
完全予約制! ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル「IMMERSIVE DINING」で体験するデジタルアート×創作和食の融合【ご褒美の新定番】
東京・紀尾井町にあるホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル」のレストラン「WASHOKU 蒼天 SOUTEN(わしょく そうてん)」では、夜景・料理・映像・音が調和する没入型ダイニング「IMMERSIVE DINING(いまーしぶ だいにんぐ)」コースを楽しむことができます。幻想的なデジタルアートや映像とリンクした料理を個室で味わうぜいたくな食体験を堪能してきました。
コンテンポラリーな創作和食を生み出すレストラン
東京メトロ・永田町駅9a出口に直結。「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」の35階にレストラン「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」があります。ここではカウンターで楽しめる鉄板焼・すしのほか、伝統をベースにした新しい創作和食を楽しむことができます。
2階エントランスからの直通エレベーターで36階に降りると、目の前には絶景とガラスアートが美しいカクテルラウンジ・バーがお目見え。そこから階段を使い35階の「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」へと降りると、よりいっそうラグジュアリーな空間を味わえます。
日本の文化を映像と料理で楽しむ絶品コース
今回「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」で体験するのは、完全予約制のコース「IMMERSIVE DINING」。予約時に「JAPONISM 和(じゃぽにずむ わ)」「STELLA 宙(すてら そら)」どちらか1つのストーリーを選択します。今回は日本ならではの自然や風景、文化や四季の移ろいをテーマにした映像と料理が楽しめる「JAPONISM 和」をチョイス。
まずはレストランのエントランスで、「IMMERSIVE DINING」と、「JAPONISM 和」コースの説明を受けます。実はこのコース、メニューには各料理のテーマを表記しているだけで、詳しい食材などが書かれていません。テーマだけを見て、どんな料理と映像なのかを想像するのが醍醐味だそう。
コースは全部で7品。ストーリー性のあるプロジェクションマッピング映像に合わせて、料理長・髙橋賢さんが器使いや演出にこだわった料理を考案。ここでしか味わえない新しい創作和食が楽しめます。
コースの簡単な説明が終わったらいよいよ「IMMERSIVE DINING」専用の個室へ移動します。
ドアを開けるとコースのはじめの映像、【躙口(にじりぐち)】が流れています。この映像のテーマは「吸い込まれるような小さな光は、和の世界に誘う入り口」。テーブルにはキラキラ輝く光の粒が、壁には森林を想像させる水墨画風の映像が投影され、日本の和の雰囲気を感じることができます。静けさのある森林のような音でさらに癒やされます。
部屋からは皇居、スカイツリー、武道館など東京の景色が一望できるのも魅力のひとつ。17時30分スタートだったので、外はまだ明るいですが、コースの中盤ではカーテンを開け夜景に映る映像を楽しむことができます。(※取材時は4月末のため、時期によって明るさが異なります)
”五感”で堪能する新しい食体験
旬の食材を使った料理のため、入荷時期によって使用される食材や産地が変わるのも楽しみのひとつ。料理が運ばれてくると、それに合わせて壁とテーブルに映像が映し出されます。今回は全7品のコースのなかで特にお気に入りの映像と料理を厳選してご紹介します。
2品目の温物、【忍(しのび)】。こちらは「闇を切り裂き、竹林を駆け抜ける忍びの者」がテーマ。暗闇を剣で切り裂く映像と音からはじまり、忍が雨のなかの竹林を走る姿が映し出されます。煙に包まれ忍が消えると、テーブルに忍の足跡が。まるで忍者がこの空間にいるような臨場感がありました!
その映像に合わせていただくのは、三重県産の和牛、滋賀県甲賀の水口かんぴょう、三重県伊賀の豆腐田楽など忍者の里とゆかりのある食材を使った蒸し料理。ごま・ぽん酢の2種類の自家製タレでいただきます。さらに三重県で生まれた日本酒「作」をペアリング。フルーティな香りで後味がすっきりしているので、料理との相性もばっちりです。
3品目のお造りは【千波万波(せんぱばんぱ)】。「絶え間なく次々に押し寄せる日本の荒波」がテーマ。浮世絵タッチで描かれた力強い富士山と波の景色が、ぶくぶくと立ち込めた色とりどりの泡で包まれ、テーブルを華やかに彩ります。
マグロ、ホタテなどの新鮮なお刺身を2種類のしょうゆでいただきます。手前右が泡しょうゆ、左にあるオレンジ色は酸味のある梅の泡しょうゆ。どちらも映像とリンクしています。
中央にある大きなエビは、料理長の髙橋さんが惚れ込んだ”赤い悪魔”とよばれるカロビネーロ。身はぷりっと歯ごたえのある食感で、頭の味噌も濃厚! 最初はそのまま素材本来の甘みを堪能し、途中で手前中央の洋風ドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。ペアリングはスパークリングの日本酒。ここでも泡を表現しています。
4品目の煮物は【夜祭(よまつり)】。「花火が上がり、音頭に合わせて踊る人々で賑わう日本の祭り」がテーマ。壁には神社の鳥居や、御神灯、夜空に上がる花火でまるで夏祭りに来たような気分になれます。
テーブルにはテーマの音頭に合わせて踊る人たちのシルエットが。ひとつひとつ仕草が異なるので注目してみてください。
縁日のリンゴ飴をイメージしたドーム状の飴細工の上から、アツアツのおだしをかけていただきます。パリパリした飴を溶かすとお皿の中で煮汁が完成。ごろっと大きな伊勢エビ、ナス、ズッキーニなどの具材が甘辛い煮物ベースの汁とマッチしています。ペアリングはやや酸味のあるロゼワイン。甘みのある料理をさっぱり仕上げてくれます。
日が落ちるとカーテンを開けてくれるので、夜景を見ながら食事を楽しむことができます。壁に映された映像が窓に反射して、まるで本当に花火が上がっているかのよう。夜景と映像でさらに新しい感動に包まれます。
5品目の【天恵(てんけい)】。「自然を司る天の神が人間に与える恵み」の映像では、黒と紫の雷雲がもくもくと立ち込め、黄金に輝く風神雷神様が現れます。
風神雷神が煙とともに消えた瞬間、奥から真っ赤に燃える炎と一緒に大きな龍が壁を登っていきます。大きな龍の口から炎が出るので迫力満点!
料理に使われたドーム状のガラスふたの中にある白い煙は、龍の口から出た炎をイメージしているそう。ふたを開けると煙の中から牛肉、アワビ、野菜の焼き物が登場。こちらはオリジナルのタマネギソース、しょうゆベースのソース、塩、レモン、4つの味をお好みでつけていただきます。
デザートとなる【蛍火(けいか)】。「和傘で華やかに彩られた夜の空に飛び交う無数の光」の映像は、橙や紅、藤などさまざまな色の和傘が現れたかと思うと場面が変わり、月と山がそびえる夜空に無数の灯篭が空に浮かぶ幻想的なシーン。
テーブルには夜空に漂う儚い光が飛び交う様子が映し出され、まるで森のなかで蛍に囲まれているような幻想的な雰囲気です。デザートのプレートには小さな傘が飾られていて、ここでも映像とのリンクを感じられます。
異なる2つのコースで映像と料理の違いを楽しめる
日本を感じる「JAPONISM 和」とは全く異なる、もうひとつのコース「STELLA 宙」では、7つの”未知なる星”の世界へ旅をする浮遊感のある映像と、どこか洋を感じる創作和食が楽しめます。映像に合わせたストーリー性のある料理で、どちらのコースを選んでも没入体験を楽しめます。
遮るものがない東京の夜景に浮遊するようなレストランで体験する、デジタルアート×創作和食の没入型の食体験はまさにアート。夜景に映るプロジェクションマッピングを独り占めできるぜいたくな非日常体験をぜひ味わってください。
■ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」
(ざ・ぷりんすぎゃらりー とうきょうきおいちょう わしょくそうてん)
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町35階
TEL:03-3234-1136
営業時間:ランチ(土・日曜、祝日)11時30分〜14時、ディナー17〜20時(完全予約制)
定休日:不定休
■IMMERSIVE DINING
料金:1名4万2000円(一般)※会計時にサービス料(15%)、個室料2万円を別途支払い
Text:樋口紗季(vivace)
Photo:ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、樋口紗季(vivace)
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