
【東京駅・八重洲】話題の注目スポット巡り! グルメにアートに楽しみ方いろいろ
近年、大規模な開発が進む東京駅・八重洲エリア。八重洲口正面に立つ「東京ミッドタウン八重洲」や日本橋口の目の前にある「TOKYO TORCH(とうきょうとーち)」など、大型複合施設が続々と誕生しています。進化を続ける八重洲エリアのなかで、今行きたい4つの注目スポットをご紹介!
Summary
「TOKYO TORCH」でランチ。日本各地のグルメと文化を発信する拠点へ
東京駅日本橋口前は「TOKYO TORCH」街区として、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げた開発が現在も進行中。地上約390mの「Torch Tower」は2028年竣工予定で、日本一高いビルとなるんだとか。
もう一つの高層ビル、38階建ての「常盤橋タワー」と、2つのタワーの間に位置する大規模屋外広場「TOKYO TORCH Park(とうきょう とーち ぱーく)」は先行オープンしています。
「TOKYO TORCH Park」は東京駅前とは思えないほど緑豊かな空間。錦鯉発祥の地といわれる新潟県小千谷市生まれの錦鯉約50匹が泳ぐ池などがあり、のんびり歩くだけでリフレッシュできますよ。
ここでは、毎週金・日曜に日本全国から旬の食材が集まる「TOKYO TORCH Market(とうきょう とーち まーけっと)」が開催されます。各地の農家から届く旬の野菜や厳選素材で作る焼き菓子などが並び、多くの人で賑わうそう。
常盤橋タワーの地下1階~地上3階に広がる商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace(とうきょう とーち てらす)」には13の飲食店が集結。注目は1階にある日本初出店のスペインバル「Bar Español YEBRA(ばる えすぱにょーる じぇぶら)」。
スペイン・アンダルシア地方の中心、セビーリャにある本店は、1959年の開業以来地元で愛されている人気店です。オーナーのジェブラ兄弟の監修のもと、本店のレシピに日本の食材を融合させたクラシックなスペイン料理を味わえます!
■Bar Español YEBRA(ばる えすぱにょーる じぇぶら)
TEL:03-6281-9025
営業時間:11~14時LO、17~22時LO(日曜は~21時LO)
定休日:日曜
「TOKYO TORCH Terrace」の2階にある「BRIANZA TOKYO(ぶりあんつぁ とうきょう)」もぜひ訪れて。六本木にあるイタリアンの名店「La Brianza」が手がける、”炭火焼ラテンイタリアン”がテーマのレストランです。ターコイズブルーのチェアが目を引く店内は、高級感が漂う空間。
グリル料理をはじめ、パスタやヴィーガンメニューなども揃っています。名物は「サカエヤ手当ての熟成黒毛和牛」。グリルとスモークが同時にできるチャコールオーブンを使い、素材の持ち味を引き出しています。炭火でじっくり焼き上げた肉は香ばしく、濃厚なうま味が口いっぱいに広がります。
■BRIANZA TOKYO(ぶりあんつぁ とうきょう)
電話:03-6262-7862
営業時間:11時~15時30分、17時30分~23時
定休日:施設に準ずる
■TOKYO TORCH(とうきょう とーち)
住所:東京都千代田区大手町2-6-4
電話:03-5218-5100(丸の内コールセンター)
営業時間:店舗により異なる
定休日:法定点検日
アクセス:JR東京駅日本橋口から徒歩1分
「アーティゾン美術館」で幅広いジャンルのアートにふれる
「TOKYO TORCH Terrace」でランチを楽しんだあとは、京橋の「アーティゾン美術館」へ。「TOKYO TORCH」 からは徒歩15分ほど。国道1号を日本橋方面に歩いて、日本橋交差点で右折。さらに国道15号を進むと左手に見えてきます。
「アーティゾン美術館」は、23階建ての高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層部(1~6階)にあります。1階が美術館エントランスとミュージアムカフェ、2階がミュージアムショップ、3階がレクチャールーム、4~6階が展示室になっています。
昭和27年(1952)に開設した「ブリヂストン美術館」を前身とし、2020年に館名を新たにオープンしました。展示室の総面積はおよそ2倍の約2100㎡に増床。「ARTIZON(あーてぃぞん)」は、「ART(あーと)」と「HORIZON(ほらいぞん)」という言葉を掛け合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を感じてほしいという思いが込められています。
コレクションのみなもとはブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏によるもの。19世紀フランスの印象派や20世紀の西洋絵画、日本の近代洋画など約3000点を収蔵しています。
チケットは日時指定予約制。入場時間枠ごとに人数制限があるので、混雑することなくゆったり鑑賞できますよ。
音声ガイドの貸出はありませんが、スマホにアーティゾン美術館公式アプリをダウンロードして、館内のゲスト用Wi-Fiに接続すると、自分のスマホで音声ガイドを聞くことができます。利用する際は、ほかの見学者に配慮して自分のイヤホンを使用して聞きましょう。
展覧会会期中の第1・3金曜には学芸員によるギャラリートークも実施。参加費や申し込みはかかりません。入館料のみで参加できるので、時間に合わせてチケットを購入するのもおすすめです。
2階のミュージアムショップには、作品にインスパイアされた香りを楽しめる「インセンス」をはじめ、ボールペンやハンカチ、ブックマークなどオリジナルアイテムがたくさん!ショップと1階のカフェは入館料なしで利用できるので、お散歩がてら、ふらっと立ち寄れるのもうれしいですね。
ミュージアムカフェは、美術館のエントランスを入ってすぐの場所にあります。棚にはイタリアデザイン界の巨匠、エットレ・ソットサス作のヴェネチアンガラス器などが飾られており、アート作品を眺めながら旬の食材を使った料理を味わえます。
14時30分からのカフェタイムでは軽食やスイーツを提供。魚沼リゾット米と新潟県産コシヒカリを昆布だしで炊いた「出汁リゾット」や、サーモンのマリネ、玉子、ディルなどがのった色鮮やかな「サーモンのガレット」など、美術館併設のカフェならではの目にも楽しい料理が揃っています。
■ミュージアムカフェ(みゅーじあむかふぇ)
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
営業時間:11~18時(展覧会開催期間の金曜は~21時※祝日を除く)
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)
■アーティゾン美術館(あーてぃぞんびじゅつかん)
住所:東京都中央区京橋1-7-2
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
営業時間:10~18時(祝日を除く金曜は~20時)※日時指定予約制
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間ほか
料金:展覧会により異なる
アクセス:JR東京駅八重洲中央口から徒歩5分
「YANMAR TOKYO」でお米がテーマのギャラリーや飲食店をチェック
「アーティゾン美術館」から八重洲通りを東京駅方面に5分ほど歩いたところにある、地下3階・地上14階建ての「YANMAR TOKYO」。産業機械メーカーのヤンマーが手がける、お米を中心とした食文化の魅力を発信する複合施設です。地下1階~地上2階が商業フロアで、ヤンマー直営のレストランや体験型のギャラリーなどが集まっています。
地下1階のイベントスペース「HANASAKA SQUARE(はなさか すくえあ)」は、3層にわたる吹き抜け空間を生かした桜のアートワークが印象的な空間。クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が監修し、「人の可能性を信じ、挑戦を後押しする」というヤンマーの価値観「HANASAKA」を表現しています。6000枚を超える桜の花びらが揺らめく光景は圧巻です!
1階にある「ヤンマー米ギャラリー」は、米作りの歴史と今について体感できるスポット。いくつかの質問に答えると自分の性格をお米の品種で例えてくれる「お米の性格診断」や、米作りに関する問題とその解決策を探す「お米作りの知恵」など、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができます。
■ヤンマー米ギャラリー(やんまーこめぎゃらりー)
電話:なし
営業時間:10~19時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
料金:入館無料
同じく1階には、日本酒アイスクリーム専門店「SAKEICE Tokyo Shop(さけあいす とうきょう しょっぷ)」も。全国各地の酒蔵とコラボし、日本酒を練り込んだアイスクリームを販売しています。
お酒が苦手な人や子どもでも食べられるノンアルコールアイスクリームも用意。アイスクリームに使用されているお酒や、おみやげ用のカップアイスも購入できますよ。
■SAKEICE Tokyo Shop(さけあいす とうきょう しょっぷ)
電話:なし
営業時間:11~20時
定休日:無休
■YANMAR TOKYO(やんまー とうきょう)
住所:東京都中央区八重洲2-1-1
電話:なし
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
アクセス:JR東京駅八重洲中央口から徒歩2分
八重洲エリアの新たなランドマーク「東京ミッドタウン八重洲」でひと休み
最後は、「YANMAR TOKYO」の隣に立つ「東京ミッドタウン八重洲」へ。東京駅とは地下で直結していてアクセス抜群!国内ブランドを中心に約50店舗が集結するほか、バスターミナルや日本初上陸の「ブルガリ ホテル」も入る大規模複合ビルです。
2階の約820㎡の空間に広がる「ヤエスパブリック」は、「人と場所、文化が重なる。新しい八重洲の公共スペース」がコンセプトのパブリックスペース。個性豊かな名店が揃い23時まで営業しているので、ランチから飲みまで楽しめます。
席は約300あり、全席自由に利用できます(17~22時は一部エリアで席予約が可能)。テーブル席やテラス席、ベンチ、ボックスシート、電源付きの席など多彩で、一人でも子ども連れでも利用しやすいのがうれしいですね。
17時以降はモバイルオーダーも利用可能。気になるお店の料理をまとめて注文することができ、シェアして楽しめるのも魅力。食事はもちろん、観光やショッピングの合間の休憩や待ち合わせ、帰りの新幹線までのちょっとした時間を過ごすのにもぴったりです!
ヤエスパブリック内には約10の飲食店があります。コーヒーとスイーツでまったり過ごしたいときは、奥渋を代表するコーヒースタンド「CAMELBACK(きゃめるばっく)」へ。東京ミッドタウン八重洲店限定の「長崎極上カステラ」と「東京なめらかプリン」は売り切れる日もあるほどの人気メニュー。カステラは桐箱に入ったおみやげ用も販売しています。
■CAMELBACK(きゃめるばっく)
電話:090-1428-6022
営業時間:11~21時
定休日:施設に準ずる
文京区・白山の人気台湾料理店「オルソー」も出店。看板商品は「大餛飩(豬肉)豚肉ワンタン」で、豚肉のみを使用した餡は肉のうま味を存分に味わえます。ほかにも、「水餃子」690円や「魯肉飯」830円など約30種類のメニューが揃います。小腹が空いた時、がっつり食事をしたい時、さまざまなシーンで利用できるのがうれしい!
■オルソー(おるそー)
電話:080-4179-7948
営業時間:11~23時
定休日:施設に準ずる
地下1階には、観光客やバスターミナルの利用者にも便利な軽飲食店が集まっています。沖縄のソウルフード、ポークたまごおにぎりの専門店「ポーたま」もその一つ。注文はテイクアウトのみ。沖縄県産豚肉で作るオリジナルポークランチョンミートと玉子を挟んだ、看板商品の「ポーたま」はぜひお持ち帰りを!
■ポーたま(ぽーたま)
電話:03-6265-1078
営業時間:10~21時
定休日:施設に準ずる
東京ミッドタウン八重洲の40~45階には「ブルガリ ホテル 東京」が。多種多様なタイプの客室が揃い、東京の街並みを眺めながら贅沢なひとときを過ごせます。アフタヌーンティーなどを楽しめるラウンジやルーフトップバー、スパなどの施設は、宿泊者以外も利用可能です。
■ブルガリ ホテル 東京(ぶるがり ほてる とうきょう)
電話:03-6262-3333
時間:IN15時/OUT12時
料金:1室25万円~(税・サービス料別)
■東京ミッドタウン八重洲(とうきょうみっどたうんやえす)
住所:東京都中央区八重洲2-2-1
電話:03-6225-2234(東京ミッドタウン八重洲コールセンター)
営業時間:地下1階10~21時、1~3階の物販・サービス11~21時、レストラン11~23時(一部店舗により異なる)
定休日:無休
アクセス:JR東京駅八重洲地下街経由直結
東京駅八重洲口から徒歩10分圏内に、話題のスポットが集まる八重洲エリア。東京駅を利用する前後のちょっとしたすきま時間に、1~2件立ち寄るだけでも新しい八重洲の雰囲気を感じられるはずです。
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Text:下坂真由美(ムーブ)
Photo:田中秀典
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