
【京都】「一年中かき氷が食べたい」そんなあなたに。この夏、注目必至のかき氷専門店「京都氷屋 万年雪」オープン!
2025年4月、京都駅からJR嵯峨野線(山陰本線)で1駅の梅小路京都西駅エリアに、かき氷専門店「京都氷屋 万年雪(きょうとこおりや まんねんゆき)」がニューオープン。旬のフルーツと京の食材を掛け合わせた独創的なかき氷を、名前のとおり通年楽しめる、かき氷の専門店です。
Summary
2025年大注目! 梅小路公園エリアにニューオープン。1年中営業のかき氷専門店
一年中かき氷が楽しめる、かき氷好きのためのかき氷専門店「京都氷屋 万年雪(きょうとこおりや まんねんゆき)」があるのは、京都水族館や京都鉄道博物館など京都市内のレジャー施設が集まる梅小路公園エリア。京都駅から歩いて約15分ほどなので散歩がてら歩くのもいいですし、京都駅から京都市営バスで1本、七条大宮・京都水族館前バス停の目の前なので、バスでの利用も便利です。
目印は、氷の文字が書かれた大きな提灯。入口のボードにその日ラインナップしているかき氷の種類と金額が明示されているのも親切で、好印象。
この日、ボードに飾られていたメニューは7種類。「泡沫(うたかた)のれもん」や「たまゆら雲」など、ネーミングがかわいくて「どれを食べようかなぁ~」と入る前からワクワクと心躍ります。
店内はグレートーンですっきり。入口付近に5~6人ほど座れるテーブル席、奥には2人がけのテーブルが4席あり、ゆとりをもった配置でどの席もゆったりとしています。
酸っぱさが快感! レモン好きのための、レモンを極めたかき氷「泡沫のれもん」
さて、魅惑のかき氷ラインナップの一部をご紹介していきます。まずはネーミングから気になっていた「泡沫(うたかた)のれもん」。口の中ですっととけて消える、はかない口溶けと、鮮烈なレモンの酸味が魅力のかき氷です。
使っている氷は、鈴鹿山系の地下150mから組み上げた天然水を72時間かけてゆっくりと凍らせた純氷。氷の状態によって細かく刃の角度を調整できる「初雪」の氷削機を使って、羽衣のように薄く削ります。
「泡沫のれもん」には蜂蜜レモン、レモンクリーム、レモンカード(イギリス発祥のスプレッド)、レモンカードみるく、ヨーグルト、レモンシロップと6種類ものシロップを使います。レモン多めのシロップは全て自家製。蜂蜜とヨーグルトというレモンと好相性な素材たちが、レモンの存在感を際立たせます。
シロップづくりも時間をかけて。レモンやラムレーズンのシロップなどかき氷のパーツひとつずつを丁寧に手づくりします。
砕いたピスタチオとシナモンビスケットが味のアクセント。レモンの甘酸っぱさを極めたかき氷ですが、最後にミルクのやさしい甘さとつるんとした食感のパンナコッタが現れ、舌をやわらかく包み込みます。1杯のかき氷の中にストーリーがあって、大満足。
新感覚! 京都らしい酒粕でアレンジした金柑のかき氷「山粧う金柑」
京都ならではのかき氷としてご紹介したいのは「山粧う金柑(やまよそおうきんかん)」。「山粧う」は秋の季語。山の木々が紅葉で色づき、まるでお化粧したような姿をいいますが、こちらのかき氷は天然の金柑シロップで覆われて、オレンジ色に彩られています。
どのあたりが“京都ならでは”なのかというと、上にのっているクリームが酒粕クリームなのです。粕汁などでおなじみのあの酒粕です。京都は伏見を中心に酒蔵が多く、地酒は京都の名産品のひとつ。クリームと合わせても風味が消えず、存在感があります。
宮崎県のブランド金柑「完熟きんかんたまたま」をシロップにたっぷり、コンポートにしてトッピングにもたっぷり使ったかき氷「山粧う金柑」。金柑特有の甘さとほのかな苦味が、くせのある酒粕のクリームと混じり合うと、高級感のある大人の味わいに。ハマる人は非常にハマる味では。酒粕が苦手な方は、通常の生クリームに変更することもできますよ。食べ進めると紅茶のシロップが味変。柑橘と紅茶の相性は間違いないですね。こちらにもパンナコッタが入っていました。
6月からは主役をアンズに変えた酒粕のかき氷「一花心のあんず」が登場。長野県千曲産のアンズを使って、丁寧にコンポートします。
フレッシュないちごそのまま非加熱のかき氷「紅に甘味」
非加熱シロップ派には「紅に甘味(べにかんな)」がおすすめ。12月頃から5月頃にかけて出荷される“冬春いちご”が終わったら、“夏いちご”を入荷。夏以降もみずみずしいイチゴのかき氷が食べられます。
1杯の氷に使うイチゴの量は約130g。小ぶりのイチゴなら20粒くらいになります。オーダーが通ってから作る、さわやかなイチゴの香りと自家製の白蜜が織りなす甘酸っぱさがたまらない一品です。
かき氷好きならではのこだわりは細部にも。角のあるスプーンは氷にすっと入って、金属の舌触りを感じさせず、かき氷をよりおいしく感じさせてくれます。
春夏秋冬食べられる、通年提供のかき氷
最後に一年を通して注文できる「万年雪」おすすめのかき氷をご紹介。まずは紫色の美しい「ブルーベリーのチーズタルト」。ブルーベリーシロップに特製濃厚チーズクリームをたっぷり。中には生クリーム、クッキークランブル、ブルーベリーソースを忍ばせたデザート感覚のかき氷です。イメージは、冷たいブルーベリーチーズタルト。食べ進めると最後にはチャイシロップが現れ、ティータイムの余韻さえ感じられる一杯です。
2つめは「京都ティラミス」。世界中で愛されるティラミスを濃いめの宇治抹茶シロップと酒粕マスカルポーネクリームを使って和の装いに。“京都の大人ティラミス”とよびたい「万年雪」を代表的するかき氷です。
温かいお茶とお水はフリー。かき氷を2種類、3種類と食べたい人にはありがたいサービスですね。
梅小路公園エリアに行くならば、ぜひ寄り道したいおすすめスポット。真夏に向かって行列店になる予感がしますので、早めの来訪が吉です。
■京都氷屋 万年雪(きょうとこおりや まんねんゆき)
住所:京都府京都市下京区上之町429-1
TEL:075- 708-8127
営業時間: 11時30分~17時30分
定休日:不定休
アクセス:JR嵯峨野線(山陰本線)梅小路京都西駅から徒歩約7分
Photo Text:京都ライター事務所 小西尋子
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