
西麻布にある完全予約制の隠れ家レストラン「Arcanum」で季節のフルーツパフェを堪能【ご褒美の新定番】
2025年4月1日にオープンした「Arcanum(あるかなむ)」は、有名ガイドブック掲載店で働いた経験のあるシェフが一人で営む隠れ家レストラン。生産地に足を運んで選び抜いたこだわりの食材を使ったパフェや料理は、思わず笑みがこぼれるほど絶品。高級感があり大人なムードが漂う素敵なこのお店で、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
高級住宅街にひっそりとたたずむ隠れ家レストラン「Arcanum」
東京メトロ・乃木坂駅から12分ほど歩いた、閑静な住宅街の半地下にある「Arcanum」。
店名はラテン語で「秘密」という意味をもち、その名を表すかのようにひっそりとたたずんでいます。
ここは、世界的グルメガイドブックに掲載される国内外の名店で働いた経験のあるシェフが一人で営むレストラン。
完全予約制という特別な空間で、こだわり抜いた食材で作るパフェや料理を提供しています。
完全予約制の店内は落ち着いて過ごせるおしゃれな空間に
店内はモノトーンを基調としたシックな雰囲気。オレンジ色の間接照明が大人っぽいムードを醸し出しています。
居心地のいい落ち着いた空間に仕上がっているので、長時間滞在するお客さんも多いそう。完全予約制のため、時間を気にせずゆっくりと楽しめますよ。
「Arcanum」で用意されているのはカウンター席のみ。
お客さんとの距離感を大切にしているため、直接向かい合って料理を提供し会話ができるカウンターをチョイスしたのだとか。
大理石調のテーブルやレザー調の一人がけソファも重厚感があり、店内のムードもあいまって特別なひとときを過ごすことができそう。
各国の有名店で経験を積んだシェフが作るこだわりのパフェ
今回ご紹介するのは11〜15時の間に提供している「季節のフルーツパフェ ドリンク&小菓子つき」。旬のフルーツをふんだんに使った、スペシャルなパフェを堪能することができます。
17〜23時のディナータイムでは提供していないメニューですが、代わりにパフェが含まれるコースメニューの用意があります。
取材日(2025年5月)のフルーツは茨城県産の「優香メロン(ゆうかめろん)」。
栽培が難しく市場に出回ることが少ない品種なので普段目にすることはめったになく、希少なだけあって味は最高峰。
シェフが前職からつき合いのある生産者から仕入れているそうで、ほかにはない特別なパフェに仕上がっているのだとか。
洗練された目利きをもつシェフが選んだ特別な食材を使ったメニューが楽しめるのは幸せ!
パフェは、注文後ひとつひとつ丁寧に盛りつけます。
目の前で作ってもらえるので、提供を待っている間も楽しめますよ。
艶やかなグラスに具材が盛られていく様子にうっとり。徐々に仕上がっていく姿から目が離せません!
盛りつけシーンに見惚れていると、あっという間にパフェができあがり。
ものの5分ほどで、まっさらなグラスからフレッシュで甘〜いメロンの香り漂う華やかなパフェに変身しました。
パフェに入っているのは、下から順に、煎茶蜜のジュレ、ナタデココ、パールクラッカン(シリアルをチョコレートでコーティングしたもの)、丸くくりぬいた優香メロン、シュトロイゼル(粉状のクッキー)、バニラアイス、大葉のソルベ、抹茶のクレームシャンティ(砂糖を加えたホイップクリーム)、抹茶のチュイル(薄いクッキー)、メレンゲ、食用ハーブ&花、カットした優香メロン。
これらはすべてシェフが一から手作りしており、メロンのよさを最大限に生かせるような素材で作られています。煎茶や抹茶、大葉を使うことでさわやかな風味のアクセントに。つるんとなめらかなジュレやゼリー、サクサクとしたパールクラッカンやシュトロイゼルなどを交互に入れることで食感も楽しい!
さらに、香りのいい食用ハーブ&花をトッピングすることで、嗅覚でも堪能できるような工夫がほどこされています。
口に入れた瞬間、優香メロンの豊かな甘みが広がります。みずみずしくてジューシーで、とろけるようなやわらかさ……。まさに最高峰の味わいです!
抹茶のクレームシャンティやバニラアイス、シュトロイゼルなど甘さのある具材との相性がよく、食べ進める手が止まりません。
味の想像がつかなかった大葉のソルベは、ソルベ特有のシャリっとした口当たりと大葉の風味をしっかりと感じるさわやかな味わい。メロンやほかの具材との相性も抜群で、全体的にさっぱりと食べられます。
口に運ぶたび幸せな気持ちになれる、最高の味わいに仕上がっていますよ。
パフェについてくる小菓子は、毎朝焼いているカヌレとマドレーヌ。(※時期によって変わる可能性あり)
サクもち食感がたまらないカヌレは、ほろ苦く香ばしい表面の生地と、噛むたびあふれ出るラム酒とバニラの甘くて大人な味わいが最高。
マドレーヌは鼻に抜けるバターの香りがたまらない。ふわふわしっとりとした食感で、シンプルながらも満足度の高いスイーツです。
高級感のあるエレガントな模様入りのお重は、ふたを開けるときにワクワク感があり特別な体験をしている気分に!
セットのドリンクで選べるのは、有名グルメガイドブック掲載店でも多く提供されている「DOUXLESS(どぅれす)」のノンアルコールドリンク。
程よい酸味と渋みを楽しめるブドウのドリンク「CHAOS GRAPE(かおす ぐれーぷ)」、ほのかな苦みを感じるリンゴをベースとしたドリンク「ELEGANT APPLE(えれがんと あっぷる)」、まろやかな味わいに仕上げたショウガのドリンク「ROUND GINGER(らうんど じんじゃー)」。
そして、シンガポールの紅茶ブランド「TWG TEA(てぃーだぶりゅーじー てぃー)」の茶葉で入れる紅茶やアイスティー。
「TWG TEA」の茶葉は数種類を取り扱っており、紅茶エキスパートでもあるシェフがパフェに合うフレーバーをチョイスして提供してくれます。
また、その時々でメニューが変わるオリジナルドリンク(+600円)も選べます。
今回チョイスしたのはオリジナルドリンクの「メロンクリームソーダ」。
「メロンクリームソーダ」に使っているメロンは、優香メロンと同じ生産者が作る茨城県産の「イバラキング」という品種。
イバラキングのピューレに炭酸を合わせたメロンソーダに、バニラアイスとホイップクリーム、猫のクッキーとサクランボをトッピングしています。
メロンの甘みを存分に感じられるドリンクは、しゅわしゅわと弾ける炭酸が心地よい。バニラアイスが少しとけてから飲むと、やさしい甘さが加わりより楽しめます。
キュートな猫のクッキーは少し厚みがあり、バターの香りとザクザク食感がおいしい。バニラアイスにディップして食べるのもおすすめですよ。
シェフが選び抜いた食材で作るこだわりのパフェが楽しめる「Arcanum」をご紹介しました。
特別なパフェは、きっと日々頑張る自分に癒やしをくれるはず。自分へのご褒美にぜひ一度足を運んでみては?
■Arcanum(あるかなむ)
住所:東京都港区西麻布2-8-11 西麻布ビルB1F
TEL:03-6450-6362
営業時間:パフェタイム11〜15時、ディナータイム17〜23時 ※詳細は公式SNSで要確認
定休日:不定休
Photo・Text:神村紗彩(vivace)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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