
「界 玉造」でご当地文化体験ができる!「出雲のたたらと出会う」プログラム開始
奈良時代から続く玉造温泉に佇む、全室客室露天風呂付き温泉旅館「界 玉造」では、2025年9月1日(月)〜10月31日(金)の平日宿泊限定で、火花散る鉄打ち体験や“たたら製鉄”が生み出す美に触れる「出雲のたたらに出会う」プログラムを提供。出雲地方に伝わる「たたら製鉄」の文化を五感で味わうことができるプログラムをご紹介します。
出雲地方の「たたら製鉄」って?
「たたら製鉄」って聞いたことありますか? 国内で採取される砂鉄と木炭によって鉄作りを行う、日本古来の鉄づくりのことです。
「界 玉造」のある出雲地方は、豊富な森林資源と良質な砂鉄によって、たたら製鉄で繁栄してきたそう。江戸時代の最盛期には、なんと国内の鉄需要の8割を担っていたというので、その繁栄ぶりがわかります。しかも、今もなお“世界で唯一”たたら製鉄が行われている地域といわれているそう。
鉄打ちを実際に体験!
「出雲文化を遊ぶ」宿として温泉、神楽、日本酒の魅力を紹介してきた、「界 玉造」。出雲ならではの「たたら文化」を体験してもらいたいと、2025年5月31日(土)まで、9月1日(月)〜10月31日(金)の期間限定で「出雲のたたらに出会う」プログラムを提供しています。
プログラムではさまざまな角度からたたら製鉄を楽しめるのですが、まずは江戸時代より代々鍛冶業を営んできた鍛治職人の指導のもと、鉄を打つ「鍛造」を体験します。
場所は、島根県東部で唯一、古来より伝わる技術で鉄製品を鍛造する「鍛治工房 弘光」。こちらで鉄のアクセサリートレイづくりを体験します。
鉄を自ら叩き、火花を散らしてできあがる鉄のアクセサリートレイは、「界 玉造」の宿泊者しか作ることのできない、世界に一つだけの作品。鍛造後に職人が仕上げ、その日に持ち帰ることができるのもうれしいですよね。
鉄製品が並ぶ客室に宿泊
「出雲のたたらと出会う」プログラムで泊まる客室には、「鍛治工房 弘光」で鍛造された鉄製品を並べたギャラリースペースが設けられています。
たたら製鉄が産み出した鉄の工芸品の数々。現代の暮らしに息づく“しつらえの道具”を、見るだけでなく、触れて、感じることができます。
また、ベッドランナーやベッドボードには、たたら製鉄によって作られる日本刀の刃紋をイメージした藍染を用意。 1870年創業の藍染紺屋、現在5代目の天野尚氏が作成したものなのだとか。
出雲の伝統文化に包まれる、特別な宿泊体験になりそうですね。
玉鋼を模した新感覚スイーツを
たたら製鉄によって作られる鉄の最上級部分を玉鋼(たまはがね)といいます。光の加減でさまざまな色光を見せる玉鋼は主に日本刀の原料となるのだそう。
「出雲のたたらと出会う」プログラムでは、その玉鋼をイメージし、見た目だけでなく、鉄の硬さを意識したシャリシャリした食感の和菓子を提供。日本三大和菓子処といわれる松江の和菓子職人が開発した「界 玉造」オリジナルスイーツ。ぜひゆっくりと味わってみてくださいね。
1泊2食付きの専用プラン
「出雲のたたらと出会うプログラム」専用プランをチェック。夕食は旬の食材をふんだんに使い、和と洋を取り入れた季節の会席料理を、また朝食には日本酒発祥の地にちなんでアレンジされた「鶏つくねの杜氏鍋」を楽しめます。
「界 玉造」は全室客室露天風呂付きなので、温泉三昧の滞在を楽しめちゃいます。2025年5月中のプランはすでに予約期間が終了していますが、9月1日(月)〜10月31日(金)の期間は予約可能。ぜひこの機会に「界 玉造」に足を運んでみてはいかが?
■界 玉造「出雲のたたらと出会うプログラム」
期間:2025年9月1日(月)~10月31日(金)の土・日曜、祝日を除く平日
住所:島根県松江市⽟湯町⽟造1237
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
料金:1泊2食付き6万4000円〜(2名1室利⽤時1名あたり、税・サービス料込)※鉄打ち体験、鉄のアクセサリートレイ、客室設え、オリジナルスイーツを含む
対象:20歳以上
予約:公式サイトにて14日前までに予約
定員:1日1組最大3名
アクセス:JR⽟造温泉駅から⾞で5分
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