おでかけ
更新日:2025.09.12
【おとなのソロ部】まるで宝石みたい!「ARICO ROOM」でクリア質感がかわいいキャンドル作り体験を
東京・浅草橋にあるキャンドル教室&ショップ「ARICO ROOM(ありこ るーむ)」。このお店で今話題になっているのは、キラキラ輝くクリアなキャンドル作り体験です。かわいい空間でオリジナルキャンドル作りに没頭する、ワクワクなひとり時間を過ごしてみませんか?
こぢんまりとしたかわいいショップで、キャンドル作り体験を
JR総武線・浅草橋駅から徒歩約2分の場所に位置する「ARICO ROOM」は、オーナーのアリタキョウコさんが一人で運営をしているキャンドル教室&ショップ。
店内に一歩踏み入れると、カラフルなキャンドルがずらりと並ぶかわいらしい空間が迎えてくれます。
いろいろなデザインのキャンドルがあって、店内を歩いているだけでテンションがアップ!
この教室では、キャンドルの魅力やキャンドル作りの楽しさを伝えたいという思いから、コースのレッスンだけではなく1回から体験できるワンタイムレッスンも開催しているんです。
なかでも人気なのが、「ジェルジェムストーンキャンドル」というまるで宝石のようなキャンドルを一度に4つ製作できるコース。キラキラ感がとてもかわいいうえ、失敗しにくく初心者にもおすすめなのだそう。
エプロンをつけたら準備は完了! いざ制作をはじめます。
ソロおすすめ Point
レッスンの定員は3人。規模が大きすぎないので、1人でも気軽に参加できます。アリタさんからテーブル越しに対面して直接教えてもらえるのも安心!
豊富なカラーバリエーションのジェルワックスがかわいさの秘密
席につくと、キャンドル作りに使う材料や機材がセットされていてワクワク!
一般的な硬いキャンドルやろうそくには「パラフィンワックス」が使われていますが、「ジェルジェムストーンキャンドル」に使うのはこの「ジェルワックス」です。
触ってみると、ゼリー状でぷるぷるな質感がクセになる!
実はこれらはすべて、透明なワックスにアリタさんがひとつひとつ着色をしているのだとか。
だからこそ色合いや透明度には微妙な差があり、ここまで豊富なカラーバリエーションが揃っている
のは「ARICO ROOM」ならではなんです。
まずは、キャンドル4つのカラーリングとデザインを決めます。
人気なのは、クリアな質感ともマッチするさわやかなブルー系のデザイン。キャンドルの炎はオレンジだけど、ブルーを使うと炎も少し青みがかり個性が出るのだとか。実際にワックスを手に取って組み合わせやバランスを見ながら、色合いを考えていきます。
今回は見本も参考に、淡いもの、ビビッドなもの、また、同系色のグラデーションにするもの、細かい色使いのカラフルなものと、4つそれぞれが異なるイメージになるようにカラーリングを決定しました!
ソロおすすめ Point
色の組み合わせを考えるのはキャンドル作りのなかでも最も楽しいプロセスの一つ。一方で、迷うポイントでもあるので1人でじっくり考えて、「これだ!」という色合いを決めましょう!
デザインを決めたら、必要な色のワックスをざっくりとカットしていきます。ぷるぷるした質感だから刃が滑りやすいけど、角を落とすようにしていくと切りやすい!
カットすると色みがまた違って見えたり、光に反射してキラキラ感がアップしたりとよりワクワクしながら作業を進めました。
ワックスを切り終えたら型に投入。このとき、作りたいデザインに合わせてグラデーションをつけたり、色がバラけるようにしたりと調整をしながら入れていきます。型の中がどうなっているか全体像が見えないから難しさもありますが、想像をふくらませながらの作業は楽しい!
4つ分の作業を順番に進めます。みっちり詰め込みすぎないのが失敗しないコツなのだとか。
すべて型に入れ終わったら、次の工程へ。
小規模レッスンだから、難しい工程もサポートしてもらえて安心
次に使うのはクリアなジェルワックス。熱して液状にするため、バレンタインのチョコレートを溶かす準備のような要領で、板状のものを細切りにします。
必要なのはたっぷり160g。途中でオーナーのアリタさんが少しだけ手伝ってくれましたが、カットする速さにびっくり!
IHで熱するとみるみるうちに溶けていきます。最初は粘り気のあるトロトロとした状態に。
さらに加熱を続けると水と同じくらいサラサラに! 約200度になるまで熱します。
サラサラになったクリアワックスを先ほどの型に流し込みます。
ソロおすすめ Point
熱い状態のワックスを取り扱うので慎重に。難易度の高い作業も、アリタさんがすぐ近くでサポートしてくれるので安心です。不安なところは気軽に質問したり、アドバイスをもらったりしながら進めましょう!
4つそれぞれの型にワックスを流し込んだら、次に登場するのはヒートガン。熱風を送るための工具です。
注いだワックスが型の底まで入り込んでいくにつれ、どんどん気泡が上がってくるため、それをヒートガンの熱風を当てて撃退! 気泡がなくなったら、冷凍庫に5分間入れて冷やします。
5分経ったら冷凍庫から取り出して、型から外します。4辺をそれぞれ引っ張って剥がしたら、ぷるんと剥くように! まだ中心は柔らかい状態なので力を入れすぎないように注意して。
ここで初めてデザインがどう仕上がっているか確認できるのでドキドキ!
取り出してみると、気泡が入っていたり少し欠けていたりもするけど、そこにも光が反射してかわいい! 色の配分や配置もうまくいっていたのでとてもうれしくなりました。
この段階で、できや色のバランスを見てキャンドルの上下を最終決定します。
上下が決まったら、ピンを使って芯を指します。上の面から下の面まで貫通させるのですが、中心から中心へまっすぐ刺すのが難しい! キャンドル作りをする人の間では「芯の歪みは心の歪み」といわれることもある鬼門の工程なのだとか。
芯の下端には座金というパーツをつけます。座金があることで、ロウの残りが少なくなっても芯が倒れることなく最後まで灯すことができるのだそう。芯の端に合わせてペンチで取り付けたら、上から芯を引きながらグッと押し込みます。
四角いままでも十分かわいいけれど、丸みのあるかわいいフォルムにするため8つの角と12本の辺のエッジを切り落とします。ここまででカットの工程をいくつかこなしてきたことでコツが掴めて、スムーズに作業できました。
仕上げはコーティング。溶かしたクリアワックスにディップします。このひと手間で欠けや細かい傷もカバーできて、きれいな仕上がりになるんです!
最後に、余っている芯を5mm程度にカットしたら完成!
ひとつひとつケースにしまって持ち帰れるから、このまま部屋のインテリアとして飾っておくことができるのもうれしいポイントです。
袋に入れて体験レッスンは終了!
作るプロセスはもちろん、飾っても灯しても楽しめる!
火を灯すとクリアな部分に炎が映って幻想的! 火をつける前とはまた違う表情が見られます。使っていくうちに丸く溶けていくのもかわいい!
「ロマンティックジェルキャンドル(1つ)」4500円
ワンタイムレッスンでは、香りを20種類から選べる「ロマンティックジェルキャンドル」のコースもおすすめ。ワンタイムレッスンの回数制限はないので、気になるコースをいろいろ試してお気に入りを見つけることもできます。
どのコースも毎月12日の18時に翌月分のレッスン予約がスタートするので、公式サイトから確認してくださいね!
ソロおすすめ Point
「ジェルジェムストーンキャンドル」も「ロマンティックジェルキャンドル」も色を自由に選べるから、推し活としてトライするのにもぴったりです。
作って飾って灯して、と3段階楽しめるキャンドル作り。「ARICO ROOM」に足を運んで、その魅力を体感してみてくださいね。
■ARICO ROOM(ありこ るーむ)住所:東京都台東区柳橋1-30-2 クイーンハイツ伊藤202
電話:080-5649-1745
営業時間:13〜18時
定休日:不定休(公式SNSにて要確認)
料金:ジェルジェムストーンキャンドル(4つ)5500円
所要時間:約120分
ソロ Memo
■取材時のソロ率:100%(平日の昼間)
■おすすめの利用シーン:かわいいものに触れたいとき、おしゃれなインテリア小物を探しているとき、新しい趣味を見つけたいとき
Photo&Text:河野未夢(vivace)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください