【大宮】11月からカフェ営業開始!「大宮ボートハーバー」でゆったり憩いのひとときを

【大宮】11月からカフェ営業開始!「大宮ボートハーバー」でゆったり憩いのひとときを

埼玉県 手漕ぎボート 公園 カフェ おでかけ るるぶ情報版(国内)編集部
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日本さくら名所100選や日本の都市公園100選にも選出されているさいたま市の大宮公園内の舟遊池、通称「ボート池」。そこに貸しボートが復活したと聞いて早速取材してきました! 手こぎボートとカフェドリンクを楽しめる施設が誕生した「大宮ボートハーバー」。豊かな木々に囲まれた水の上で、のんびりと時間を過ごしてみませんか。

summary

「大宮ボートハーバー」ってどんなところ?

「大宮ボートハーバー」は、大宮公園内の舟遊池に2024年7月にオープンした貸しボート施設で、11月からはカフェ営業も始まりました。大宮公園駅からは徒歩7分ほど、大宮駅からは武蔵一宮氷川神社を経て徒歩30分ほどの場所にあります。

舟遊池は園内の北西の一画にあります。受け付けやチケットの購入、ドリンクの注文は池の北東岸に立つ建物で行います。スタイリッシュな黒い外観が目印です。雨天など悪天候時には臨時休業となるので、事前に電話等で営業の確認をしましょう。

チケットを購入して入場すると、まるでマリーナのような水上のテラスが広がります。ボートに乗ったり、カフェでのんびり優雅なひとときを楽しんだり、コワーキングスペースのように利用したり…と、思い思いの過ごし方ができます。水上に浮かぶ不思議な空間で、非日常的な感覚を楽しんでください。

実はこの舟遊池では2000年まで貸しボートが営業され、最盛期には50隻以上のボートが浮かんだと言われるほどの賑わいを見せました。ボートの上から眺める大宮公園は、多くの市民にとって思い出の風景。一度ボートが消えてからも親しみを込めて「ボート池」とよばれ続け、大宮公園を象徴する場所の一つとなっていました。

ボート営業が一度終了した背景には、舟遊池の水質の悪化がありました。営業再開のため、「大宮ボートハーバー」がこの問題に取り組み始めたのは8年も前のこと。公園を運営する埼玉県や地域住民と協力して水質の改善に取り組み、2022年11月には池の水を抜くかいぼりを敢行して環境を整備。24年ぶりに「ボート池」にボートが帰ってきたのでした。

スタッフによるレクチャーも!緑に囲まれた池へ漕ぎ出そう

水上のテラス席から眺める広々とした舟遊池。広さは1万8600㎡。東西に「へ」の字を逆さにしたような形をしていて、池の周りをさまざまな樹木が囲んでいます。ボートで漕ぎ出せば森林浴をしているかのような心地よさが味わえそうです。

安全面への配慮からライフジャケットの無料レンタルあります。着用は任意ですが、場所によっては立てないくらい水深が深いところもあるので、ライフジャケットを着ておくと安心です。

現在、「大宮ボートハーバー」には3人乗りの手こぎボートが5隻あります。スタッフに声をかければ、こぎ方のコツを教えてもらえますよ。

ひと度池へとこぎ出せば、そこはあなただけの半プライベート空間。ハーバーテラスの景観も、池から見てみると一段とステキに見えます。

一度ボートをこぎ始めたら、延々とこぎ続ける必要はありません。お気に入りの風景やスポットを見つけたら手を止めて、のんびりと水上のやすらぎに身を委ねてみてください。

春は桜の名所として知られ、夏は緑が映えばえとして力強く、秋は紅葉が色とりどりの風情を見せる大宮公園。かつては隣接する武蔵一宮氷川神社の境内地であり、「氷川公園」とよばれていた明治の頃には雪見の名所としても知られていました。

また、シラサギやカモなどの水鳥の営みも間近で目にすることができるもボート遊びの醍醐味。一緒に乗っている人との心の距離もぐっと縮まりそうです。

カフェでのんびり。夜間のライトアップも幻想的!

(左から)TODAコーラ、韃靼そば茶、サイダー、メロンサイダー各350円。フィーバーツリープレミアムジンジャービア450円。缶ビール600円
(左から)「TODAコーラ」、「韃靼そば茶」、「サイダー」、「メロンサイダー」各350円。「フィーバーツリープレミアムジンジャービア」450円。「缶ビール」600円

ボートこぎを終えたら、水上に浮かぶハーバーテラスでカフェタイム。平成の名水百選に選ばれた埼玉県の秩父地方の毘沙門水を使用した戸田乳業の「ちちぶ路」シリーズを中心とした、こだわりのラインナップが自慢。ドリンクのほかに帽子やバッグといったオリジナルグッズも販売しています。

日が暮れたら、ハーバーテラスやボートがライトアップされるナイトタイム営業へ。水面にハーバーのネオンが照らされ、幻想的な雰囲気を釀します。池へとこぎ出せば、夜空を独り占めしたような贅沢な気分に。ボートの光が周囲の水を透過して、池の中まで見えるのもこの時間ならでは。また、ゴイサギのように夜にしか活動しない鳥に出会えることもあるのだとか。

「大宮ボートハーバー」の営業はまだ始まったばかり。これから少しずつハーバーテラスを広くして、ボートの隻数も増やしていくのだそうです。それと同時に、生態系のバランスの維持のための活動も行っていくのだといいます。水質の改善とともにこの場所がまた多くの人の思い出の風景になる―、「大宮ボートハーバー」でぜひ憩いのひとときを。

■大宮ボートハーバー(おおみやぼーとはーばー)
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4 大宮公園内
TEL:070-3200-0716(10〜17時)
営業時間:12~20時(火〜金曜​)、土・日曜、祝日は10~20時(発券は営業終了20分前まで)
※月により変動があるためホームページで要確認
定休日:月曜および不定休
料金:700円(10〜17時)、1000円(17〜20時)※1隻3名まで利用可能

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Text・Photo:木村雄大

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