雪道運転が不安な人でもOK！ 東京から約2時間の川場スキー場

ウィンタースポーツの季節が到来。せっかくスキーやスノボをするなら雪質のいい場所を探したいけど、アクセスが大変そう……というイメージがあるのではないでしょうか。今回は、首都圏から好アクセスで、スノーアクティビティやゲレンデグルメを楽しめる群馬県川場村にある「川場スキー場」を紹介します。

車で東京から「川場スキー場」に行く場合、関越自動車道を利用するのが一般的。練馬ICを出発し、関越自動車道を北上。その後、沼田ICで降りて国道120号線を川場方面に向かって進みます。公共交通機関を利用する場合は、東京駅からJR上越新幹線に乗車。上毛高原駅で降車し、バスやタクシーで川場スキー場にアクセス可能（新幹線とバスのセットプランもあるので事前にチェックしておきましょう）。また、川場村にある「道の駅 川場田園プラザ」より、シャトルバスでアクセスする方法もありますよ。シャトルバスは冬季のみ運行しており、無料で利用できます。車、公共交通機関のどちらを利用しても、東京からの所要時間は2時間ほどになります。冬の車の運転が心配な人でも訪れることができるのがうれしいですよね。

「川場スキー場」は、群馬県の川場村にある人気のスキー場。東京からもアクセスしやすく日帰りも可能なため、毎年、多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。また、標高1870mの高地にあることから積雪量も豊富。サラサラでふわふわのパウダースノーが楽しめます。さまざまなイベントやキャンペーンが用意されているのも特徴で、現在は、1日分のリフト券とランチ、クレープ、ラウンジの利用券がついた女子旅向けの「ガールズトリップパッケージ」というお得なプランも！　そちらは記事後半で紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

気軽さがうれしい！ ウェアやボードはレンタルで気軽に

「川場スキー場」に到着したら、まずは身支度を。立体駐車場からエレベータで7階まで上がると「川場スキー場」内7～8階にメインハウス「カワバシティ」があり、チケットカウンターや、ショップ、レンタルなどが一挙に揃います。レンタルは「カワバシティ」8階にあるレンタルステーションで行います。さまざまなデザインや色のウェアが用意されており、好みのものを選ぶことができますよ。

「リゾートセンター」では、スノーボード板やブーツ、ウェアといったスノーボードをするために必要なアイテムをすべてレンタル可能。大人（高校生以上）であれば、ウェア（上下セット）は1日5000円で、スノーボード2点セット（ボード、ブーツ）は1日5500円でレンタルできます。更衣室も完備されているため、すぐにレンタルしたウェアに着替えられます。レンタル時は身分証が必要なので、お忘れなく。手袋・ゴーグルなどはレンタルできませんが、「カワバシティ」内のショップで購入も可能です。

初心者～上級者まで◎。豊富なコース展開がうれしい

ウェアを身にまとったら、さっそく真っ白なゲレンデに飛び込みましょう！「川場スキー場」には、初心者向けのコースから上級者向けのコースまで、全部で10のコースがあります。初心者におすすめなのは緩やかな斜面が続くコースですが、スキルが上がったら、段階的にコースの難易度を上げていくことができます。サラサラとしたパウダースノーが降り積もっていることが多いのも、「川場スキー場」の魅力。転んだり尻もちをついた時、怪我につながりにくいのがうれしいですね♪

まず紹介するのは、初級コースの「桜川コース」。川場スキー場のメインコースで、長さ1300mのなだらかな斜面でゆったりと滑ることができます。スノーボードシーズンが始まるとともにオープンすることが多いコースなのだそう。

続いても、初級コースの「クリスタルコース」。こちらも川場スキー場を代表するコースの一つで、初心者から上級者まで楽しめます。山頂から2000mにわたってなだらかな斜面が続いているため、ビギナーも終始、落ち着いて滑走できるはず。また、ハイシーズンにはコースの両サイドに「壁（Wall）」が。上級者であれば、こちらを使って壁遊びもできちゃいます♪

写真の道を進むと、中級コースの「白鳥スカイライン」「白鳥ダウンヒル」に繋がっています。「白鳥スカイライン」は、白樺林に囲まれた風光明媚なコース。最大斜度は24°と、クリスタル・桜川コースよりもやや急な斜面になっています。また、長さは1850mと長めなので、中級者以上に適しています。また、板を回転させる、板を横にして滑らせる、といったテクニックを楽しむ人にも人気のコースなのだとか。

スピードを落とさずにターンする“カービング”を楽しみたい人にぴったりなのが、中級コース「白鳥ダウンヒル」。コースの幅が広いため、ダイナミックなターンを何度も繰り出すことができます。圧雪車によって整備された直後の“グルーミングバーン”であれば、いっそう楽しめること間違いなし！

スキー場といえば、ゲレンデグルメ！ ショップも充実

スキー場でのお楽しみの一つが、グルメ。スキーやスノーボードをした後のご飯は格別ですよね♪　「カワバシティ」には、複数のレストランがあります。ラーメンや丼ものをはじめとする温かい食事メニューから、スイーツ、コーヒーなどのカフェメニューまで幅広いメニューが用意されています。

「カワバシティ」の7階にある「牛たん すずや」は、牛タン料理が名物のお店。今回利用した「ファーストトラックサービス」には朝食がついているので、こちらで朝食をいただくことに。写真のメニューは、8～10時にいただける「朝食セット」（700円）。おにぎり2種類とお味噌汁と玉子焼きがセットになった、しっかりとしたボリュームのメニュー♪　朝食セットは、「ファーストトラックサービス」の利用者以外でも購入可能です。
炭火で焼き上げた牛タンが味わえる「牛たんすずやの極み御前」（2000円）や、じっくり煮込んだ牛たんと肉汁たっぷりのハンバーグがセットになった「やわらか牛たんとハンバーグ」（2000円）など、牛たんや肉好きにはたまらないメニューが用意されています。

こちらは、同じく「牛たん すずや」でいただける「和牛肉刺し ユッケ丼」（1700円）。ユッケといえば、肉の鮮度が味わいを左右する難易度の高い料理です。スキー場でユッケが食べられるなんて、びっくり！

「カワバシティ」には、スイーツと絶品コーヒーが味わえるお店も。7階にある「ビーチ」は、東京・奥渋谷の人気コーヒースタンド「good good not bad」とのコラボコーヒースタンドで、各種クレープやスムージー、コーヒー、フルーツティーなどがメニューとしてラインナップされています。

写真のメニューは、同じく「ビーチ」の「アサイーボウル」（1300円）と「アサイースムージー」（1000円）。生乳をぜいたくに使った「川場のむヨーグルト」と、地域で生産されたフルーツからできた一品です。

■牛たん すずや
住所：群馬県利根郡川場村谷地2755-2 カワバシティ7F
TEL：0278-52-3345
時間：8時30分～17時
定休日：シーズン中無休（※スキー場の営業期間12月上旬～4月中旬予定）

■ビーチ
住所：群馬県利根郡川場村谷地2755-2 カワバシティ7F
TEL：なし
時間：9～16時30分
定休日：シーズン中無休（※スキー場の営業期間12月上旬～4月中旬予定）

ラグジュアリーな気分でゲレンデを楽しめる！ 専用ラウンジや休憩室に注目

「川場スキー場」には、ゆったりとくつろげる「パウダーラウンジ」（1日／1人1500円）というスペースも。ソファやテーブルが設置されており、ドリンクやお菓子などをいただきながらひと休みできます。手荷物やウェアを預けられるクロークサービスを利用すれば、休憩中、身軽に過ごすことも可能に。

ラウンジ専用のWi-Fiがあるので、PCやスマホでの作業もOK！　コーヒーや川場村のりんごを使用したデトックスウォーターなどを飲みながら、ちょっと仕事をして、気分転換にスキーやスノボを楽しんでも◎。ワーケーションができるのも魅力ですよね。ドリンクバーでは、写真の棚に置いてある「STANLEY（スタンレー）」のタンブラーを自由に利用できます。

そのほか、複数人で利用できる4種類の有料休憩室も完備。写真は部屋タイプAです。壁で囲まれたプライベートな空間となっており、なかにはソファやテーブルなどが設置されています。平日であれば3000円で1日貸し切ることができるので、体力に自信がない人や休憩時はプライベートな空間で過ごしたい人は、利用しては？ 有料休憩室は、Web上で事前に予約できます。

自分のしたいスノボ旅ができる、種類豊富なパッケージ

「川場スキー場」では、スノーボードやスキーをめいっぱい、そしてお得に楽しむためのパッケージプランが複数用意されています。例えば、レッスンとレンタルがセットになっており全くの未経験でもスノーボードやスキーができる初心者向けパッケージ、リフト券とランチ、パウダーラウンジの利用券などがセットになったガールズトリップパッケージ、大人と子ども用のリフト券やレンタル、レッスンがセットになったファミリーパッケージがあります。

今回注目したいのは、女子旅向けの「ガールズトリップパッケージ」。丸1日リフトを利用できる券、パウダーラウンジの利用券、1500円分のランチ券、700円分相当のクレープ券がワンセットになったプランで、それぞれを購入するよりも最大1900円お得なのが特長です。

ランチ券を使って食べたいものはこれ！「カワバシティ」８階にあるレストラン「ティンバーライン」の「タイプレート」（1700円）です。

「ガールズトリップパッケージ」についているのは、「カワバシティ」の7階にある「ビーチ」のクレープ。クレープ「ビーチ」には、定番かつ人気メニューの「バナナチョコ生クリーム」（800円）、「川場スペシャル」（1100円）から、おかず系の「ハムタマクレープ」（800円）まで、さまざまな種類のクレープがあります。休憩中やスノーボードを楽しんだ後は、お腹が空くもの。おいしいクレープをお得に食べられるのは、うれしいですね♪

既に滑れる人にもおすすめ！ トリック専門のスクール展開

初心者にも、もっと上達したい経験者にもおすすめなのが、「川場スキー場」で展開されているスクール。スノーボードの楽しさや面白さを見つけるところからスタートする「JSBA公認牛山基樹プロスノーボードスクール」や、参加者のレベルに合わせたレッスンを提供する「高橋烈男プロ パーク＆グラトリスノーボードスクール」などがあります。

さらには、テクニックを磨きたい人にぴったりなスクールも用意されています。「川場モーグルスクール」では、人工モーグルコースを使って安全かつ楽しくコブ斜面の攻略を目指すことができます。また「高橋烈男プロ パーク＆グラトリスノーボードスクール」には、トリックに特化したレッスンプログラムも。スノーボードのトリックやジャンプ技術を学びたい人は必見です！　「パークとグラトリを教えてくれるスクールはなかなかないので、ここの存在は貴重ですね」と、Konomiさん。

初心者にも上級者にも大人気のファーストトラックサービス

冬の川場村をもっと楽しみたい人におすすめなのが、「ファーストトラックサービス」です。「川場スキー場」の営業開始前に誰もいないゲレンデで滑走できるサービスで、まさにぜいたくなひと時を過ごすことができます。早朝に山頂から眺める景色は、雄大そのもの。その日1日が、すてきなものになること間違いなし。

「ファーストトラックサービス」は、一人2500円（朝食券付き）で利用可能。ほかにも朝食券とリフト1日券、食事券（1000円分）、商品券（500円分）がついたプラン「ファーストトラック（1名料金）＋1日リフト券」、最大15名が乗車できるキャットを25000円で貸し切るプランがあります。

「川場スキー場」を訪れた日、「ファーストトラックサービス」も利用したKonomiさん。「整備されたばかりの、気持ちのいい雪山を滑る瞬間は最高！　初心者も上級者も、ハマること間違いなしですよ」と、大満足した様子でコメントしてくれました。また「川場スキー場」の景観については、「ゲレンデ全体が最高に映えるフォトスポットです！」と絶賛。雄大で美しい雪景色や各種グルメを堪能できるうえ、誰もが安心してスキーやスノーボードを楽しめる「川場スキー場」。この冬、ぜひ訪れてくださいね♪

■川場スキー場
住所：群馬県利根郡川場村谷地2755-2
TEL：0278-52-3346
営業時間：平日8～17時、土・日曜、祝日7時30分～17時
リフト運行時間：平日8時30分～16時、土・日曜、祝日8～16時
定休日：シーズン中無休（※スキー場の営業期間12月上旬～4月中旬予定）

Text：緒方よしこ
Photo：Konomi Harasawa、川場スキー場、JTB群馬支店

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