
【千葉県・野田】しょうゆゆかりの地で学ぶ!「キッコーマンもの知りしょうゆ館」の工場見学
江戸時代に本格的なしょうゆづくりがはじまった千葉県野田市にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」。世界100カ国以上で親しまれているキッコーマンしょうゆ。野田工場は国内3工場のうちの1つですが、ここでは無料の工場見学ができるんです。しょうゆの歴史や製造工程を楽しく学べる工場見学を紹介します。
ビデオ鑑賞で全体的な知識を学ぶ
工場見学はビデオ鑑賞からスタート。しょうゆの製造工程やしょうゆのヒミツについて約15分の映像で学ぶことができます。
製造工程見学でしょうゆづくりの仕組みを観察
ビデオ鑑賞の後は、しょうゆの原料からより詳しい知識を学ぶことができます。1ℓのこいくちしょうゆをつくるために必要な量の原料が置いてあるので、イメージしやすくて、分かりやすい!
みどころの一つである製麹室。約3日間かけてしょうゆ麹をつくる「製麹(せいきく)」の工程を見学することができます。
製麹でできたしょうゆ麹に食塩水をまぜたものが「もろみ」。この「もろみ」を仕込みタンクの中で発酵・熟成させます。
こちらでは、実際の「もろみ」の初期・発酵期・熟成期の色と香りを比べることができます。熟成期に近づくほど色や香りの深みが増してしょうゆに近づいていること実感!
発酵・熟成が終わった「もろみ」からしょうゆを搾る工程が「圧搾(あっさく)」です。一枚の長い布にもろみをつめて、折りたたんで重ねゆっくりと搾ることで、澄んだしょうゆとなります。
1本のしょうゆができるまでにかかっている手間ひまがあるから、あのおいしいしょうゆが出来上がるのだと納得できます。
伝統のしょうゆづくりを体感!御用蔵
キッコーマン野田工場の一角にある御用醤油醸造所(通称:御用蔵)は宮内省(現宮内庁)にお納めするしょうゆの専用醸造所として、昭和14年(1939)に江戸川沿いに建設され、2011年にキッコーマン野田工場内に移築されました。
江戸時代から続く伝統的な製法でしょうゆの醸造を行っており、この一連の流れを、実際に使われていた装置(展示品)を見学しながら学ぶことができます。
大豆を蒸し、小麦を炒るという原料処理をする工程で使っていた装置。
もろみを発酵・熟成させるための仕込桶。直径2m、深さ1.7mの大きさの桶は迫力満点です。
もろみを搾って、しょうゆを仕上げる工程で使っていた装置。
見学できる装置は展示のみで使用していませんが、御用蔵の仕込室では実際にもろみの発酵・熟成を行っています。御用蔵で醸造されたしょうゆは、売店で購入することもできます。
売店でおみやげをGET!
入口すぐの廊下を進んでいった突き当りにある売店では、数種類のしょうゆや、しょうゆモチーフのグッズまで豊富な品揃え。ここでしか購入できない限定商品もあるので、要チェックです。
売店の近くにある「まめカフェ」では、キッコーマンしょうゆを使った濃厚な「しょうゆソフトクリーム」が味わえます。しょうゆの塩味とクリームの甘さが絶妙にマッチ! 工場見学の締めくくりにおすすめです。
工場見学の特典はこちら
工場見学を終えると記念品として「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」がもらえます。
(※記念品は変更になる場合あり)
無料の工場見学で記念品がもらえるのはお得!
館内にはフォトスポットもたくさん。工場見学の記念にお気に入りショットを撮影してみよう!
私たちの食事に必要不可欠な「しょうゆ」のすべてがわかるミュージアム。しょうゆの歴史から製造工程までを学び、味わった時にこそ、本当のしょうゆの深さを感じることができるかもしれません。
■キッコーマンもの知りしょうゆ館 (きっこーまんものしりしょうゆかん)
住所:千葉県野田市野田110キッコーマン食品野田工場内
TEL:04-7123-5136
休み:土・日曜、祝日、毎月第4月曜(祝日の場合は翌日)
駐車場:あり
アクセス:東武アーバンパークライン(野田線)野田市駅から徒歩約3分
●見学DATA
予約:必要(電話で受付)
料金:無料
時間:9時~、9時30分~、10時~、10時30分~、11時~、13時~、13時30分~、14時~、14時30分~
所要:約60分
Text:情報メディア編集部 藤井裕衣子
Photo:田尻陽子
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●掲載の内容は『るるぶ千葉 房総‘26』 取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。