【五島夕夏の駅からのんびりさんぽvol.2】 二子玉川駅で自然とあそぶ
イラストレーターの五島夕夏が、普段はなにげなく通り過ぎるあんな駅やこんな駅の楽しいことを探しながら歩く、のんびりおさんぽルポ。カメラ片手にさんぽをすれば、いつもの街もほんの少しだけ、色を変えるかもしれませんよ。それでは今日も、行ってきます!
駅前でお腹を満たしたら、のんびりさんぽのはじまり
今回やってきたのは、二子玉川駅。駅前には大型ショッピングモールやカフェが立ち並ぶ、言わずと知れたおしゃれスポットです。
見上げれば、晴天。絶好の散歩日和。すぐにも歩きだすつもりが、まずは駅近くのカフェで腹ごしらえ!といきますか。
二子玉川ライズ内にあるカフェで、ランチプレートを注文。お昼はいつも、なぜだか野菜をたくさん食べたくなります。おいしいをしっかり噛み締め、食後のアイスミルクティーを飲み干しました。
小さな公園で子どもの頃の懐かしい記憶が…
二子玉川ライズのショッピングモールエリアを抜けたところで、ずらーっと並ぶ白いゲートを発見!うねうね木が巻き付いて、なんだか面白い。意外なフォトスポットを発見です。
さらに進むと、小さな小さな公園にたどり着きます。
ベンチがふたつと、凝った作りの遊具がひとつ。小さいころ、こんなふうに公園をひとりじめするのが夢だったんです。
こどもの自分にとって、すべり台の上では高く足のすくむ場所でした。世界のてっぺんだと思いこんでいたその場所を、今は簡単に登りきることができます。大人になったなぁと実感。のんびりさんぽはいろいろな感情を呼び起こしてくれます。
ショッピングだけじゃない緑の街
公園のはじっこに、大きなタンポポのような枯れ枝が落ちていました。本当はなんという植物なんでしょう。
二子玉川駅には、買い物や映画目的でしか訪れたことがありませんでした。実はこんなにも自然に満ちあふれた街だったと、今日はじめて知ったのです。
そんなことを考えながらぼーっと歩いていると突然、不思議なかたちのベンチが現れました。木に囲われているみたいで、座るとなんだか安心するなあ。
さいごは甘い幸せでおさんぽをしめくくろう
やわらかい木々と、無機質なエスカレーター。インスタントカメラに収めて現像してみると、それぞれなかなかいい感じです。
17時すぎ、だんだんと日が暮れてきました。最後にお茶を飲んで、今日の散歩はおしまいです。
駅前のカフェで、クリームたっぷりのケーキをいただきます。甘いって、どうしてこんなに幸せなんだろう。二子玉川駅はカフェもたくさんあって、迷ってしまいますね。
便利で賑わう、緑を味わう、どちらも楽しめる二子玉川。スニーカーが似合う、穏やかで素敵な街でした。
次の駅散歩では、どんな出会いが待っているのでしょうか。今日も1日、ありがとうございました。
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