【久野知美の女子鉄TRIPvol.1】 女子も楽しい!“鉄道趣味”の あたらしい世界
みなさんこんにちは!女子鉄アナウンサーの久野知美です。鉄道はマニアの世界、と感じている人も多いのではないでしょうか。そんなことはありません!毎日の通勤やおでかけ先で乗っている鉄道。少し詳しくなるだけで、楽しい世界が広がります。大好きな鉄道趣味を、少しでもたくさんの人に知ってもらって〝テツ友の輪〟が広がると嬉しいです!
あなたは“テツ”?それとも“非テツ”?
さて!新連載をはじめる前に、みなさんへ ちょっと聞いておきたいことがあります。それは、ズバリ みなさんは鉄道ファンですか?それとも、鉄道は ただの交通手段と認識している〝非鉄〟さんですか?
「え?非鉄って?」と思ったアナタは、ズバリ〝Not 鉄道ファン〟。なんの違和感も覚えなかった方は、私と同じく熱烈な鉄道ファンでしょう!
今回は、“非鉄”さんでも知っておくとちょっと楽しい〝鉄道ファン=テツ〟にまつわる「テツ用語」についてお届けします!
「モハ」「キロ」…カタカナ2文字が多用される鉄道の世界
「モハ」って見たことある気がする…と思った人もいるかも知れません。列車の車体側面に書いてある記号です。
ちなみに、「モハ」は、「モーター」の頭文字をとった「モ」。電動車を意味しています。「ハ」というのは普通車。普通車なら「フ」じゃないの?と疑問に思いますよね?実はコレ、昔は列車の階級を1等車から「イ・ロ・ハ…」と数えていた名残なので、3等車にあたる普通車は「ハ」が使われています。
ちなみに、「キロ」は気動車の「キ」で「ロ」は、グリーン車(昔の2等車)。気動車はディーゼルエンジンを動力にして走る車両のことです。今でも関東圏内でも、少し足を延ばせば千葉県の小湊鐵道やいすみ鉄道、茨城県のひたちなか海浜鉄道などではディーゼル車が走っています。車窓を遮る電柱がないので、見晴らしが良いのがポイントです♪
あなたも「女子鉄」に!鉄道好き女子ってどんな人
「女子鉄と鉄子は違うの?」とよく聞かれるのですが、意味はまったく同じです。『テツ語辞典(誠文堂新光社・栗原景/池田邦彦)』では、「鉄子・女子鉄とは、鉄道を趣味とする女性のこと」とひとまとめで書かれています。
私は「女子鉄」の方が言葉の響きがかわいい!と思い気に入って使っています。鉄道にはまったのは、高校生の時。当時住んでいた大阪の自宅から京都への電車通学が始まった頃でした。京阪沿線で育ったのですが、旧3000系特急車という日本初のカラーテレビカーと、2階建て車両がついた列車が大好きで「テレビカーに乗るか、2階席にするか、1階席にするか」といった〝テツのトライアングル〟を楽しんでいました。
あとは、大学時代に青春18きっぷという、JR全線の期間限定乗り放題きっぷを使って、全国各局のアナウンサー受験をしたこと。更に、今の事務所に入って2年めに鉄オタマネージャーの南田裕介氏(「タモリ電車倶楽部」会員)が担当になったことなども、深みにはまるきっかけとなりました!
京阪電車、18きっぷ、南田マネージャーが私にとっての「鉄道3大育ての親」でしょうか。笑
How about 「鉄活」!?
〝就活〟〝恋活〟〝婚活〟など、世間一般では様々な活動がありますが、我々・鉄道ファンが鉄道にまつわる趣味活動を行うことを〝鉄活〟と称することがあります。鉄活の中でも、とりわけ列車に乗る旅をすることをメインとするのか、写真撮影に勤しむことを楽しむのかなど〝鉄活〟も人それぞれ。
おでかけ先で観光列車に乗ったり、レトロかわいい電車を撮影したりするのも、「鉄活」のひとつ。まずは気軽なところからはじめてみませんか?
ちなみに、久野のプロフィールを詳しく調べて頂いちゃいますと「鉄活ばかりしていないで、婚活した方がいいのでは!?」といった声が聞こえてきそうですけれど…こちらのお話は一度〝通過〟させてくださいませ!
撮影協力:ユーレイルGIE/Team EUROPE/一般社団法人日本旅行業協会(JATA)
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