【川崎・生田緑地】行くたび魅力発見! 生田緑地で四季折々の自然や文化を楽しもう
川崎市多摩区の「生田緑地」は面積約119.3ha、川崎市最大級の都市公園です。丘陵地の豊かな自然が広がり、四季折々の花や紅葉も楽しめます。「川崎市立日本民家園」「かわさき宙(そら)と緑の科学館」「川崎市岡本太郎美術館」などの文化施設もあり、興味のおもむくままに見て回るのもおすすめ。休日のお散歩にうってつけの生田緑地の魅力をご紹介します。
Summary
生田緑地ってどんなところ?
「生田緑地」には丘陵地に広がる雑木林や湿地などの自然が残されています。園内に張り巡らされた散策路を行くと、都心から約30分の場所にいるとは思えないような感覚になります。
早春はウメ、春はサクラやツツジ、初夏はハナショウブやアジサイの花が咲き、春の新緑、夏の緑、秋の紅葉も見事! ゲンジボタルやホトケドジョウなどの貴重な生き物も生息しています。
富士・丹沢・秩父・つくば方面まで一望できる展望台が立つ「枡形山広場」は、鎌倉時代に源頼朝の重臣・稲毛三郎重成の居城があったと伝えられる場所。重成もここから周囲を見渡していたのだろうかと思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
「中央広場」には昭和15年(1940)製造のD51形蒸気機関車、昭和23年(1948)製造の客車が屋外展示され、その大きな車両を見上げるとわくわくします。客車は乗車して座席に腰掛けられるので、旅をしているような写真も撮れますよ!
【川崎市立日本民家園】江戸時代の古民家など25軒の文化財建造物が並ぶ野外博物館
「川崎市立日本民家園」には日本各地の農家や網元の家、宿場の旅籠商家、農村歌舞伎舞台などさまざまな種類の建物が移築されています。なかでも合掌造りの家が立ち並ぶエリアはまさに昔話の世界! 囲炉裏で火を焚いている民家もあり、炎を眺めていると心が落ち着きます。
ほぼ毎日開催される園内ガイドでは昔の暮らしを知ることができ、「川崎市伝統工芸館」では藍染め体験を楽しむことも。合掌造りの家で営業している「そば処『白川郷』」でおそばを食べるのもよい思い出になりそうです。
■川崎市立日本民家園(かわさきしりつにほんみんかえん)
TEL:044-922-2181
営業時間:9時30分〜17時(11〜2月は〜16時30分)入園は30分前まで
定休日:月曜(祝日の場合は開園)、祝日の翌日(土・日曜、祝日の場合は開園)、臨時休園あり
料金:入園一般550円、高校生・大学生・65歳以上330円、中学生以下・川崎市内在住65歳以上無料※一般、中学生以下以外は要証明証
公式Webサイトhttps://www.nihonminkaen.jp
■川崎市伝統工芸館(かわさきしでんとうこうげいかん)
TEL:044-900-1101
藍染め体験時間:10時〜、13時〜(要事前予約)
料金:ハンカチ・バンダナ体験1100円〜
【かわさき宙と緑の科学館】プラネタリウムでリアルな星空を見上げよう
約100万年の歴史がわかる生田緑地の地層タワーが印象的な「かわさき宙と緑の科学館」。生田緑地に暮らす動物や昆虫の標本も展示され、その種類の多さにびっくり。昼間に天体望遠鏡で太陽や星の様子が見られる観察会でも驚きの声があがります。
毎月内容が変わるオリジナル番組を生解説で楽しめるプラネタリウムも必見! 川崎市出身のプラネタリウムクリエイター大平貴之さんが開発したMEGASTAR-Ⅲ FUSIONによって肉眼では見えない星まで映し出され、それらが今にも降ってきそうな迫力です。
■かわさき宙と緑の科学館(かわさきそらとみどりのかがくかん)
TEL:044-922-4731
営業時間:9時30分〜17時
定休日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜は休館)、祝日の翌日(土・日曜・祝日の場合は開館)
料金:入館無料、プラネタリウム一般400円、高校生・大学生・65歳以上200円、中学生以下・川崎市内在住65歳以上無料※一般、中学生以下以外は要証明証
公式Webサイトhttps://www.nature-kawasaki.jp
【川崎市岡本太郎美術館】川崎市生まれの岡本太郎の作品約1800点を収蔵
「川崎市岡本太郎美術館」は芸術家・岡本太郎の活動の足跡をたどり、その芸術性と思想を伝えるために開館。屋外には高さ30mのシンボルタワー「母の塔」があり、圧倒されます。
常設展示室の「坐ることを拒否する椅子」「手の椅子」は実際に座ることができる作品。岡本太郎の表現のジャンルを超えた造形ワールドを観るだけでなく、肌で感じることができます。「若い夢」「太陽の塔」の顔出しパネルは、作品の一部になれると人気のフォトスポットなのでぜひ!
■川崎市岡本太郎美術館(かわさきしおかもとたろうびじゅつかん)
TEL:044-900-9898
営業時間:9時30分〜17時 入館は16時30分まで
定休日:月曜(祝日は除く)、祝日の翌日(土・日曜は除く)、臨時休館あり
料金:観覧料は展覧会ごとに異なる
公式Webサイトhttps://www.taromuseum.jp
緑を眺めながらホッとひと息できるカフェも
いろいろと見てまわったら、緑を眺めながらくつろげるカフェで休みましょう。「かわさき宙と緑の科学館」の「Cafe星めぐり」で味わえるドリンク「『星めぐり』マジックアワー」は、かき混ぜると魔法のように色が変わるのだそう。
「川崎市岡本太郎美術館」の「カフェテリアTARO」では、「太陽の塔」をイメージした「『TARO』限定 太陽のパルフェ」がインパクトあり! ソフトクリームとカリカリのクリスプにムースシュークリームとミックスベリーがたっぷりトッピングされています。
「生田緑地」はさまざまな楽しみ方ができて、一日中過ごしても飽きることがなく、季節ごとに風景も変わるので何度でも訪れたくなるスポット。春と秋に開苑する「生田緑地ばら苑」、「ドラえもん」の原画などを展示する「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」もあります。今度のお休みに気軽にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
■生田緑地(いくたりょくち)
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
TEL:044-933-2300(生田緑地東口ビジターセンター)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩13分、または川崎市バス溝口駅南口行きバスで3分、生田緑地入口下車、徒歩3分
公式Webサイトhttps://www.ikutaryokuti.jp
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Photo:生田緑地、川崎市立日本民家園、かわさき宙と緑の科学館、川崎市岡本太郎美術館
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