今までの概念が覆る!京都「緑寿庵清水」の金平糖は本店に買いに行く価値アリ

今までの概念が覆る!京都「緑寿庵清水」の金平糖は本店に買いに行く価値アリ

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星のように愛らしい形で、おいしい金平糖。日本で唯一の金平糖専門店が、京都にある「緑寿庵清水」です。苺や天然水サイダーなどの定番から、ヨーグルトやさくらんぼなどの季節限定品まで、1年に登場する金平糖は60種類以上!「緑寿庵清水」では、訪ねるたびに新しい金平糖に出会えます。

Summary

2週間以上かけて手作りされる「緑寿庵清水」の金平糖

16世紀にポルトガルから伝わった金平糖は、今では日本を代表する伝統菓子のひとつ。小さな星型は、大きな釜に核となる素材を入れ、蜜をかけては結晶化させる作業を繰り返し、2週間以上かけて作られます。熟練の職人技なくしては生まれません。

この金平糖の日本唯一の専門店が、京都にある、弘化4年(1847)創業の「緑寿庵清水」です。

5代にわたり技を受け継ぐ一方、「砂糖や果物を加えると固まらない」というお菓子の常識を覆し、多彩な味の金平糖づくりにも挑戦。噛むと口の中でやさしく溶ける「緑寿庵清水」の金平糖の上品な風味は、一度食べたら誰もが虜になるほど。

写真は金平糖の核となるイラ粉(左下)と、約3日目、約8日目、約14日目の様子。1日に育つ大きさは1㎜に満たないそう!

定番から6種を選んだ詰め合わせ3823円(苺、天然水サイダー、巨峰、めろん、檸檬、蜜柑)。
定番から6種を選んだ詰め合わせ3823円(苺、天然水サイダー、巨峰、めろん、檸檬、蜜柑)。

「緑寿庵清水」には一切レシピがなく、日々の天候によって変化する状態を見極めながら、五感を使って育て上げていきます。定番の金平糖は、苺やバニラなど13種類。

「緑寿庵清水」で買いたい月替わりの季節限定品

4月限定「さくらんぼの金平糖」2430円
4月限定「さくらんぼの金平糖」2430円
5月限定「ぶるぅべりぃの金平糖」3024円。
5月限定「ぶるぅべりぃの金平糖」3024円。

「緑寿庵清水」本店で、年間60種以上が並ぶなかでも、ぜひ味わいたいのが季節限定の金平糖。

春は桜、初夏にはトマトやヨーグルト、夏には空中すいかやマンゴー、秋には焼栗の金平糖が登場します。「どれも素材をふんだんに使っているので、風味が豊かで、季節感もお楽しみいただけます」と「緑寿庵清水」5代目若女将の清水さん。工夫を凝らしたパッケージにも注目です。

エストレーラ「濃茶の金平糖」。1360円
エストレーラ「濃茶の金平糖」。1360円

「緑寿庵清水」のもうひとつの目玉が、ポルトガル語で星を意味する「エストレーラ」シリーズの金平糖。上質な素材にこだわり、京都・宇治の「濃茶」(茶道で用いられる上質な抹茶)と香ばしい「ほうじ茶」、「紅茶」「珈琲」の4種類の飲料のコクと風味が凝縮されています。

茶道専用など、ワンランク上の金平糖も!

お茶席用金平糖 3種桐箱入り。3672円
お茶席用金平糖 3種桐箱入り。3672円

実は正式なお茶会で用いられることも多い金平糖。抹茶との相性も抜群です。こちらは、金平糖の核にイラ粉(約0.5ミリ)ではなく、玉あられ(約5ミリ)を用いることで、やさしい食感と上品な風味が楽しめます。味は紫蘇あられ、柚子あられ、生姜あられなど全6種。

2017年の創業170周年記念に作られた商品。
2017年の創業170周年記念に作られた商品。

また、金平糖は結婚式の引き出物に使われることも多い縁起物。時間をかけて作られる様子が、長い時間をかけて家庭を築き上げていく姿に重なるのだとか。「緑寿庵清水」本店限定でボンボニエール(フランス語で小さな砂糖菓子を入れる器の意)入りの商品もあり、ハレの日の贈り物におすすめです。

ほかに熟練の技術を要し、数量限定販売となるチョコレートや梅酒などの「究極の金平糖」シリーズも。「緑寿庵清水」の金平糖は、どれにしようか、あれこれ迷うのも楽しい時間です。

text:山口紀子
photo:マツダナオキ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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