
三鷹駅前に複合型温浴施設「FLOBA(フローバ)」オープン! 都心からも好アクセスなサウナの魅力にせまる
2024年12月にニューオープンした「FLOBA(ふろーば)」は、三鷹駅南口から徒歩1分という抜群のアクセス。都心にあるサウナはあまり広くスペースが取れないことも多いですが、なんと「FLOBA」は、ビル1棟すべてが温浴施設! サウナに特化しつつも、お風呂・カフェ&ダイニング・ラウンジを併設した、十分な広さを誇る複合型温浴施設です。
線路が見えるほどの駅近で好アクセス!
「FLOBA」があるのは、JR三鷹駅南口から徒歩1分の場所。改札を出るとすぐに、外壁に白く浮き上がる大きな温泉マークのネオンサインを見つけることができます。
ビル1棟がすべて温浴施設という造りになっており、写真は1階のカフェ&ダイニングの入口。1階のカフェ&ダイニングは、サウナや温浴施設を利用せずとも、飲食のみの利用も可能です。サウナのオープンは8時ですが、こちらのカフェ&ダイニングは7時からオープンしているので、ゆっくりとモーニングを食べながらオープンを待つこともできます。裏に回ると、サウナエリア専用の小さな入口もあります。都心には朝から開いている温浴施設はなかなかないので、うれしいですね。
「FLOBA」という名前には、FLOW(=人同士の交流)、BA(=場所)、風呂場という意味が込められています。 事前に公式LINEを友達登録しておくと、公式LINEからチェックイン&チェックアウトすることができます。店内の二次元バーコードを読み取り、その場で入場することも可能。決済は店内のタッチパネルでスムーズに行うことができます。とくに予約は不要なので、思い立ったときに利用できるのもうれしい!
ぜいたくにスペースを使った浴室&サウナ
男性の浴室の入口は2階。2階に脱衣所・お風呂・洗い場があり、そのまま内階段で3階の男性サウナへと上がることができます。3階にあるのは、サウナ・水風呂・内気浴スペースのみ。1フロア分のスペースでサウナだけを楽しめるなんて、とてもぜいたく! 脱衣所にはイオンウォーターなども含む自販機があり、浴室手前で水分調達できます。
2階の浴室や3階のサウナではBGMにはヒーリング系の音楽が流れていて、心地よくお湯に浸かることができます。
お風呂は、松・柚子・ヨモギ・蜂蜜・森林……など、日替わりで9種類を楽しむことができます。月間スケジュールが出ているので、公式サイトや公式SNSをチェックしてみましょう。高濃度炭酸泉は、温めの温度設定。長い時間、じんわりとつかっていることができます。体をキレイに洗い、お風呂でじっくりとからだを温めてリラックスしたら、お待ちかねのサウナへ!
3階のサウナスペースへと上がると、「サイレント」のサインが見えます。3階は基本的には黙浴が推奨されています。友達同士で来て会話をしたい場合は、2階のお風呂スペースへ。この線引きがきちんとアナウンスできているからこそ、サウナで静かな時間を過ごせるというのも「FLOBA」の魅力です。
男性サウナ室は、センターのサウナストーブを囲うように多角形の2段設計。約30人が入ることができます。サウナストーブの外側にも敷き詰められているサウナストーンはディスプレイで、ロウリュ用に細かくする前のサウナストーンを別に発注して敷き詰めています。街頭のような灯りも趣があります。
視覚的な要素も、サウナを楽しんでいるときに大切な要素です。サウナストーンの合間に「エレメント」とよばれる赤い炎が見えるように、あえてぎゅうぎゅうに敷き詰めすぎることなく、余白を残しているとか。
「FLOBA」のサウナの特徴は、ちょろちょろと注ぐ薬草ロウリュと、上からザッと大量に降り注ぐロウリュの2段階方式であること。男性サウナの場合は、薬草ロウリュが5分おき、上からのロウリュが15分おきに注がれます。ロウリュが始まるときはサウナ室内の照明が消え、スポットライトが1つだけつきます。エンタメ感満載で、見るも楽しい瞬間です。
薬草ロウリュでは、毎日その内容が変わります。1のつく日は「レモングラスほうじ茶」、2のつく日は「温活ブレンド」、3のつく日は「ヒノキクスノキ」……と、毎日変わる10種の香りを楽しむことができます。こちらも日替わりのお風呂同様、公式サイトや公式SNSをチェックしましょう。
薬草ロウリュが終わるとほどなくして、上からのロウリュが始まります。こちらの間隔は15分おき。1時間に4回、2つのロウリュが同時に行われるタイミングがあり、サウナ室内が最も温まります。
じっくりと温まったら、クールダウンの時間。サウナ室のドアを開けた正面に、このような「飲料水」のプレートがかかった水飲み場があります。このおもしろい形状は、衛生的な観点から。上に水が出てくる水飲み場は、飲みながら下に滴りおちた水が蛇口にふれてしまいます。それを考慮して、水が平行に噴き出す仕様に工夫したそうです。
サウナ室を出るとすぐ水風呂があるので、動線としてはばっちり! 男性水風呂の水温設定は、約14〜16℃だそうです。
男性サウナ室で驚いたのは、サウナ室を囲むようにインフィニティチェアがずらりと並んでいること。いわゆる「ととのい椅子」の数は、なんと30個! これだけ椅子があれば、「ととのい待ち」することはありません。「FLOBA」のコンセプトとして、サウナ室とととのいスペースは、どこのスペースよりも一番こだわった設計になっているそうです。
続いて、女湯へ。造りは基本的には男湯と同内容なのですが、女湯は、お風呂・洗い場・サウナ室がワンフロアに凝縮した設計となっています。とはいえ、男性よりもワンフロアの面積が広いので、お風呂と洗い場の大きさは同じで、サウナだけコンパクトに造られた設計。お風呂とサウナが同じフロアにあるため、お風呂で会話をする際は周囲の迷惑にならないように気をつけましょう。
こちらが女性のサウナ室。真ん中にある花を模した陶器に、薬草ロウリュが降り注ぎます。温度設定は男性よりも少し低めで、通常85℃ほどだそう。この温度設定に至るには、「ロウリュが発動すると熱すぎる」というお客さまの声があったからだとか。「FLOBA」では、利用客の意見を吸い上げ、日々改善に努めているそうです。それが、愛されるサウナとなるゆえんなのかもしれません。
女性サウナでは、薬草ロウリュと上からのロウリュが、15分おきに同じタイミングで降り注ぎます。
女性水風呂は、男性より少し水温設定が高く約17℃に設定されています。男性ほど広くはないですが、十分に体をクールダウンできるスペースです。
そして、女性はパウダールームやアメニティーがさらに充実! ライトが付いたミラーに、ドライヤーだけでなく、ヘアアイロンまで完備されています。
タオルが使い放題に設定されているのもうれしい! 男性はフェイスタオルだけですが、女性はバスタオルの用意もあります。
マンガ読み放題のラウンジとカフェテリアも
サウナを楽しんだら、地下1階のラウンジへ休憩しに行きましょう。インフィニティチェアやビースクッションが十分な数用意されている、グランピングを思わせる今っぽい雰囲気の空間です。
アロマが至る所に配置さ>れており、心地のいい香りとともにサウナ後のぽかぽかの体でリラックスことができます。貴重品を入れるロッカーやコンセントがあるなど、さりげない心遣いもうれしい。
読み放題というマンガはなんと1万冊以上あるそう。いろいろなジャンルのマンガが並ぶので、読みたいものを見つけられるはず。
こちらが、1階のカフェ&ダイニング。コーヒーをはじめ、「オロポ」などのサウナ後にうれしいドリンクや、アルコールなど、ラインナップはさまざまです。フードは、トーストやサラダなどが楽しめるモーニング(7〜11時)、カレーなどが頼めるランチ(11〜17時)、つまみも楽しめるディナー(17〜22時)に分かれています。カフェタイムにはスイーツも。フードの内容は、今後どんどん更新していくそうなので、楽しみですね。
帰る間際に、サウナ後のもう一つのお楽しみのグッズの購入もできます。「FLOBA」のロゴ入りサウナハットは、タオル地で扱いやすそう。
グッズのなかでも人気なのは、気軽に買うことのできるステッカーやキーホルダー。こういうちょっとしたものって、いくつになってもつい買ってしまいますよね。
駅前にある施設にも関わらず、1棟がまるごと温浴施設。好立地でリラックスできる、素敵な施設がまたオープンしました! パワーチャージのアドレスとして、ラインナップしておいてはいかがでしょうか。
■FLOBA(ふろーば)
住所:東京都三鷹市下連雀3-45-2
TEL:なし
営業時間:サウナ&スパ、ラウンジ8〜24時(最終受付23時)、カフェ&ダイニング7〜23時
定休日:無休
料金:午前入店1480円(2時間利用)、午後入店1980円(2時間利用)、3980円(1日利用)※土・日曜、祝日は午前入店1980円(2時間利用)、午後入店2480円(2時間利用)、4480円(1日利用)。2時間利用の場合、以降1時間ごとに追加500円
Text:松崎愛香
Photo:yoko
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