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今、推したい。 京都・二条エリアで出会った隠れ家カフェ「ぽたぽた」で丁寧にいれたコーヒーと気まぐれスイーツと絶品ごはん!

今、推したい。 京都・二条エリアで出会った隠れ家カフェ「ぽたぽた」で丁寧にいれたコーヒーと気まぐれスイーツと絶品ごはん!

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JR・地下鉄東西線の二条駅から歩いて8分、昔ながらの住宅街にある隠れ家的な一軒家カフェ「ぽたぽた」。店名の通り、ぽた、ぽた、と丁寧にいれたコーヒーやスイーツ、素材を生かした食事メニューが自慢で、1人で切り盛りするオーナーの飾らない人柄に、いつの間にかファンになってしまうようなお店です。「京都に行きつけの店を見つけたい!」そんな人におすすめです。

Summary

わざわざ行きたい、リピートしたい。二条エリアの隠れ家カフェ

JR二条駅の西口を出て南へ歩き、一筋目の姉小路通を西へ。2車線の道はすぐに1車線の細い道に変わり、左右に昔ながらの面影をとどめた京町家が残る住宅街を進んでいきます。道中にも目移りしそうな魅力的なお店がありますが、もくもくと歩くこと約8分。「正一位月光稲荷大明神」という名前の小さな社(やしろ)が見えてきたら、左に曲がります。

曲がると見えてくるのが白壁に大きな窓が映える一軒。地域の街並みに溶け込みつつ、さりげなく存在感を放つこのお店が、コーヒーとスイーツととびきりおいしいカフェごはんの店「ぽたぽた」です。

「ぽたぽた」は、西院のカフェバー「壬生モクレン(みぶもくれん)」で火・水曜のみ間借り営業をしていた郁さんがオーナーシェフとして2025年1月に開いたカフェ。ごはんを作るのも、コーヒーをいれるのも一人のため提供まで少し時間がかかりますが、ゆったりと時間を過ごしたい人には強く推したいお店です。

やわらかな空気感に癒やされる、インテリアも素敵なカフェ

空間を彩る植物も、植物を支える器も、椅子も店舗設計も、隅っこに置かれた小さな雑貨も、すべて郁さんの心を捉えた物ばかりで構成された空間は、あれやこれやと見ているだけでも幸せな気分になってきます。

例えば、写真の椅子はスペインの建築様式の一種、スペイン・ブルタリズムを取り入れた1970年代のアンティーク。三方に取手のついたユニークな形状が印象的ですが、ハイスツールなのに長く座っていても疲れないところが気に入ってカウンター椅子として取り入れたそう。

「ぽたぽた」の前は事務所だったらしく、カフェにするにあたり「せっかくリノベーションするのだから。」とライトは壁に埋め込んでスッキリと。満月のように店を照らすライトと三角テーブルの合わせ方にもセンスを感じます。

京都の町家は“うなぎの寝床”と呼ばれ、間口が狭く、奥行きが広いのが特徴。「ぽたぽた」の店内も同様で、奥は雰囲気がぐっと変わって和室になっています。

「最初は入り口から奥までフラットにしたかったけれども、お座敷があることで小さなお子さん連れのママさんにも利用してもらいやすいから、和室を残しておいてよかった」と郁さん。間接照明で光を抑えた雰囲気も素敵です。

ぽた、ぽた、と丁寧にいれたコーヒーと一期一会の気まぐれスイーツ

「ぽたぽた(drip)」は滴の落ちる音をあらわす擬音語。名が表すとおり一番の推しはコーヒーです。1人1ドリンク注文のお店なので、ぜひコーヒーをチョイスしてみて。2種類のお店(どちらも京都に店を構える「ブルームコーヒー」と「サルーコーヒー」)が焙煎する豆を使ったブレンドコーヒー、深煎りと浅煎りを選べるカフェオレなど、細かな好みに応える豊富で多彩なラインナップです。

コーヒーは細く、細く、一定量でお湯を注ぎ続けてドリップします。ドリップポットは燕三条のプロダクトがお気に入り。

「自分の好きなコーヒーを見つけて、それをシェアしたい」と郁さん。日によっては、その時の気分でセレクトされた郁さん好みのコーヒー豆が用意されているかもしれません。

(左から)「ババ・オ・カフェ」600円 、「ホットコーヒー ブレンド“瑠璃”」600円
(左から)「ババ・オ・カフェ」600円 、「ホットコーヒー ブレンド“瑠璃”」600円

そして、コーヒーのお供はきまぐれメニューの“本日の菓子”。「今日、アレが食べたい!がスイーツを作る原動力」と郁さん。リクエストが多くて同じスイーツを1週間作り続けていたら、作りたい気持ちが薄れていったそうで、いまは自分の欲する気持ちに従ってお菓子づくりをしています。

この日の“本日の菓子”は「ババ・オ・カフェ」。やわらかいブリオッシュ(パン)に特製のコーヒーシロップをしみこませ、バニラマスカルポーネクリームでデコレートしたティラミスのようなスイーツです。コーヒーのほろ苦さとバニラビーンズの入ったマスカルポーネクリームのなめらかな甘さが絶妙。

オールタイム注文OK! 日々のごはんを、おいしく、しっかり

「ぽたぽたポタージュとパンのセット」1400円

「ぽたぽたポタージュとパンのセット」1400円


コーヒーやスイーツが人気なのはもちろん、食事メニューもおすすめ。郁さんは昔から料理が好きで「カフェでは、とびきりよい材料で料理を作れることが幸せ」と旬の素材に腕をふるいます。食事メニューも営業時間中いつでも注文できるので、二条駅近辺でランチ難民になりそうなときは、SNSで営業日をチェックして(不定休のため)足を伸ばしてみて。

プレートの上には、花山椒のオイルで香り付けした菊芋のポタージュを主役に自家製ハムとリーフサラダ、さらには長ネギとゴルゴンゾーラとくるみのココットなど日替わりのデリ2種が並びます。野菜や鶏肉など素材が持つおいしさを引き立てながら、さりげないひと手間で素材の新しい顔も見せてくれる一皿です。食べていてしみじみとうれしくなる味わい。

あぁ、と帰り道もほっこりした気持ちになり、日が経つにつれ「また行きたいなぁ…」と思わせてくれる「ぽたぽた」。今日の一食を大切にしたい人におすすめのカフェです。

■ぽたぽた
住所:京都府京都市中京区西ノ京西月光町18−21
TEL:なし
営業時間:日によって異なる ※公式SNSを要確認
定休日:不定休 ※公式SNSを要確認
アクセス:JR・地下鉄東西線 二条駅から徒歩8分


Photo:Ryota Fujii 
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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