
京都の小学校跡地で楽しむドーナツとコーヒーとビール「HIGUMA Doughnuts & Coffee Wrights KYOTO」
京都の繁華街、四条河原町からすぐ近くの木屋町通沿いに、元立誠小学校のレトロな校舎をリノベーションした複合施設「立誠ガーデンヒューリック京都」があります。その芝生広場に面した一角に、2024年11月にオープンしたのが「HIGUMA Doughnuts & Coffee Wrights KYOTO(ひぐま どーなっつ あんど こーひーらいつ きょうと)」。北海道産原料にこだわるドーナツ、厳選されたスペシャルティコーヒー、夕暮れからはビールも楽しめるスペシャルな店舗など、東京の人気店が関西初出店ということで注目が集まっています。
四条河原町からすぐ「元立誠小学校」跡地
阪急京都河原町駅から徒歩約3分。にぎやかな表通りから一本中に入った、風情ある町並みの高瀬川沿いに、明治時代に開校した元立誠小学校があります。1993年の閉校後は文化芸術の拠点として親しまれていましたが、2020年7月、貴重な近代建築である校舎を保全・再生した複合施設、「立誠ガーデンヒューリック京都」として生まれ変わりました。飲食店やホテル、図書館など、さまざまな施設が入っています。
「HIGUMA Doughnuts & Coffee Wrights KYOTO」があるのは、この「立誠ガーデンヒューリック京都」内です。かつて小学校のグラウンドだったところに、鮮やかな緑の人工芝が敷き詰められた「立誠ひろば」に面した場所。広場には思い思いにくつろぐ人たちの姿が見られ、とても開放的な気分になります。
立誠ひろば南側にある平屋の建物が、店舗です。真ん中にテイクアウト用の窓口があり、その両サイドにはイートインスペースも。
「人生に必要な3つのもの」は、「Coffee(コーヒー)」「Doughnuts(ドーナツ)」「Beer(ビール)」。その3つの頭文字をつなげた「CDB KYOTO」が正式名称。「HIGUMA Doughnuts」のドーナツ、「Coffee Wrights」のコーヒー、「Mikkeller(みっけらー)」のクラフトビールの商品を扱う、3ブランドが共同運営する店舗です。3店とも東京の人気店で、関西初出店。いま注目の的です!
太陽の下、芝生でいただくこだわりのドーナツ
HIGUMA Doughnutsは、北海道産の厳選された小麦や牛乳、バター、砂糖などを贅沢に使用し、ひとつひとつ丁寧に手づくりしています。店内の厨房で揚げられたできたてのドーナツは、フワフワでモチモチ! 保存料や添加物は一切不使用なので、小さな子どもも安心です。
ドーナツのメニューは、「プレーン」330円、「シュガー」370円、「シナモンシュガー」370円、「きなこ」390円、「チョコレートディッピン」440円、「ラズベリー」420円の6種類を中心に展開しています。さらに、京都店限定の抹茶のドーナツや、季節限定商品(取材時は「リモンチェッロ」420円)もスタンバイ。
こちらはシンプルな「プレーン」。こだわりの素材の魅力を、一番ダイレクトに感じられるドーナツです。口に入れた瞬間、北海道の豊かな味わいが口いっぱいに広がります。立誠ひろばの芝生の上で、ぱくり! ペーパーバッグに描かれたヒグマのイラストも、ドーナツをくわえていて、とてもキュートです。
京都店限定の抹茶ドーナツ、「THE PREMIUM MATCHA」550円。京都の日本茶専門店「YUGEN(ゆうげん)」の京都産抹茶を贅沢に使用したスペシャルな逸品です。ゴージャスなビジュアルに目を奪われますね。立派な黒箱、キラキラした金紙の上に鎮座するドーナツの、神々しいこと! 上に添えられた金箔で、さらに特別感が増しています。
濃厚な抹茶のうま味と、ドーナツのおいしさがベストマッチで、くせになりそう。箱を開けると、HIGUMA Doughnutsのかわいいキャラクターが。
北海道産濃厚ソフトクリームの上に揚げたてドーナツがのった、夢のような組み合わせ「HIGUMA ICE CREAM with Doughnut」800円~もあります。
こちらは女性にファンが多い、「ハニーマスカルポーネ」440円。北海道産マスカルポーネチーズとハチミツをミックスしてディップした人気商品です(店頭限定)。ドーナツとドリンクを一緒に注文すると、セット価格で50円引きになります。
スペシャルティコーヒーと開放的な空間を味わう
Coffee Wrightsのコーヒーメニューは、「本日のコーヒー」500円~、「本日のアイスコーヒー」550円~、「エスプレッソ」400円、「アメリカ―ノ」500円などのほか、ラテメニューも豊富です。プラス50円で、デカフェに変更することもできます。今回ドーナツと一緒にオーダーしたのは、ラテアートのかわいい「カフェラテ」650円。「チャイラテ」700円や「抹茶ラテ」800円なども人気です。
コーヒーは、豆の精製方法別に審査される焙煎大会「COFFEE COLLECTION 2024」ナチュラル部門で優勝した、ヘッドロースターの堺原拓人さんが焙煎した豆を使用しています。焙煎度合いは、浅煎り~中深煎り。ドイツ製のヴィンテージ、プロバット社の蓄熱性の高い焙煎機を使い、豆の素材そのものの味を引き出す焙煎を心がけているそう。コーヒー豆も、エチオピアやエルサルバドルなど世界の産地に直接買い付けに出向くなど、徹底してこだわっています。豆の販売もあるので、自分用やおみやげに購入することもできますよ。
「エスプレッソ」400円(イートインのみ)をテイスティング中の堺原さん。まなざしが真剣! 自慢のコーヒー以外にも、「ジンジャーエール」750円や「りんごジュース(青森 若葉農園)」650円などソフトドリンクメニューも豊富。未就学児用にジュースやミルクなどの「Kids Drinks」350円もあるので、コーヒーが苦手な人や子ども連れにもおすすめです。
「HIGUMA Doughnuts & Coffee Wrights KYOTO」の営業は18時までですが、16時以降は、「Mikkeller」のビールが楽しめます。デンマークのコペンハーゲンで誕生した革新的なクラフトビールを片手に、芝生でまったりと過ごすのも気持ちがよさそう。
店舗の両サイドに4席ずつイートインスペースがあるので、寒い日、暑い日、お天気が悪い日も安心。芝生広場に面した席からは、青々した芝生が見渡せます。
Coffee Wrightsの豆やドリップバッグ、HIGUMA DoughnutsのTシャツやバッグ、ステッカーなどのグッズが並ぶコーナーも。
店頭に置かれている「ドーナッツクッション」を借りて、芝生の上でコーヒーやドーナツ、ビールを楽しみながら、くつろぐのもおすすめです。クッションと一緒に写真を撮ると、かわいいショットが撮れそうですね。ぜひ友達や家族と、ときにはひとりで、リラックスする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
■HIGUMA Doughnuts & Coffee Wrights KYOTO
(ひぐま どーなっつ あんど こーひー らいつ きょうと)
住所:京都府京都市中京区備前島町310-2 立誠ガーデンヒューリック京都内
TEL:075-384-0777(CDB KYOTO)
営業時間:10~18時(Mikkellerは16時~23時30分)
定休日:無休
Text&Photo:砂野加代子(ウエストプラン)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。