【タイ・バンコク】2025年最新!タイ旅行を効率的に♪ バンコクの交通事情を徹底解説!
伝統と近代が融合した、魅力的なタイの首都・バンコク。渋滞時にもスムーズに移動できるBTSやMRT、タイならではのボートや便利な配車アプリまで、バンコク旅行を楽しむのに必要不可欠な移動手段をまとめてご紹介します。
Summary
鉄道を賢く利用しよう
ラッシュアワーになると交通渋滞が起こりやすいバンコクは、BTSやMRTなどを活用して移動するのがコツ。行き先に応じて、鉄道を賢く使いこなそう!BTSとは?
BTSとはBangkok Mass Transit Systemの略であり、バンコクの中心部を走る高架鉄道システムのこと。通称スカイトレインとよばれています。現在はサイアム駅を中心にして、シーロム線とスクンビット線、ゴールドラインの3路線が運行中です。運行時間は毎日5時30分ごろから24時ごろまで。朝夕のラッシュ時は約3分間隔、それ以外は約5~8分間隔で運行しています。
自分の旅スタイルに合わせてチケットを選ぼう!
チケットは1回券(Single Journey Ticket)、ワンデイパス(One Day Pass)、ラビットカード(Rabbit Card)の3種類が用意されています。
1回券(Single Journey Ticket)
乗車券は距離制でB17~62。チケットは薄い磁気カード。有効時間は120分間で、使用後は改札で回収されます。
ワンデイパス(One Day Pass)
観光客に便利な1日乗り放題となるワンデイパス(B150)。駅の窓口で購入でき、毎回チケットを買う手間も不要です。
ラビットカード(Rabbit Card)
タッチ式のチャージ可能なプリペイドカード(IC型乗車券)。初期購入金額はB200(発行手数料B100、チャージB100を含む)で、有人窓口で購入できます。チャージ(B100~4000)やカードの返却も有人窓口で。挿入式の通常カード(Stored Value)のほか、30日間有効パスもあります。
乗車方法
(1)駅を探す
駅の入口は、赤と青の2本の線路が交差するマークの看板が目印です。
(2)行き先と料金を確認
券売機横の路線図で目的の駅と料金を確認。券売機はB1・2・5・10硬貨のみ使えるものと、B20・50・100紙幣も使えるものと2種類あります。改札そばの有人窓口でも購入可。
(3)料金投入
自動券売機で、行き先のボタンを押しましょう。指定された金額分の硬貨を投入すると、取出し口から磁気カードのチケットが出てきます。
(4)改札を通る
1回券、1日券は自動改札機に挿入して抜きとります。ラビットカードは読み取り部分にタッチしましょう。
(5)ホームへ
BTSの行き先はその路線の終着駅で示されているので、自分の行き先がある方面のホームへ向かいましょう。ドアは自動開閉です。
(6)改札を出る
下車したらExit(出口)の表示に従って階段を下り、改札フロアへ。乗車した時と同様に、自動改札機を通過しましょう。1回券は回収されます。
MRTとは?
MRTはバンコクの地下鉄。王宮方面やチャオプラヤー川西岸へのアクセスに便利です。ブルーライン、パープルラインのほか、モノレールのイエローライン、ピンクラインの合計4線が運行中。
チケットは2種類!
●1回券(Single Journey Token)
距離に応じてB17~72(ブルーライン)。すべて1回ごとにトークンを利用します。
●プリペイドカード(Stored Value Card)
初期購入金額はB180(発行手数料B30、チャージB100、デポジットB50を含む)で、有人窓口で購入できます。チャージやカードの返却も有人窓口で行いましょう。
乗車方法
(1)駅を探す
駅の出入口はそれぞれのライン名の色で標記された「M」のマークの看板が目印。駅名はタイ語と英語が併記されています。
(2)切符を購入
切符として、小さな丸いプラスチック製のトークンを購入。自動販売機のタッチパネルに、路線と料金が表示されています。右上に言語選択があるので、英語表記にして操作するのがおすすめ。行き先の駅名にふれると料金が表示されます。
(3)料金投入
表示された料金を投入します。硬貨はB1・2・5・10、紙幣はB20・50・100を使用でき、コイン状の黒いトークンとともにお釣りも戻ってきます。
(4)改札を通る
改札機のタッチ部分にトークンを押し当てると、センサーが反応してゲートが開きます。プリペイドカードの場合も同様です。
(5)ホームへ
構内の行き先表示を確認。鉄道が到着するとホームドアが開閉します。車内では英語のアナウンスもあります。
(6)改札を出る
改札機手前の投入口にト ークンを入れるとゲートが開きます。プリペイドカードの場合はタッチ部分にタッチしましょう。
BTS、MRT利用時の注意点
●BTS、MRTともに駅構内にトイレはないので、 利用前に済ませましょう。ゴミ箱も設置されていません。また、BTSのエレベーター設置駅は限られています。大きな荷物がある時は気をつけて。
●駅構内で、金属探知ゲートや係員による手荷物検査を求められることがあります。その場合は 指示に従って検査を受けましょう。
●駅構内および車内は飲食・喫煙禁止。匂いのあるものは密閉するなど配慮も忘れずに。
●MRTはクレカのタッチ決済も対応。MRTとSRT(国鉄が運営する鉄道)は、トークンを買わずにクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)で乗車できるようになりました。双方で利用できるのはVISAカード、 Mastercardのタッチ決済のみです。
タイならでは!ボートでの移動も手段の一つ
チャオプラヤー・エクスプレスボート
バンコクを南北に流れるチャオプラヤー川を運行する定期船。ボートによって停留所が異なるので、乗船する際にはボートの旗の色と行き先を必ず確認しましょう。基本的にオレンジ・フラッグ以外は通勤・通学に用いられます。
ツーリストボート
サトーンとプラ・アーティット間の9カ所(一部はアジアティークまで10カ所)に停まる、外国人観光客向けのボート。移動中に川沿いの景色を楽しみながら、アイコンサイアムや三大寺院など、人気スポットを回れます。
乗車ガイド
(1)目的の船着場に停まるボートかどうかを係員に確認してから乗船しましょう。
(2)乗船後、船内で係員に行き先を告げて切符を購入します。切符は小さな紙きれなので、無くさないように。
(3)船着場が近づくと船内アナウンスがあります。タイ語のみなので、船着場に近づいてきたら番号と船着場名を確認してから下船を。船着場に停船している時間は短いので、素早く慎重に降りましょう。
配車アプリ「Grab」を駆使しよう
スマートフォンひとつでタクシーが呼べる配車アプリ「Grab」は、タイ旅行で超有能。乗車前に目的地を指定すれば料金も決まるので、面倒な料金交渉なし!運転手と事前に目的地を共有できるので、会話に自信がない人でもご安心を。
登録方法、事前の注意
Grabアプリをスマホにインストールし、SMSが受信できる電話番号を登録(日本の番号なら、+81に続けて最初の0はとる)。続いてGrabからSMSに届いた承認コードを入力し、名前・電話番号・メールアドレスを入力します。プライバシーポリシーと利用規約の同意にチェックを入れ、「Continue」を押せば完了!
事前にアプリのインストールと初期設定が必要なのでご注意を。また、インターネット環境がないと利用できません。料金はメータータクシーよりやや高めです。
※SMSを受信するには「データローミング」をONにすること。
※登録時点では支払いは現金のみ。キャッシュレス希望の場合は、アプリ画面中央下の「Cash(支払い)」から支払方法の変更でクレジットカードを登録しましょう。(カードの登録は現地でのみ可能)
配車方法
(1)行先を設定しよう
アプリのホーム画面から「Transport」を選択すると現在地が表示されるので、乗車したいポイントと目的地を設定します。
(2)車種を選択
「JustGrab」「GrabCar」などの車種、車体の大きさ、料金、待ち時間などが表示されるので、用途に合った車をタップ。
(3)配車完了
車の手配が完了するとドライバーの顔写真や名前、車種、ナンバーなどが表示されます。ドライバーの現在地と待ち時間は、リアルタイムにマップ上で確認できます。
(4)乗車スタンバイ
車が到着したら、乗車前に必ずナンバーや車種をしっかり確認してから乗り込もう。目的地が登録済みなので、行き先を告げる必要がないのがうれしいポイント。
(5)目的地に到着
現金支払いの場合は予約時に表示された金額を支払って降車。キャッシュレス決算の場合は挨拶をして下りるだけでOKです。
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Text:るるぶ情報版(海外)編集部
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