【おとなのソロ部】等々力「工芸スタジオチルコロ」で本格陶芸体験に没頭するソロ休日

【おとなのソロ部】等々力「工芸スタジオチルコロ」で本格陶芸体験に没頭するソロ休日

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近年、趣味としても注目を集めている陶芸。興味はあるけれど、少しだけハードルの高さを感じている人もいるのでは。等々力にある「工芸スタジオチルコロ(こうげいすたじおちるころ)/陶芸教室チルコロ(とうげいきょうしつちるころ)」では、初心者でも気軽に本格的な陶芸ができる体験教室を開催しています。この体験教室を通じて、じっくり陶芸に向き合う充実したソロ時間を過ごしてきました。

Summary

初心者も大歓迎! 本格的な焼き物が作れる陶芸体験教室

東急大井町線・等々力駅から徒歩約10分の場所にある「工芸スタジオチルコロ(陶芸教室チルコロ)」は、陶芸や金継ぎを学べる工芸教室。それぞれ体験教室と会員コースの2種類があります。

今回は、陶芸の体験教室に参加。

コースは全部で3種類。基本の「1回体験」3850円+焼成費では、成型だけを体験できます。「2回体験」7150円+焼成費では、成型と釉がけ(色付け)、もしくは絵付けまでを体験できて、「3回体験」1万450円+焼成費では、さらに削りも体験できます。
※価格はキャンペーン価格。終了日時は公式サイトにて要確認

今回は、釉がけと絵付け体験までできる「2回体験」を選びました。

店内には、先生や生徒、1日体験教室に参加した人の作品が並べられています。どんな作品を作ろうか、見ているだけでイメージが膨らんでワクワク!

体験中に粘土で服が汚れないよう、エプロンも貸してもらえます。必要な道具は全部揃っているので、手ぶらで参加できるのもうれしいポイントです。

最初は先生のデモンストレーションからスタート。粘土の塊に深さを出していく方法や、指の添え方などを教えてもらいます。

ソロおすすめ Point
1日体験教室は少人数制で、ひとりで参加する人がほとんど。初心者が分かりにくいポイントや、やってしまいがちな間違いなども目の前で実演しながら教えてくれるので、ちゃんとコツを理解してから挑戦できます。

先生のデモンストレーションが終わったら、さっそく挑戦。実際にやってみると、思っていた以上に粘土の形が変わるスピードが早くてびっくり。わずかな力加減や指の角度で、器の厚みや深さ、角度などが変わってくるので、慎重に進めていきます。

次第に慣れてくると、手のひらに伝わるツルツルとした粘土の感覚が心地よく感じて、ずっとさわっていたい気持ちになりました。

うまくいかなかったときは先生がアシストしてくれるので、不器用な人でも大丈夫。自分のペースで進めることができます。

深さを出した後は、ゆっくりと筒を広げていきます。焼くと少し縮むため、気持ち大きめで作るのがポイント。

最後は先生が微修正と切り離しを行い、1つ目の陶芸品が完成。最初は初心者でも作りやすい茶碗を作ってみました。

陶芸体験は40分制。この時間内であれば好きなだけ器を作ることができます。作っていくうちにコツを掴んできて、どんどん作り進めることができました。

ソロおすすめ Point
慣れてきたら先生の声かけは最小限。でも近くで様子を見守ってくれているので、分からないことがあったらすぐに相談することができます。時間内であれば作り直しもできるので、納得がいくまで挑戦できるのもポイントです。

今回、筆者は茶碗1つと小皿2枚、豆皿1枚を作りました。このなかから焼き上げる器を選びます。

それぞれ体験費用とは別に体積(縦×横×高さ)×1.7円の焼成費がかかるので、選ぶときには注意してくださいね。目安として、茶碗サイズ(14cm×14cm×6cm)の焼成費は1800円です。せっかくなので今回は4つ焼いてもらいました。

1回体験の場合は、「せいじ」「白」「黒」の3色のなかから釉がけの色を選んで終了。焼き上げや釉がけ作業はスタッフが行ってくれます。約3週間後、郵送か引取りで作品を受け取ることができます。

2回体験・3回体験の場合は、約3週間後に焼き上がりの連絡をもらい、再度店舗で色付け作業を行います。


焼き物を彩る釉がけと絵付けについつい没頭

約3週間後、焼き上がった作品がこちら。初めての陶芸でもヒビが入ったり欠けたりすることなく、きれいに焼き上がりました。

小皿の花びらが少しだけ歪んでしまいましたが、それもまた味があって素敵。改めて正確に花びらの形を作る陶芸家のすごさを感じました。

2回体験で選べる釉がけの色は瑠璃釉やチタン釉など約10色。縁だけ色をつけたりすることもできます。

今回は花形の小皿をピンク、茶碗を鈍色と白の半々に釉がけしてみることに。

釉がけは、染料が入ったバケツの中に静かに入れて行います。長く浸けすぎると色合いが変わってきてしまうので、手早く行うのがポイントです。

ソロおすすめ Point
一発勝負の釉がけですが、事前に器の持ち方や引き上げ方を丁寧に教えてもらえるので安心して挑戦できます。色が禿げてしまった箇所があっても、筆で再度塗ることができるのできれいに仕上がります。

もうひとつの小皿には、陶芸用のクレヨンで絵を描いてみることに。

お絵描きで使うクレヨンと同じような描き心地で、思い通りに絵付けができました。 曲線部分に丸を描くのは難しかったですが、童心に返ってお絵描きしているようでとても楽しかったです。

最後の豆皿には、筆で絵付けをすることにしました。全13色の陶芸用の絵の具が選べます。

こちらはシンプルにラインで模様付けを。筆の種類もいろいろあるので、簡単なイラストなら問題なく描くことができます。思わず没頭してしまい、あっという間に時間が過ぎていきました。

それぞれの完成形はこんな感じ。焼き上げるとかなり色合いが変わるのだとか。どんなふうに焼き上がるのか、今からドキドキです。

引き取りは郵送か店舗受け取りが選べ、店舗受け取りの場合は約3週間後に再度連絡がもらえます。

界で一つだけのオリジナル陶芸作品が完成!

3週間後、待ちに待った陶芸作品が完成! 今回は店舗受け取りを選んだので、お店に再度訪問しました。

花柄の小皿は、イメージどおり桜のような雰囲気に仕上がって大満足。眺めていたら「ほうれんそうのおひたしを盛り付けたら映えそう」なんて思えてきて、早く使ってみたくなりました。

釉がけ直後は真っ黒だった茶碗も、きれいな鈍色に。白とのコントラストもきれいに出すことができました。

クレヨンや絵の具で絵付けした小皿と豆皿の出来栄えもバッチリ。それぞれ味がある器に仕上がりました。

スタッフが梱包してくれて、体験教室は終了。持ち帰り用の紙袋や箱の用意はないので、持参してくださいね。忘れてしまっても、「エコバック」550円の販売があるので安心です。

初心者でも本格的な陶芸作品が作れる「工芸スタジオチルコロ」をご紹介しました。

体験を通じて陶芸の楽しさはもちろん、完成品を使うワクワク感も味わうことができました。世界に一つしかないオリジナル陶芸作品を作りたくなったら、ぜひ訪れてみてくださいね。

■工芸スタジオチルコロ 等々力店(こうげいすたじおちるころ とどろきてん)
住所:東京都世田谷区等々力4-18-12 光和マンション101
TEL:070-9000-8313
営業時間:10時〜17時30分(金〜日曜は夜間営業日もあり)
定休日:不定休
料金:「1回体験」3850円+焼成費、「2回体験」7150円+焼成費、「3回体験」1万450円+焼成費
所要時間:成形 約40分

※焼成費は体積(縦×横×高さ)×1.7円で計算
※キャンペーン価格につき、終了日時は公式サイトにて要確認

ソロおすすめMemo
■取材時のソロ率:100%(平日の午前)
■おすすめの利用シーン:何かに没頭したいとき、オリジナルの作品を作りたいとき、陶芸体験をしてみたいとき


Photo:藤原早菜、増田朱音(vivace)
Text:増田朱音(vivace)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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