おでかけ
2025.03.15
今年公開60周年を迎える『サウンド・オブ・ミュージック』の聖地を巡るザルツブルクの旅
「塩の城」を意味するオーストリアの南部に位置する街 、ザルツブルク。モーツァルト生誕の地、そして夏に開催される音楽祭が有名ですが、もうひとつ、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台として広くファンに親しまれています。2025年は公開60周年というタイミングでもあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ザルツブルクって？ アクセス方法は？
ドイツとオーストリアの国境近くにある街、ザルツブルク。ウィーンから日帰りでも行ける人気の観光地であり、モーツァルト生誕の地、そして夏に開催されるザルツブルク音楽祭には多くの音楽ファンが集まる、音楽の街。そして、2025年に公開から60周年を迎える映画『サウンド・オブ・ミュージック』が撮影された聖地でもあるんです。
日本からザルツブルクへは直行便は飛んでいないので、ヨーロッパや中東を経由して飛行機で向かうか、ウィーンから私鉄Westbahnや国鉄Railjetを利用して、約2時間30分〜3時間ほど。ザルツブルク中央駅から市内までは、トロリーバスやタクシーを利用するのが便利です。
また、観光にぴったりなのが「ザルツブルクカード」。有効期限以内なら市内にあるほとんどの観光スポットの入場が無料になり、市内交通機関も乗り放題になるお得なカード。モーツアルト広場にある観光案内所や主要ホテルで購入することができるので、観光する際には、ぜひチェックしてみて。種類は24時間券、48時間券、72時間券の3種類。利用できる施設など、詳しくは公式サイトで確認を。
◾️ザルツブルクカード
料金：24時間券（夏季が€31、冬季が€28）、48時間券（夏季が€40、冬季が€36）、72時間券（夏季が€46、冬季が€41）
URL：www.salzburg.info/ja/hotels-offers/salzburg-card
『サウンド・オブ・ミュージック』の聖地はこちら
1949年に出版されたマリア・フォン・トラップの自叙伝をもとに1965年に公開された『サウンド・オブ・ミュージック』。2025年は公開60周年ということもあって、訪れる人も多くなるのではないでしょうか。
さまざまなシーンに登場する「ミラベル庭園」
映画公開後に日本でも大ヒットし、今でも多くの人が知っているであろう「ドレミの歌」を歌うシーンが撮影された「ミラベル庭園」。門の前は、記念写真の定番スポットになっています。
庭園内にあるペガサスの泉の周りでも歌うシーンが。ザルツブルクを訪れる前に映画を復習してみて。
■ミラベル庭園（みらべるていえん）
住所：Mirabellplatz 3
電話：0662-80724901
時間：6時ごろから日没まで
休み：なし
料金：無料
◾️ミラベル宮殿（みらべるきゅうでん）
住所：Mirabellplatz 4
電話：0662-180720
時間：8〜16時（火、金曜は13時〜、庭園は6時ごろから日没まで）
休み：なし
料金：無料
劇中に登場するモーツァルトの橋も有名！
ザルツァッハ川に架かるモーツアルトの小橋。アール・ヌーヴォー様式の歩行者専用の小さな橋で、こちらも『サウンド・オブ・ミュージック』に登場して有名になったスポットのひとつ。
ピクニックに向かうシーンで登場する「馬洗場」
ピクニックに向かうシーンで登場する馬洗場へもぜひ！2025年1月取材時点では、工事の真っ最中でした。
エレベーターで丘の上へ向かう「メルヒスベルクの丘」
旧市街の南西に広がる展望スポット。丘の上には近代美術館があり、建物の前からホーエンザルツブルク城と旧市街が一望できる。ザルツブルクカードを利用すれば、エレベーターも1回乗車することができるので、カードを購入した際はぜひ活用して。
エレベーターはこちら！
◾️メルヒスベルクの丘（めるひすべるくのおか）
（エレベーター乗り場）
アクセス：モーツアルト広場から徒歩約15分
住所：Gstättengasse 13
電話：0662-88849700
時間：8〜21時（月曜は〜19時）
休み：なし
料金：往復€4.20（美術館とセットは€15）
最後にマリアが逃げたシーンの墓地
ファミリーたちが身を隠したシーンの墓地の参考とされるのが、ペーター教会の墓地。劇中では、トラップ一家は墓石の後ろに身を隠します。実際に、そのようなスペースがある墓石があるか探してみるのも楽しみ方のひとつですよ。
■ザンクト・ペーター修道院（ざんくと・ぺーたーしゅうどういん）
住所：St Peter Bezirk 1
電話：0662-844576
時間：8～20時
休み：なし
料金：無料
休憩＆ランチはこちらで
ザッハー・トルテを食べるならここ！ 「ホテル・ザッハー」
ウィーン市内でも有名なホテル・ザッハーの「ザッハー・トルテ」。ザルツブルクにも同じお店があるんです。ウィーン市内のお店はいつも行列ですが、ザルツブルクの店舗は、そこまで混雑することはないため穴場ですよ。
もちろん、ウィーンにある店舗と全く同じ「ザッハー・トルテ」をいただくことができます。トルテだけでなく、ご飯も美味しいのが大人気の理由のひとつ。オーストリアの伝統料理は基本的に揃っているのでランチ利用もおすすめですよ。
◾️カフェ・ホテル・ザッハー ザルツブルク（かふぇ・ほてる・ざっはー ざるつぶるく）
住所：Schwarzstraße 5/7
電話：0662-889772384
時間：8時30分〜22時
休み：なし
街で最も歴史ある老舗カフェ「トマッセリ」
1705年創業の老舗カフェ。朝はモーニングを食べにくる常連客が多く、夏場はテラス席が観光客で大賑わい。2階のテラス席からはホーエンザルツブルク城も眺められます。
約40種類揃うケーキは€3.70～4.80で観光中の休憩に一息つくのはいかがでしょう。
◾️トマッセリ（とまっせり）
アクセス：レジデンツ広場から徒歩3分
住所： Alter Markt 9
電話：0662-8444880
時間：7～19時（日曜、祝日は8時～）
休み：なし
名物菓子をおみやげに「フュルスト」
モーツァルト・クーゲルを生み出したとされる老舗パティスリー。ガラスケースの中に自家製ケーキが並び、テイク アウトのほか店内でも飲食が可能です。ザルツブルクみやげを買いにいってみて。
一番の名物は、ここが発祥と言われる「モーツァルト・クーゲル」€2.0／1個。青と銀色のパッケージが目印。モーツァルトが大好きだったピスタチオのマジパンが中に入ったチョコレート菓子です。
◾️フュルスト（ふゅるすと）
アクセス：レジデンツ広場から徒歩3分
住所：Brodgasse 13
電話：0662-8437596
時間：9～19時（日曜は10～17時）
休み：なし
いかがでしたか？ 公開から60周年という記念の年に、オーストリアザルツブルクを訪れてみてはいかがでしょうか？
Text：るるぶ編集部
Photo：井田純代
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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