
本場フランスの雰囲気を感じられる「Le Comptoir」のディナーコースで海外旅行気分を味わう ! 【ご褒美の新定番】
奥渋にある「Le Comptoir(る・こんとわーる)」は、夕方からはチーズとワインのショップ&バー、夜は本格的なフレンチを月替わりで提供するレストランとして2つの顔を持つお店。全席カウンターの店内では、フランス人シェフが調理している様子を間近に見られます。フランス語が飛び交う店内は、まるで本場フランスのレストランを訪れたかのよう。おいしいワインと一緒にここでしか味わえない特別メニューを堪能する、豪華なご褒美時間を満喫してきました。
毎月フランスから直輸入! フランス産チーズ&ワイン専門店
JR渋谷駅から徒歩約7分、京王井の頭線神泉駅から徒歩約9分、地下鉄代々木公園駅から徒歩約11分の場所にある、体験型フレンチレストラン「Le Comptoir(る・こんとわーる)」。夕方からはショップやバーとして営業しています。
入店するとフランス人スタッフが迎えてくれます。コンパクトながらシックな内装の店内は、渋谷にいながら本場フランスの雰囲気を感じられます。
入り口のショーケースには、チーズがずらり。なんと、常に約50種類ほどのチーズを取りそろえているのだとか。もともとはフランス直輸入のチーズやワインを販売するショップだっただけあり、充実のラインナップです。
月に1回フランスから入荷があり、一部の定番品以外の商品が毎月入れ替わっています。チーズはフランス人のオーナーやスタッフが厳選しているのだそう。
店内奥の棚にはさまざまな種類のワインが並んでいます。ワインも20〜30種類を毎月入荷しており、その月のチーズやディナーコースのメニューに合わせてセレクトされています。
夜はフランスのシェフが目の前で調理する、体験型のフレンチレストランに。カウンター越しにフランスのシェフが目の前で調理する様子を見ながらディナーを楽しめます。
バーやレストランで使用しているカトラリーは、フランス製でとてもおしゃれなデザイン。細かな部分までフランスの雰囲気を感じられます。
フランス人スタッフが提供する、体験型フレンチディナー
「Le Comptoir」のディナーコースは1カ月~1カ月半ごとにメニューを変えているのが特徴。フランスの5つ星ホテルのレストランやエリゼ宮(フランスの大統領官邸)で経験を積んだ専属シェフ考案のメニューから、外部の著名なシェフとのコラボメニューまでさまざまです。
今回体験したのは、サーベル(刀)でシャンパンを開ける伝統的なパフォーマンス「サブラージュ」をテーマにしたディナーメニュー 9900円。「サブラージュ」を世界中に広める「サーブルドール騎士団」の日本大使であるベルナール・アンクティルシェフの考案で、シャンパンを使用した料理や、シャンパンに合う料理が用意されています。
※2025年5月19日(月)までの提供
1杯目には、おすすめのシャンパン「テルモン レゼルヴ ブリュット」をオーダー。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエといったブドウが使われています。きめ細やかな泡が美しく、なめらかな口当たりとフレッシュな風味が魅力です。
前菜のサラダとして、さわやかな一皿が登場。シェフが目の前でメニューの紹介をしてくれます。
ホタテとフランス産オマール海老、セロリのサラダがサクサクのパイの上にのっています。さらにシャンパンをぜいたくに使ったジュレがトッピングされ、輝いています。
ぷりぷりのオマール海老や、セロリのさっぱりとした食感、ふわっと広がるシャンパンの香りにうっとり。添えられたオマール海老のビスクソースに絡めれば、海老のうま味をよりしっかりと感じられます。
魚料理は、プロヴァンス風のブイヤベース。魚を焼く心地よい音と、トマトのよい香りが広がります。美しく盛り付けられていく様子を目で味わえるのは、カウンター席だからこそ。
お皿の中には、鯛、サバ、エビ、ムール貝、さといも、南仏風ルイユソースのプチトーストが。
鯛もサバも、身がふっくらとプリプリです。トッピングのバジルのフリットもパリッとアクセントになって、味わいのコントラストを楽しめます。
魚のだしをベースにシャンパンとトマトが使用されているソースは、まさにうま味が凝縮した味わい。シャンパンを加えることで、軽やかな風味に仕上がっています。一緒に提供されるバゲットをソースに浸すと、また違った味わいに。
肉料理は、シャンパンとオレンジリキュールのグラン・マニエでグラッセした鴨胸肉。調理する心地のよい音に期待が高まります。
温められた器に盛り付け、できたての温度で提供されます。付け合わせとしてベーコンとポテトのケーキが並び、オレンジソースが添えられています。
お肉はとても軟らかく、ジューシー。ソースはオレンジとシャンパンの風味が引き立ち、鴨肉にマッチ。ケーキは薄くスライスしたジャガイモが層になっており、ベーコンの塩味が利いて食欲をそそります。
ワインは、今回の肉料理に合う「プチ・セルヴ・ルージュ」をセレクトしていただきました。深みのある味わいながら、さわやかさとのバランスがよく、料理と一緒に飲みやすい赤ワインです。
メイン料理の後には、チーズプレートが登場。シェフが当日の料理に合うおすすめのチーズを2種類セレクトしてくれます。
写真左は「ブリー・ア・ラ・トリュフ・ロワイヤル」。フランスで最も古いチーズの一つとされる白カビチーズ「ブリー・ド・モー」をベースに、サマートリュフをふんだんに使っています。濃厚なミルクの味わいと華やかなトリュフの香りがぜいたくで、パンにのせてもおいしくいただけます。
写真右は「フルム・オ・カシス」。オーヴェルニュ地方の方言で「円筒形のチーズ」を指す名前の青カビチーズ「フルム・ダンベール」に穴を開け、カシスリキュールを浸透させたものです。青カビとフルーティなカシスの香りの重なりや、クリーミーな食感を楽しめる一品です。
フランス産チーズを堪能した後は、デザートのリンゴタルト。なんと目の前でキャラメリゼする演出つきで、香ばしさが漂ってきます。
リンゴはカルバドス酒でソテー・フランベされており、大人な味わい。濃厚なバニラアイスをリンゴタルトと一緒に食べると、さらにぜいたくな気分に。最後までこだわりの詰まったメニューで、満足感たっぷりです。
ディナーコースで好みのチーズやワインに出合えたら、その場で持ち帰り購入も可能。家飲みでも「Le Comptoir」での感動を味わえます。
月に1回届く、フランスチーズのサブスクリプション
「Le Comptoir」では、チーズとワインのサブスクリプションサービスも。プロがセレクトした、フランス直輸入のものや旬のものが毎月届きます。元からチーズやワインが好きな人はもちろん、フレンチディナーでよりフランス産のチーズやワインに興味を持った人にもおすすめです。
チーズのみ、ワインのみ、チーズとワインのセットがあり、それぞれ自分に合った量も選べます。(月額5390円〜)
本場のフレンチレストランさながらの体験ができる「Le Comptoir」。海外旅行気分でおいしいコースを堪能でき、自分へのご褒美にぴったり! 定期的に変わるメニューや、こだわりのチーズ・ワインを通して、フランスの食文化に触れてみては。
■Le Comptoir(る・こんとわーる)
住所:東京都渋谷区宇田川町37-15
TEL:050-1807-5236
チーズ&ワインショップ・ワインバー 火〜日曜 16時30分〜22時30分
レストラン 火〜土曜 18時〜、20時~の2回転制 ※完全予約制
予約サイト:https://www.lecomptoir.co.jp/pages/cuisine
定休日:月曜 ※祝日や貸切イベントなど不定休あり
Text・Photo:河合華子(vivace)
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