川崎大師初詣

川崎大師

【初詣】川崎大師で2025年はHappyに! 厄除けはもちろん、美容のご利益も?!

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真言宗智山派の大本山として知られる「川崎大師平間寺」は、京急大師線・川崎大師駅から8分ほど歩いた所に位置し、その門前にある仲見世通りの人気も相まって、毎年三が日には300万人が訪れる人気のお寺です。厄除けはもちろんのこと、美容のご利益があるといわれている隠れ参拝スポットは女性に大人気。今回はお寺の魅力と共に、食べ歩きやみやげにぴったりな門前グルメまであますことなく解説します!

Summary

「川崎大師」ってどんなところ?

「厄除けのお大師さま」として全国から親しまれている川崎大師。実は川崎大師の名は通称で、正式には川崎大師平間寺(かわさきたいしへいけんじ)とよばれています。 川崎大師を創建した平間兼乗(ひらまかねのり)が42歳の厄年の時に、夢のお告げに従い、海中から引き揚げたお像(弘法法師像)を祀り供養し続けると、そのご利益で自身の厄が取り除かれ、無実の罪が晴れて故郷に帰ってこられたといわれています。 そうした由緒から、皇室の篤い尊信をはじめ、11代将軍・徳川家斉公が厄除け祈願に参拝したのがきっかけとなり、江戸庶民の間で瞬く間に「厄除けの大師さま」として信仰されるようになりました。

2025年の初詣は川崎大師へ

川崎大師初詣

今では当たり前に誰もが知っている「初詣」ですが、その発祥は川崎大師だと一説にあります。 江戸時代より、弘法大師にゆかりのある毎月21日が縁日となっている川崎大師ですが、時代が変わり、明治中期にもなると、日曜や正月の三が日などの休日が制定され、縁日の日に足を運ぶのが難しい人が出てきました。そうした理由から、一年の始まりである元日に参詣する人が増えたのです。そして、その参詣する人たちを川崎大師へと運ぶ臨時列車がいくつも運行されたことから、明治32年(1899)には京急電鉄が京急大師線を作り、これまで「元旦詣り」とよばれていたものが新聞で「初詣」と報じられたことから定着していったそうです。 そんな川崎大師では毎日、御本尊厄除弘法大師(ごほんぞんやくよけこうぼうだいし)さまのご宝前で、厄除けをはじめ、諸願成就の護摩祈祷をしています。 そして、毎年大晦日には「結願大護摩供(けちがんおおごまく)」が行われ、一年を締めくくります。 護摩祈祷はご本尊の加護を願うとともに、厄除けや家内安全、商売繫盛などを願います。

川崎大師初詣

除夜の鐘が突かれる、元旦を迎えた0時ちょうどには、大本堂で「元朝大護摩供(がんちょうおおごまく)」が行われ、国家安穏の祈願がされます。 元旦に修行されるお護摩札には、「元旦修行」の文字が入っており、こちらを目当てに参拝する人も多いとか。 12月30日まで、お護摩受付所にある専用の申込書に記入をして直接申し込み、元旦から2025年1月31日までが受け取り期間になります。 郵送の受付もしていて、そちらの申し込みは12月25日到着分までになるのでご注意を! 申込書は川崎大師のHPをチェックしてみて下さいね♪

川崎大師初詣

大晦日の深夜から元日のお昼過ぎまでは、参拝者で大混雑となり、お堂に着くだけで2時間以上かかるので、余裕をもった行動を! また、700台ある無料の駐車場も大混雑するので、参拝の際は公共交通機関の利用をおすすめします。

川崎随一のパワースポット! 境内を巡ろう

川崎大師には、さまざまなお堂と建物が建ち並ぶ大本堂をはじめとした七堂伽藍や、多くの尊像が祀られています。そして、川崎大師の中心にあたる大本堂と、唯一戦火を免れた稲荷堂は、パワースポットとしても有名です。 大本堂を参拝したあとは、境内マップを見ながら散策してご利益を授かりましょう♪

川崎大師つるの池

つるの池に架かる「やすらぎ橋」は、境内を見渡せるフォトスポットです。 縁起の良い朱色に塗られていて、池には蓮の花や釈迦如来像などがあり、晴れた日には美しい景色が広がります。また、境内の中でもひと際目を引くのが「八角五重塔」。 昭和59年(1984)の当山吉例大開帳と弘法大師1150年御遠忌(ごおんき)を記念し、落慶(寺社などの新築、また修理の完成を祝うこと)されました。 八角は最も円に近い建築物の形といわれ、「包容力」と「完全性」を象徴しています。 拝観日は3月21日~12月21日の第1日曜と、毎月21日のご縁日になります。

西解脱門の近くにある「しょうづかの婆さん」は、美人祈願の隠れ参拝スポットです。 “しょうづかの婆さん”とは、三途の川で亡者の衣服をはぎ取る奪衣婆(だつえば)のことで、葬頭河の婆(そうづかのば)ともいわれます。それが訛って“しょうづかの婆さん”とよばれるようになったそうです。 昔から歯の痛みを癒し、心身を美しくすると信じられていて、日本中からここを訪れる女性が多いとか。 ピンク色が可愛い「しょうづかべっぴん守」500円は、境内にあるお守り授け所で授与されているので、美のご利益が欲しい人は立ち寄ってみて下さいね!

川崎大師のお守りは、厄除けだけではなく、健康や商売繁昌、交通安全などさまざまなご利益が授かれるお守りが揃っています。 川崎大師の公式キャラクター「ひらまくん」が描かれたお守りは、災いを払い、幸福を招く除災招福のお守りです。

■川崎大師 (かわさきたいし)
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
TEL:044-266-3420
営業時間:大本堂開扉時間:4~9月は5時30分~18時、10~3月は6時~17時30分(21日は5時30分~)※毎月20日は~21時、1月は変動あり
定休日:無休
料金:境内無料
公式Webサイト:https://www.kawasakidaishi.com/

名物の宝庫! 門前グルメを食べ歩き! まずは病みつき「つぼ焼き熟成芋スイーツ」

川崎大師の門前には、多くの参拝客で賑わう「仲見世通り」があります。 駅から出るとすぐに「大師仲見世」と書かれた門が見えるので、迷うことなく行くことができます。全長150mとコンパクトながら、平日でも行きかう人や、「日本の音100選」にも選ばれた飴切りの音などで活気に溢れています。
そんな仲見世通りの近くには、昔ながらの素焼きの壺で焼き上げたお芋が食べられる、壺焼き芋専門店「つぼ焼き芋 甘い和。」。壺の底に置いた備長炭からの遠赤外線と、壺壁面からの輻射熱を利用して作った焼き芋は、甘さがぎゅぎゅっと凝縮され、ひと口食べれば普通の焼き芋との違いに驚くはず! 店内で食べられるサツマイモを使ったカフェメニューをはじめ、食べ歩きやおみやげにもぴったりなテイクアウトメニューも充実しています。

高級備長炭を使用し、専用の壺で2時間かけてじっくりと焼き上げた「濃密熟成焼き芋」580円~は、お店の一番人気商品! 季節によって仕入れる品種が変わる焼き芋も並ぶので、好みの焼き芋を見つけてみてはいかがでしょう?

お客さんの5人に1人が注文する、焼き芋を皮付きのまま丸ごと使った「焼き芋シェイク」680円は、飲むスイートポテトのような濃厚な味わい。

■川崎大師|つぼ焼き芋 甘い和。(かわさきたいし つぼやきいも あまいわ。)
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-29
TEL:044-201-7233
営業時間:11~17時(お芋がなくなり次第終了)
定休日:月曜・火曜
公式Webサイト:https://www.kawasakidaishi-amaiwa.jp/

香ばしいのにもっちもち! 国産もち米100%!自然薯入りぬれおかき

参道に広がる香ばしい匂いを辿ると、もち焼きせんべい専門店の「寺子屋本舗」が。店頭には20種類近くの作りたておかきやぬれ煎餅が並んでいて、定番の「醤油せんべい」190円をはじめ、川崎大師店限定の「串ぬれおかきにんにく」300円や「串ぬれおかき一味にんにく」300円などの変わり種まで、悩んでしまうラインナップに!

ここでしか食べられない、出来立てもっちりしっとり食感のぬれおかきの他に、店頭で焼いている、出来立てほかほかのもち焼きせんべいなども人気。 定番から変わり種まで、常時10種類以上がショーケースの中に並んでいます。

おみやげには、自然薯が入ったもちもちの「ぬれおかき」540円がおすすめ。定番の甘口醤油味はほんのり甘く、昔ながらのやさしい砂糖醤油風味。本醸造醤油味や七味味もあって、食べる手が止まりません。

■寺子屋本舗 川崎大師店 てらこやほんぽ かわさきたいしてん
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町5-5
TEL:044-287-7117
営業時間:9時30分~17時
定休日:無休

厳選素材と無添加の伝統の味! 幸せをよぶ久寿餅

喫茶住吉

川崎大師のおみやげとして有名な「独鈷 久寿餅」900円~は、創業大正6年(1917)の老舗和菓子屋「山門前 住吉」の不動の定番商品。無病長寿を祈念した「寿」の一字を附し、縁起物のおみやげとして、江戸時代より参拝客に親しまれています。 関西風の葛粉を使ったものとは別物で、こちらは小麦粉由来のでんぷんを乳酸菌で固めて作っているので、もっちり、つるんとした口触りが楽しめます。

久寿餅

喫茶で食べられる、出来立ての「久寿餅」500円は昔から人気の一品。添えられている型抜きされた久寿餅は月替わりで、花や動物の形など、行く度にワクワク感があるのもうれしいですね。

お座敷調の落ち着いた雰囲気の店内が、参拝帰りの疲れを癒してくれます。 「お大師様のご縁日」にあたる毎月20日と21日は、店内メニューの「久寿餅」がなんと半額に!ぜひ足を運んでみて下さいね!

■山門前 喫茶 住吉 (さんもんまえ きっさ すみよし)
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-47
TEL:044-288-4437
営業時間:8時30分~16時30分
定休日:不定休

Text:藍せり

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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