
【おとなのソロ部】浅草「おりなみ」でオリジナルお守り制作! 貴重な手織り体験で心和むひととき
おとなの趣味のなかでも作業が細かく、自分に向き合えると人気なのが手芸。かぎ針で編み物をしたり、刺繍をしたりと作業は多岐に渡りますが、織り機を使って制作したことがある人は少ないはず。そんな貴重な体験をできるのが、「手織り体験 おりなみ 浅草店(ておりたいけん おりなみ あさくさてん)」。こちらでは手織り機を使って、オリジナルのお守りやコースターを作ることができます。自分で色選びから織るところまで手がけたお守りは、きっとどんなものよりも願いを叶えてくれるはず…!
ノスタルジーを感じながらゆったり手織り体験
今回紹介するのは、浅草にある「手織り体験 おりなみ 浅草店」。織り機を使ったアイテム制作(ワークショップ)を通年開催しています。場所は東京メトロ銀座線浅草駅6番出口から徒歩6分のところにあるビルの2階。正面入り口から入って、左手の階段を登ると到着します。
こちらで制作できるアイテムは「お守り」3300円(英語コース4400円)と「コースター」3300円(英語コース4400円)。制作時間はお守りが40分、コースターが60分と短時間なので、休日にお出かけするワンスポットやスキマ時間にぴったりです。持ち物は必要ないので気軽に参加できるのもうれしい…!
※「英語コース」は日本語が話せない外国人向けです
基本的には予約制ですが、スケジュールに空きがあれば当日予約も可能。参加の申し込みは公式SNSに記載の予約サイトまたは、電話(当日予約のみ)からできます。1日あたり5回開催していて、参加定員は各回最大8名。作業がはじまると黙々と作業される方が多いようなのでおひとりさまでも気軽に参加しやすいはず。じっくりと取り組みたい方は比較的に落ち着いている平日がおすすめです。
イメージを膨らませて24色の糸からセレクト
今回はお守り制作を体験します。まずは今回の体験についての説明からスタート。
「おりなみ」では、日本で唯一棉(めん)の神様を祭っている愛知県の神社、天竹神社でご祈祷された糸を使っています。縁起のいいお守りが作れそうな気がしてきました!
お守りに使う糸を24色のなかから5色選んでいきます。組み合わせは自由で5色とも違う色にするのはもちろん、5つのうち3つや4つが同じ色になっても大丈夫です。単純に自分の好きな色や推しのカラーを選んでみたり、どんな仕上がりになるかをイメージして複数の色を直感で決めたりするのもいいかも..。
色選びに自信がない人におすすめなのは3色で、それぞれ同系統の色を選ぶと綺麗に仕上げられるそう。筆者は濃いピンクと薄いピンク、そして黄色の3色をセレクトしました。
毛糸が決まったら織り機で生地を制作する準備をしていきます。スタッフの指導のもと、織るときに横糸を通すための道具「シャトル」に糸を束ねて巻き巻き…。10〜15周ほど巻いたら準備完了です!
ドキドキの織り機。時間を忘れて作業に集中♪
ここからは実際に織り機でお守りの生地を作っていきます。
織り機には縦糸が上下交互にセットされていて、その糸と糸の間にシャトルを通して横糸を配置します。
ここで使用するのが縦糸を揃えながら、横糸を打ち込む道具の「オサ」。シャトルを通したあと糸をピンと張ったら、「オサ」を手前に引き寄せて横糸を織ります。
ちなみに、生地の目の細かさはオサを引くときの強さで決まります。強く引けば細かくなって固めの生地に。弱く引けばふんわりとやわらかい手触りの生地に仕上がるそうです。
一度織ったら、レバーを倒して縦糸の上下を交代。作業はこれを左右反転しながら繰り返すだけ…!一見すると複雑で難しそうな織り機ですが、意外と簡単なので初心者でも安心して楽しめます。
目安の大きさまで織れたら生地は完成です。完成した生地は、ここでスタッフがお守りの形にしてくれます。
飾りつけでもっと個性を出したら完成!
ここからはお守りをより自分らしく仕上げていきます。
まずはお守りの中に入れる願い事。好きな色のペンを使っていま自分が叶えたいことを記入します。
次はお守りの見た目を飾るワッペンとヒモ選び。ワッペンは「御守」、「健康御守」、「金運御守」などさまざまものが用意されていて、ひとつの言葉だけでも豊富なカラーがあります。このあと選ぶヒモや生地との相性を考えたうえで選んでみるのもいいかもしれません。
ちなみにワッペンには追加料金を支払えば使える特別なものもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
※ワッペンの追加料金はそれぞれ異なります
お守りをとじるための重要なヒモは、赤や黄色、緑など豊富なカラーバリエーションから選びます。ヒモはすべて「二重叶結び(にじゅうかのうむすび)」とよばれる結び方。結び目の表裏が漢字の「口」の字と「十」の字に見えることから、「願いが叶う」という意味を持つそうです。
パーツがすべて揃ったら、アイロンでワッペンを装飾。
袋に願い事を入れて、ヒモを結んだら…
完成!ピンクをメインにした生地とワッペンに、紫のヒモを使ってアクセントを加えました。最後に、お持ち帰り用の袋とショップカードをもらったら体験終了です。
いかがでしたか?「手織り体験 おりなみ 浅草店」では約40〜60分で、織り機を使うという貴重な体験をしながらオリジナルアイテムを作ることができます。昔ながらの道具に触れることで、身の周りの道具の見方が変わるかもしれません。目の前のことだけ没頭する時間を過ごしたい方はぜひ参加してみてくださいね。
◼︎手織り体験 おりなみ 浅草店(ておりたいけん おりなみ あさくさてん)
住所:東京都台東区花川戸2-8-4 市原商業ビル2F
TEL:070-9269-3517
営業時間:9時30分〜17時
定休日:無休
アクセス:東京メトロ銀座線浅草駅6番出口から徒歩6分
〈手織り制作体験〉
参加定員:最大8名
所要時間:40〜60分
料金:「お守り作り体験」3300円(英語コース4400円)、「コースター作り体験」3300円(英語コース4400円)
開催スケジュール:通年(詳細は予約サイトに掲載)
■おすすめの利用シーン:自分の願いに向き合いたいとき、作業に没頭したいとき、験担ぎアイテムがほしいとき、昔ながらの道具を使う貴重な体験をしたいとき
Text&Photo:小杉環太(エフェクト)
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