
麻布台ヒルズ「Dining 33」日本が誇るフランス料理の巨匠、三國清三氏プロデュースのランチコースに舌鼓
麻布台ヒルズのなかで食事を楽しむなら、フランス料理の巨匠とよばれる三國清三氏プロデュースのグランビストロ「Dining 33(だいにんぐ さーてぃーすりー)」がおすすめ。33階からの景色を眺めながらぜいたくな食事を楽しめます。併設のパティスリーはイートインもできるほか、おみやげにぴったりな華やかな生菓子の販売も。そんなレストランの魅力を紹介します。
高層階に構える三國清三プロデュースのグランビストロ
日本が誇るフランス料理の巨匠、三國清三(みくに きよみ)氏がプロデュースを務めるグランビストロ「Dining 33」。神谷町駅2番出口から直結の麻布台ヒルズの森JPタワー33階にあります。
会員制施設「ヒルズハウス 麻布台」内で営業していますが、だれでも利用可能です。
店内には一面ガラス張りの解放感ある空間が広がっており、高層階からの景色を眺めながら食事を楽しめるのが自慢です。
座席はテーブル170席。追加料金で利用できる個室も4室28席あるので、大切な日や食事をする相手とより親交を深めたいときは要チェック!
フレンチに和の思想をあわせた新しい料理「ジャポニゼ」
「Dining 33」では、日本全国の魚介類や肉類、伝統的な江戸東京野菜などのこだわり食材を使用。
「ジャポニゼ」とよばれるフランス料理に和の思想を取り入れた、まったく新しい料理を提供しています。
料理は大皿で提供するスタイルをとっていて、家族や友人とひとつのお皿からシェアする(分け合う)ことでコミュニケーションを深められるのが魅力です。
基本はコース料理でランチコースは6600円から、ディナーコースは1万1000円から楽しめます。
コースの内容はシーズンごとに変わるため、毎回その時々の季節を感じるひとときを過ごせます。
今回は、取材時に提供されていた夏のランチコースをレポート!
『ランチコース』 1名6600円(税込・サービス料別途12%)
・アミューズ
・焼きナスとタコのアスピック仕立て
・穴子のクリスティアン ジャルダン風 焦がしバターの香り
・丹波黒鶏もも肉のロティ とうもろこしのガレット ラタトゥイユ ソースソーテルヌ
・パルフェ アナナス
・2025新茶春摘み 瑞々しさ香る マカイバリ茶園ダージリンのファーストフラッシュとサブレシトロン
※掲載の夏メニューの提供期間は2025年8月31日(日)まで
※提供期間や内容は食材の仕入れ状況などにより変更になる場合もあります
スイカのガスパッチョ(アミューズ)
まず運ばれてきたのはアミューズ。今シーズンは「スイカのガスパッチョ」で、スイカの種に見立てたバジルシードに、スイカの皮のピクルスやハーブオイルを添えています。
赤パプリカやセロリの華やかな風味とともに、口の中に広がるピクルスのコリコリ、シャキシャキとした食感が楽しい!
焼きナスとタコのアスピック仕立て
2品目の前菜は「焼きナスとタコのアスピック仕立て」。焼きナスと真ダコ、ししとうをジュレの中に美しく閉じ込めたアスピックの上に、スライスした加賀太きゅうりや、ピンクペッパーなどをのせて仕上げています。まわりにはトマトの赤いオイルと、貝の出汁にモロヘイヤをあわせた緑のソースの2種類が! 味の変化を自分好みに楽しめますよ。
ほどけるような口どけのジェルから、ナスの苦味や真ダコの海鮮の香り、コンソメの風味が互いにノイズになることなく順番に感じられます。タコのプリプリとした食感もよく、心奪われること間違いなし。
トップに添えられたショウガの香り高いアクセントに舌鼓。
穴子のクリスティアン ジャルダン風 焦がしバターの香り
皿の真ん中に用意されたアナゴとサラダはまるで小さな菜園!
アナゴは竹炭をくわえた衣をまとわせ揚げパン風(ベニエ)に仕上げられており、バリグールとよばれるアーティチョークをつかった南フランスの郷土ソースをつけて味わいます。
アナゴのサクッとした薄い衣のあとに感じる、魚とは思えないなめらかな食感には誰もが驚くはず!
ソースをまとわせることで食感のなめらかさがより高まるうえに、まろやかな甘みのある味わいへと変化します。
彩り豊かなサラダのビジュアルも眼福です。
丹波黒鶏もも肉のロティ とうもろこしのガレット ラタトゥイユ ソースソーテルヌ
コースのメインディッシュは京都の丹波黒鶏もも肉のロティ。
お肉にはコリアンダーやターメリックをベースとしたパウダーを塗り込み、甘みと酸味のバランスに優れた貴腐ワインを使ったソースがたっぷり。あられをトッピングすることでモダンな東京らしさを感じる仕上がりになっています。
付け合わせに夏野菜を煮込んだラタトゥイユとスプラウトをのせたトウモロコシのガレットもついてくるので満足度の高さも◎。
あられの懐かしく香ばしい香りと、スパイスが効いた少しエキゾチックな味わいが見事にマッチ!
鶏もも肉は骨がはずされているうえに食感が心地よいため、ボリューミーな見た目ですが最後までぺろりと食べられちゃいます。
ガレットは生地のもちもちとした食感に、トウモロコシをはじめとする野菜の香りや味わいがバランスよく合わさっており、そのおいしさのあまり「もうひとつ食べたい!」と思ってしまいました。
パルフェ アナナス
アナナスはフランス語でパイナップルのこと。パイナップルはシロップ漬けにしたあとにキャラメリゼしたものと、カンパリに漬け込んだものの2種類をトッピング。
その下にはライチのジュレとココナッツクリーム、コンポートしたパイナップルが隠れています。まわりで雲のように漂うミルクフォームといっしょに味わうのがおすすめの食べ方です。
2025新茶春摘み 瑞々しさ香る マカイバリ茶園ダージリンのファーストフラッシュとサブレシトロン
コースの締めくくりは紅茶とサブレのペアリングでおだやかなひとときを。
今回いただいたのはマカイバリ茶園のダージリンのファーストフラッシュ。みずみずしい香りと淡い色味が魅力で、2025年の今シーズン限定の味わいになっています。
そんな貴重な紅茶といただくのは、後ほど紹介する併設のパティスリーでおみやげとして人気のサブレシトロン。バターの香り豊かなサブレにレモンのアイシングをかけ、さわやかな酸味が口の中でふわりと広がるお菓子です。
イートインもできる! 華やかなスイーツを提供するパティスリー
「Dining 33」に併設するパティスリー「Dining33 Patisserie a la Maison(だいにんぐさーてぃーすりー ぱてぃすりー あ ら めぞん)」では、三國清三氏を支え続けるシェフパティシエによるスイーツを販売。華やかな生菓子のほか、おみやげにもぴったりな焼き菓子の数々がラインナップしています。
テイクアウトはもちろん、営業日の13時30分〜16時の間には「Dining33 Patisserie a la Maison」のケーキ1点とドリンク1杯の「ケーキセット」2200円(サービス料別途12%)を「Dining 33」でイートインできます。
ぜひ美しい景色を眺めながら優雅なティータイムを楽しんでみて♪
イートイン・テイクアウトどちらも可能なメニューのなかでおすすめは「ペーシュ・メルバ」1100円。桃のコンポートとバニラアイス、ラズベリーソースを組み合わせたデザートになっています。
こちらはローストしたバニラのクリームブリュレをベースに、ふわふわとしたカルピスの泡やフランボワーズのグラニテなどをトッピング。旬の桃がふんだんに使われたひんやりスイーツになっています。
トップには桃の皮のチップと旬の白い花がのっていて華やか! 泡やグラニテの下には、ジャスミンティーのジュレや桃のコンポート、木苺のソースが入っていて、味わいの変化を感じながら食べ進められるのが楽しいです。
いかがでしたか?高層階から東京の美しい景色を眺められるロケーションで、旬の素材をつかったフレンチコースを楽しめる「Dining 33」。
リーズナブルな価格で品数も豊富なので、フレンチやコース料理が初めてだという人にもぴったりです。家族や大切な人と素敵な時間を過ごしたい、そんなときにぜひ利用してみてくださいね。
◼︎Dining 33(だいにんぐ さーてぃーすりー)
住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 33F
TEL:03-4232-5801
営業時間:ランチ11〜15時(14時LO)、ディナー18〜23時(22時LO)
定休日:無休
アクセス:神谷町駅2番出口から直結
〈夏メニュー コース〉
提供期間:2025年6月1日(日)〜8月31日(日)
料金:ランチコース6600円、ディナーコース1万1000円
※税込・サービス料別途12%
◼︎Dining33 Patisserie a la Maison(だいにんぐ さーてぃーすりー ぱてぃすりー あ ら めぞん)
営業時間:9~21時
イートイン時間:13時30分~16時(15時30分LO)
Text&Photo:小杉環太(エフェクト、一部「Dining 33」提供写真)
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