海を眺めながらお抹茶をいただく、横浜の元海浜別荘で特別なひとときを

海を眺めながらお抹茶をいただく、横浜の元海浜別荘で特別なひとときを

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野島公園にある「旧伊藤博文金沢別邸」は、知る人ぞ知る隠れ家的な癒しのスポット。明治時代、海浜別荘地として栄えた金沢に残る貴重な遺構として、その建築様式もみどころですが、目の前に広がる開放的な海の眺めも抜群。日々の喧騒を忘れさせてくれる非日常の空間で、お抹茶と和菓子を味わうこともできます。

Summary

部屋から海を一望できる絶好のロケーション

旧伊藤博文金沢別邸は、1898年(明治31)に建てられた茅葺寄棟屋根の田舎風海浜別荘建築。初代内閣総理大臣である伊藤博文が風光明媚な金沢の地を好んで建てたと伝えられていて、大正天皇や韓国皇太子なども訪れたそうです。

目の前には広々とした東京湾が広がり、八景島も望むことができます。開放感あふれる景色と、心地よい潮風。それだけで気分もすっかりリフレッシュです。

廊下の扉のガラスは、ベルギーから輸入したものだとか。お庭に植えられた松は、樹齢100年を超えているそうです。

お庭越しに海を眺めながら、お抹茶でほっとひと息

もっとも格式の高い客間。居間に比べて天井が高く、欄間には鳳凰が彫られています。天皇、皇太子をはじめ、皇族の来邸があり、この客間棟で過ごされたのではないかといわれています。

お抹茶と季節の和菓子 600円
お抹茶と季節の和菓子 600円

ひと通りお部屋を拝見したら、お抹茶と和菓子でひと息つきましょう。海を眺めながらお抹茶をいただくなんて、なんだかとっても贅沢な気分。心が静けさを取り戻すのを感じます。

美しい空間を活かしたイベントも楽しみ

「旧伊藤博文金沢別邸」では年数回、この空間を活かしたイベントを開催しています。2018年3月20日(火)~25日(日)に開催された「花と博文邸」では、一葉式いけ花家元嗣・粕谷尚弘氏により、全館が美しい生花で飾られました。今後も様々なイベントを開催予定とのことなので、ホームページでチェックしてみてくださいね。

貴重な建築様式とともに、すばらしい海景色も堪能できるスポット「旧伊藤博文金沢別邸」。ゴールデンウイーク明けから6月初旬までは、お庭でシャクヤクも見ることができるので、ぜひ足を運んでみてください!

text:松井美樹
photo:大野実保、依田佳子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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