30分〜17時30分(15時30分LO)
土・日曜、祝日 11時〜20時(18時LO)
※アフタヌーンティーの営業時間
定休日:火曜
Text・Photo:増田朱音(vivace)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。