【沖縄】暮らすように那覇ステイを。「ON THE SAME HOTEL」
国際通りから徒歩約8分と観光に便利なロケーションでありながら、周囲は閑静な住宅街。芭蕉の木の奥にひっそりと立つ「ON THE SAME HOTEL(おん ざ せいむ ほてる)」は1日2組限定の宿で、短期滞在も長期の滞在も快適に過ごせるよう設計されています。
一級建築士の夫婦が建てたスタイリッシュで心和む宿
ON THE SAME HOTELを設計したオーナーの鮫島拓さん・睦子さんご夫妻は一級建築士。
一階は事務所兼居住スペースで、2階と3階がそれぞれ1日1組限定の宿になっています。
2階も3階もバルコニーが付いた1LDKタイプですが、2階はツインベッドと追加のお布団で最大4名までの滞在が、3階はクイーンサイズのベッドで2名までの滞在が可能です。
室内に配置されている家具や器が若干異なりますが、2階の部屋はコンクリート打放しの天井に、琉球ムチ漆喰の壁、花ブロックなどを使い、入り口には沖縄北部やんばるから切り出されたウラジロガシのベンチを設置。
60平米の広々とした部屋には神事に使われる“オガタマノキ(招霊木)”を使ったテーブルが配置され、沖縄の作家さんによるランプや器、調度品があしらわれています。
「同じ感覚の方に利用してもらえると嬉しいです」と鮫島さん。滞在中実際に使用し、気に入った器やガラスは「購入できるように」と、徒歩圏内にあるセレクトショップ「GARB DOMINGO(ガーブドミンゴ)」や「よかりよ」「miyagiya」「RENEMIA(レネミア)」などで鮫島さんも仕入れています。
アンティークと現代的な趣を兼ね備えているON THE SAME HOTEL。窓からの柔らかい光が心地よく、気持ちが和みます。洗練された“非日常的”な空間ですが、どこかほっこり。温もりを感じさせてくれます。
キッチンの窓越しに見える赤瓦屋根と花ブロックの壁もまた風情があり、ボーッと眺めて“無”の時間を過ごしてみるのも良さそうですね。
短期も長期も。那覇で暮らすように泊まれる
北米、ヨーロッパ、アジアなどをまわり「暮らすように旅をしたい」と、あえてホテルではなく現地のAirbnbに宿泊してきた鮫島さん。運良くこの物件と巡り合うことができ、住宅を新築する際に「都市部でも沖縄の魅力を感じながら過ごせる空間を」という思いが芽生え、2020年1月に宿泊施設を開業しました。
冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器、オーブントースター、鍋やフライパン、調味料、洗濯機、乾燥機、掃除機、アイロン、ヘアドライアー、ヘアアイロン、プロジェクターなど、長期滞在者にも対応するON THE SAME HOTEL。
徒歩圏内に散策を楽しめるスポットが満載
徒歩圏内にはセレクトショップの他にも朝7時オープンのハード系パン屋さん「LE PRET A PORTER(プレタポルテ)」や県民の台所「のうれんプラザ」、映画館「桜坂劇場」、飲むにまつわる専門店「LIQUID(リキッド)」、角打ちができてワインの販売もする「ツチトイブキ」など、立ち寄りたいスポットがたくさん。
目の前には2024年11月にオープンしたばかりのニューローカルコンビニエンスストア「松尾芭商」もあり、店内には200以上のアイテムが陳列。
メイドイン沖縄の“おいしいモノ”が手に入るので、沖縄土産もここで探してみるのも良いかもしれません。
立ち寄った際に味わいたいのが、クッキーアイスサンド(450円)。ザクザクの沖縄県産黒糖と塩を練り込んだクッキー生地にアイスを挟んだ、大人気の焼き菓子屋「しずく」と松尾芭商とのコラボレーション商品です。
車の免許がなくても那覇市内の観光が楽しめる場所にON THE SAME HOTELはありますが、少し遠くに移動したいときには、電動キックボードのシェアリングサービスLime(ライム)を利用してみるのも良さそうです。
次の沖縄旅行は、ビジネスホテルやリゾートホテルとは異なる魅力が満載のON THE SAME HOTELに宿泊してみませんか?
◾️ON THE SAME HOTEL(おん ざ せいむ ほてる)
住所:沖縄県那覇市松尾2-19-28
電話:080-5115-3625
チェックイン:15時〜23時
チェックアウト:11時
料金:お1人様1万2000円〜(1室2名利用時)
https://www.instagram.com/onthesamehotel/
Photo&Text:舘幸子
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