
【神戸】体験型カフェ「EDITION SEE?」でアート作品のシルクスクリーンに挑戦!
アートを手に入れてみたいけれど、ちょっと敷居が高いし、どこで買えばいいかわからないし、そもそも高価で買えないのでは? 体験型ショップ「EDITION SEE? 南京町店(えでぃしょん しー なんきんまちてん)」は、そんな人にこそ訪れていただきたい“アートを気軽に楽しめる”お店。複数種類のアートからお気に入りの1枚を選び、トートバッグやTシャツなどに自分でプリントできます。初心者でも気軽に体験できるのワークショップをレポートします!
アートもフードも並ぶ「EDITION SEE? 南京町店」
「EDITION SEE? 南京町店」があるのは、JR元町駅から徒歩2分ほどの場所。神戸を代表する観光スポット、中華街・南京町の広場からもすぐの立地です。
10年以上中国で事業を営んでいたオーナーの山田路也さんが、コロナ禍を機に地元・神戸へ。何か新しい事業をと考えたときに、中国で出会った友人たちがアートに魅了されていたこと、その影響で自身もアートにふれアートの喜びを知ったことを生かして、2020年にギャラリー「CONCEPT STORE SEE?」を立ち上げます。アートディーラーとして世界中を飛び回りながら展示を行い、2024年、”もっと気軽にアートにふれ合える場所を作りたい”と2号店「EDITION SEE? 南京町店」の立ち上げに至りました。
手前のショップスペースでは、南京町観光のおみやげにぴったりなアートグッズや食べ歩きにちょうどいいスイーツ&ドリンクがずらり。
中に入ると、アートをプリントしたアパレルグッズも並びます。ポップで華やかなイラストがTシャツやトートバッグなどにプリントされ、見ているだけでわくわく。
「EDITION SEE? 南京町店」では主に日本人アーティストの作品を取り扱い、ポップな色使いやエッジの利いたデザインが多いのが特徴です。
「アートに対する敷居をもっと低くしたい、そんな思いがありました。若い方でも気軽に楽しめるようにアパレルも展開し、さらにアートを自分でプリントできたら楽しいんじゃないかとシルクスクリーン体験も行うことにしたんです。価格もぐっと抑え、プリントだけなら2000円で楽しんでいただけます。おひとりで来られるお客様もたくさんおられますよ」と山田さん。
まずはお気に入りのアートを選ぼう
さっそくシルクスクリーンをしていきましょう。ワークショップは2階のアトリエスペースで行われます。壁にはアーティストの絵が直接描かれて雰囲気たっぷり。
シルクスクリーンとは、メッシュ状になった版にインクを落としてプリントする技法のこと。“アートを身につける”ことがコンセプトのひとつでもあるので、すでにアートが落とし込まれた既成の版から好きなものを選んでプリントしていく形です。
プリントするボディは持ち込みに対応しているほか、「EDITION SEE? 南京町店」で用意している無地のTシャツやトートバッグを購入して使用してもOK。今回はトートバッグ2000円にプリントすることにしました。
なお、体験料としては店頭にてボディを購入した場合は+1500円、ボディを持ち込む場合には2000円となります。今回はトートバッグを購入したので、トートバッグ2000円+プリント料金1500円で合計3500円でした。
既成の版を選ぶだけとはいえ、ひとつひとつデザインが全く異なるのでどれにしようかとかなり悩みます。期間限定の版を含めると20作品以上あるので、20~30分ほど悩んで決める人も多いのだそう。
今回はこちらに決めました! 店名が入りつつ実際にメニュー表にも使われているアートとあって、おみやげにもぴったりなのではないでしょうか。
インクをのせてしっかりプリント。ドライヤーで乾かして完成!
続いてはインクを一色選びます。色で見え方もかなり違ってくるので、ここは慎重に選びたいところです。黄色や水色といったポップなカラーがかわいらしくて気になりますが、しっかりデザインが際立つ色をと考えて濃いめのブルーにすることに。
続いてプリントする位置を決めます。今回は無難にすとんと真ん中に置くことにしました。もちろん、斜めにずらして置いたり半分だけ収まるようにしたり、自分で自由に調整しても大丈夫です。
位置を決めたら、版の上部にのみインクをたっぷり置いていきましょう。
スタッフさんが常に近くにいるので、インクの量や置く位置に迷ってもすぐに質問できて安心です。ちなみにインクは手についた場合すぐに洗えば落ちますが、服につくと取れにくいです。不安であれば現地で無料で借りられるるエプロンを着用して。
専用のスキージをゆっくりとずらしながら、版にインクを刷り込ませていきます。版がずれないように2人1組で行う必要がありますが、1人の場合は、スタッフさんが押さえ役をしてくれるので問題なし。
そっと版を上げたら……
出来上がり! 下の方が少しかすれてしまったのですが、それもまた手作り感があっていい感じです。
最後、ドライヤーで乾かしたら体験はすべて終了になります。インクが完全に乾けば洗濯機で問題なく洗えるので、お手入れも簡単です。
アートをそのままプリントできる、ちょっとほかにはない「EDITION SEE? 南京町店」のシルクスクリーン体験。バッグやTシャツにプリントするほか、シルクスクリーンに適した紙を持ち込んでプリントし、額装してお部屋に飾るのもおすすめです。アートにふれる体験、自分がぐっと豊かになった感覚です!
■EDITION SEE? 南京町店(えでぃしょん しー なんきんまちてん)
住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-3-11
TEL:なし ※予約は公式SNSのリンクから
営業時間:12~19時
定休日:不定休
Text&Photo:木村桂子(ウエストプラン)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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