秋冬がベストシーズン! ベトナム・ハノイへフォトジェニック女子旅に行こう♪【#編集部のおでかけキロク】
雨が少なく過ごしやすい10~12月がベストシーズンといわれているベトナムの首都・ハノイ。豊かな水と緑が作りだす美しいスポットをはじめ、伝統工芸が織りなす景観など、この地ならではのみどころが多い街です。今回はそんなハノイへ、るるぶ&more.編集部“おのほの”がベトナム航空のビジネスクラスに乗って訪れてきました! 円安の今、物価が安く比較的影響の少ないベトナムは人気の観光地の一つ。次の海外女子旅の候補におすすめなハノイのスポットとその魅力をご紹介します。
Summary
緑豊かな憩いの場! ハノイ旧市街の「ホアンキエム湖」
ハノイ旧市街にあるホアンキエム湖は、ベトナムの歴史と自然が融合した人気の観光スポットです。ベトナム語では「還剣湖」という意味で、その名は15世紀にベトナムの英雄レ-・ロイ王が神から授かった剣を湖に返したという伝説に由来します。
湖の周りには、腰かけて語らう人、エクササイズやダンスを楽しむ人などがいて、地元の人々の憩いの場となっている様子がうかがえました。
ホアンキエム湖には2つの小島があり、中央南側にある小島には「亀の塔」が立っています。湖のどこからでも眺めることができるこの塔は、夜になるとライトアップされ、幻想的な美しさを放ちます。
北側の島には、13世紀に建てられ、18世紀に再建された「玉山祠(ぎょくさんじ)」があります。門の左にはトラ、右には龍が描かれていて、その凝ったデザインに惹かれ写真を撮っている人も多くいました。
木製の赤いフク橋を渡って対岸の玉山祠へ。緑と湖に囲まれた朱色の橋が絵になります。
寺で展示されているのは、1968年にホアンキエム湖で捕獲されたという体長約2mの大亀のはく製! 亀は神の遣いとされ、かつてレー・ロイ王が中国軍を破った神剣を、大亀を通じて神に還したという伝説があるそう。このはく製は、その伝説に関わりがあるといわれています。
亀のはく製はとても巨大で、こんな大きな亀がいたのかと驚くほど。伝説として語り継がれるのに相応しい、神秘的な風格を感じます。
■Ho Hoan Kiem(ホアンキエム湖)
住所:Ho Hoan Kiem, Ha Noi
TEL:なし
営業時間:見学自由
定休日:無休
料金:無料
■Den Ngoc Son(玉山祠)
住所:Dinh Tien Hoang, Ha Noi
TEL:024-38255289
営業時間:7~18時(土・日曜は~21時)
定休日:無休
料金:3万VND
ネオ・ゴシック様式のコロニアル教会「ハノイ大教会」
旧市街に訪れるなら、ぜひ「ハノイ大教会」にも足を運んでみて。フランス領時代の1868年に仏教寺院の跡地に建設され、その後ネオ・ゴシック様式に改築された威厳のある教会です。広場の正面には、聖母マリア像が堂々としたたたずまいで鎮座していました。
私は今回外から眺めただけでしたが、中にはイタリアのヴェネツィアから持ち込まれたという美しいステンドグラスや、アーチ状の高い天井などみどころもたくさん!
■Nha Tho Lon Ha Noi(ハノイ大教会)
住所:40 Nha Chung St. Dist.Hoan Kiem, Ha Noi i
TEL:024-38285967
営業時間:8~11時、14~17時
定休日:無休
料金:無料
カラフルなフォトジェニックスポットとして話題! 「クアンフーカウ線香村」
首都の中心部から30km以上離れたウンホア地区にある、クアンフーカウ線香村へ。バイクやバスに乗ってアクセスすることができます。また、最近はこの村へ訪れる車の送迎付きのオプショナルツアーも開催されているので、そちらを利用するのもおすすめです。
さて、このカラフルでぽこぽことした丸い塊の正体、気になりますよね。こちらはなんと……線香の花束!
ここは100年以上前から線香作りが盛んな地区。線香作りの際には竹ひご部分を染色した後に、束にして乾かす作業が必要になります。そのカラフルな線香の束が広範囲に置かれていることから、まるで花畑のようなフォトジェニックスポットとなっているんです。
赤やピンクの鮮やかな線香の束がずらりと並ぶ様子は圧巻。緑や黄色の線香も時折見られ、道なりや花の模様が表現されています。そのデザイン性の高さはまるでアート作品のよう。
このエリアは自由に散策することができるようになっています。線香の束の中に入って写真を撮ると、まるでカラフルな花絶景の中に入ったかのような写真映えする一枚に! 赤を基調としたカラフルな空間なので、写真を撮るなら白い服を着て行くのがおすすめ。ベトナムの傘帽子・ノンラーは現地で借りることができますよ。ハシゴに上って上から写真を撮ると、開放感と迫力のある画になります。
ここでは、実際に線香作りをしている様子を見学することもできます。クアンフーカウ線香村に根付く伝統工芸の繊細さをぜひ感じてみて。
■Quang Phu Cau Incense Village(クアンフーカウ線香村)
住所:Quang Phu Cau, Ung Hoa, Ha Noi
TEL:なし
営業時間:7~16時
定休日: 不定休
料金:10万VND
ハノイ観光へのアクセス抜群のホテル「グランド ホテル デュ ラック ハノイ」
今回ハノイで宿泊したのは、ホアンキエム湖やハノイ大教会も徒歩圏内という、立地に優れた「Grand Hotel du Lac Hanoi」。ハノイ大教会があるニャーチュン通り沿いに面して立つホテルです。
客室は白を基調とした、モダンさとクラシックさを合わせもったおしゃれなデザイン。広々としたベッドが旅の疲れを癒やしてくれます。バスタブはありませんが、清潔感のあるシャワールームも完備されていて、コンパクトながらも必要な設備は整ったホテルです。
また個人的にうれしかったのが、テレビでYouTubeや動画配信サービスも視聴できたこと。海外で観たいテレビ番組がない……というときも、いつも日本で観ているような好きな動画を選んで視聴できるのがありがたいポイントでした。
このホテルの一番の推しポイントは、朝食ビュッフェの豊富さ! ビュッフェ台に並ぶ種類豊富なパンやサラダ、果物などのほかに、できたてを持ってきてくれるテーブルオーダーのメニューも。
私は過去の経験から海外では現地の料理を頼むのが結局1番よい!と思っているので、テーブルオーダーのメインには、ベトナム料理である牛肉のフォーをチョイス。やさしいスープの味が、起きたばかりの朝の胃にも染み渡ります。
そのほかにも、パンケーキやクロックマダムなどの洋食のメインメニューや、オムレツ、エッグベネディクトなどの卵料理も種類豊富にラインナップ。数日泊まっても、毎日異なる料理が楽しめそうです。
ホテルには屋上プールやルーフトップバーなどもあるので、観光の合間に時間があれば、利用するのもいいかも!
■Grand Hotel du Lac Hanoi(グランド ホテル デュ ラック ハノイ)
住所:No 18-20-22-24 Nha Chung Str., Hoan Kiem Dist, Ha Noi
TEL:024-32750000
チェックイン/チェックアウト:14時~/~12時
料金:時期により異なる
ベトナム北部の伝統料理に舌鼓! ハノイで味わうグルメ
1)西湖沿いで丁寧に作られたベトナム北部の料理を「Sen Tonkin」
昼食に訪れた「Sen Tonkin」は、高級ホテルも多く立ち並ぶ西湖近くにあるベトナム料理レストラン。
最大300人収容可能な宮殿のような広々とした空間で、現代と伝統の文化が融合したデザインに風情を感じます。4つの大きなダイニングルームと3つのプライベートルームを備えているので、複数人での食事会やパーティー利用にもおすすめです。
伝統的なメニューから現代的なメニューまでを揃え、ベトナム北部の料理を提供しているこちらのお店。今回いただいたのは、大皿で提供されるコース形式のメニュー。
おすすめは、アーモンドを付けて揚げた車エビのフライと、魚のグリルと一緒に食べるライスヌードル。多くの料理に別添えのソースが付いてきましたが、やさしい味わいでどれも日本人の口に合う料理でした。
デザートはビュッフェ台から好きなものをチョイスできます。パンナコッタやプチケーキ、スイカなどのフルーツが並んでいました。ちょっと上質なベトナム北部の料理を味わうならおすすめです。
■Sen Tonkin(セン トンキン)
住所:62D Xuan Dieu, Tu Lien, Tay Ho, Ha Noi
TEL:024-32688988
営業時間:9~22時(21時30分LO)
定休日:無休
2)旧市街近くでいただく伝統的なベトナム料理「Mother’s Kitchen」
夕食は旧市街近くの「Mother’s Kitchen」で。新鮮なハーブや唐辛子を用いて、辛み、酸味、塩味、苦味、甘みの5つの要素を引き出した料理を提供しています。
こちらでも、コース形式で提供されるセットメニューをいただきました。飾り切りしたニンジンや葉っぱなどで彩られた食事メニューは、上品な盛り付けが素敵です。
ベトナム料理の人気メニュー「生春巻&揚げ春巻」や、ハノイでは定番の食材・蓮の実が入った「鶏のスープ」などを堪能しました。初めて食べた蓮の実は、サトイモやカボチャに似たホクッとした食感。シンプルな味付けで、素材の味わいを感じられるメニューが多くありました。
また、こちらで飲んだ「マンゴージュース」がおいしくてお気に入り。濃厚なマンゴーの甘みととろりとした口当たりが絶品です。ベトナムはフルーツジュースの種類が豊富なので、滞在中は「マンゴージュース」や「パインジュース」などをたくさん飲んでいました!
■Mother’s Kitchen(マザーズ キッチン)
住所:12A Hang Than, Nguyen Trung Truc, Ba Dinh, Ha Noi
TEL:024-38280055
営業時間:9~22時(21時30分LO)
定休日:無休(旧正月期間は変更あり)
人生初・ベトナム航空のビジネスクラスでハノイへ!
今回はベトナム航空のビジネスクラスに乗って快適で優雅な空の旅を楽しんできました!
ビジネスクラスの座席は通路に対して斜め向きになったヘリンボーン式の配置で、隣の人の様子が気にならないプライベートが守られた空間となっています。
また、リクライニングも180度倒せるフルフラット式のシートで、十分に足を伸ばせる広々とした造り。海外旅行の長時間の搭乗では足がむくんでしまうのが悩みですが、まっすぐ足を伸ばせるため降りた後の快適さも全然違います。
席に置かれたポーチを開けると……。中には靴下、アイマスク、耳栓、くしなどのアメニティの数々が! リップバームやボディローションといったフェイス・ボディケアアイテムも入っていました。乾燥しがちな飛行機の中で、保湿アイテムも揃えてくれているのは女子にもうれしいポイントですね。
食事は和食と洋食から選ぶことができ、私は洋食メニューをチョイス。メインは「ビーフハンバーグ」です。アミューズから順に提供される料理たち。まるでフレンチのコースのような素敵な盛り付けに心躍ります。味もおいしく大満足。ワインをはじめアルコールなどのドリンクとともに味わうことができるので、フライト時間も優雅なひとときになりました。
食後のおつまみやフルーツ、デザートはキャビンアテンダントがずらりと並んだプレートを持ってきてくれるので、好きな物を自由に選ぶことができます。
いつも飛行機の中では”目を瞑っている”くらいの浅い睡眠しかできない私ですが、夢を見られるくらいにはしっかり眠ることができました。早起きの疲れも解消されそう! 飛行機の時間でリフレッシュし、ハノイ旅行に臨むことができました!
初のビジネスクラスでしたが、ちょっと素敵な大人になった気分を体験できました。頑張ったご褒美に、またビジネスクラスで旅をしたい!と思いました。
伝統的な景観と、今も続く伝統工芸が魅力のハノイ。中心地以外にも、足を延ばせばたくさんの魅力あふれるスポットが点在しています。ぜひ次の旅の候補にいかがでしょうか。
Text&Photo:小野穂乃佳(おのほの)
取材協力:ベトナム航空
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