
【沖縄】一口で幸せに! 首里の食材を使った「 Desert Labo Chocolat」のスイーツ
旅行中、ケーキ屋さんに立ち寄る機会はあまりないかもしれませんが、現地でしか味わうことのできない焼き菓子やケーキは思い出のひとつとして心に刻まれるはず。「 Desert Labo Chocolat(でざーとらぼしょこら)」のおいしいスイーツで心からくつろげるひと時を過ごしてみませんか?
チョコレート好きのパティシエがオープンしたケーキとスイーツのお店
日本の道100選に選定された那覇市首里金城町の石畳道や金城ダムのほど近くにお店を構える「Desert Labo Chocolat」は、パティシエの田島由幸(たじまよしゆき)さんが2007年2月22日にオープンさせたケーキとスイーツのお店です。
ショーケースには、ショートケーキやモンブラン、チーズケーキ、ティラミス、シュークリームなど、王道で間違いのないスイーツが約50種類並び、ただ見ているだけでもワクワクが止まりません。
田島さんは「ケーキって嗜好品で贅沢品ですよね? お客様はわざわざ買いに来てくださるのですから、お客様には笑顔になっていただきたくて。たくさんの中から選ぶのも楽しいじゃないですか」と、クッキーやパウンドケーキ、マカロン、レーズンサンドなど、焼き菓子もバリエーション豊かに取り揃えます。
子どもの頃、2歳年上の姉が自宅で焼きあげるクッキーの香りに幸せを感じ、中学生になるとパティシエに興味を持ち始め、大阪の製菓専門学校へ進学し、沖縄で3年、東京で3年修行した後に独立。Desert Labo Chocolatを開業しました。店名は田島さんが“チョコレート好き”だから。
木苺×チョコレートムース! 看板商品「ショコラ」
そんな田島さんがイチオシするのが、チョコレートムースの中に木苺の果肉とジャムを閉じ込め、ザクザク食感の薄焼きクッキーを敷き詰めた「ショコラ」です。看板商品でもあるショコラは、ふんわりエアリー。
キメが細かく滑らかなムースとは対照的な歯応えのある土台生地と木苺のさわやかな酸味がアクセントとなって、最後の一口までおいしく楽しく味わうことができます。
首里のストーリーを散りばめたフィナンシェ「Shulien(しゅりあん)」
オープン10周年の節目に「首里のストーリーを散りばめた新しいお菓子を」という思いから誕生したのは、首里の食材をメインに使用したフィナンシェ「Shulien」。
ラインナップは新垣養蜂園の首里王朝蜂蜜とさわやかなレモンピールが香る「首里王朝蜂蜜×レモンピール」と、黒糖と瑞泉(ずいせん)酒造の泡盛を生地に練りこみ、さらに焼き上がり後にも泡盛を染みこませた「瑞泉・泡盛×黒糖」、60年以上地元に愛され続けた繁多川(はんたがわ)豆腐の手造り豆腐を生地に混ぜ込み、黒ゴマをトッピングした「繁多川豆腐×ごま」、琉球王朝御用達の玉那覇(たまなは)味噌の味噌をとチェダーチーズの塩気が後をひく「玉那覇味噌×チーズ」の4種類。生地はしっとり。濃厚なバターの香りが口いっぱいに広がります。
カリッ、サクッ。ジーマーミ豆腐を作るときに出るピーナッツおからを使用したSDGsな「ピーナッツおからのメレンゲ」はドライブのお供にもぴったり。伊江島産のピーナッツを使用しているので、こちらも沖縄みやげに良さそうですね。
一口で甘美な世界へ連れ出してくれるDesert Labo Chocolatのスイーツを、沖縄旅行中に体験してみませんか?
◾️ Desert Labo Chocolat(でざーとらぼしょこら)
住所:沖縄県那覇市首里金城町4-70-4 1階
電話:098-885-4531
営業時間:10時30分〜19時
Photo &text:舘幸子
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