琵琶湖を望む新スポット! 老舗和菓子店「たねや」の新店舗&カフェ「LAGO 大津」がオープン

琵琶湖を望む新スポット! 老舗和菓子店「たねや」の新店舗&カフェ「LAGO 大津」がオープン

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2025年3月、滋賀県の人気スポット「ラ コリーナ近江八幡」を手がける「たねや」の新店舗「LAGO 大津(らーご おおつ)」がオープンしました。目の前に美しい琵琶湖を臨むLAGO 大津のテーマは「水」。いのちを育む里山「琵琶湖の森」と雄大な琵琶湖を眺めながら、自然の中でゆったりとカフェタイムを過ごせます。「LAGO 大津」の限定看板商品「焼きたてたねやカステラ」など、カフェやテイクアウトのおすすめ商品にも注目です。

Summary

琵琶湖を一望できる「たねや」の新店舗

「LAGO 大津」があるのは、JR大津駅から近江鉄道バスで約20分、バス停から約8分の場所。土・日曜と祝日には、大津港と「LAGO 大津」近くのにおの浜観光桟橋を結ぶクルーズ船も運航しているので、片道約15分のプチ船旅気分を味わいながら訪れることもできます。大津湖岸なぎさ公園の中にある約1万5000㎡の開放的なエリアで、すぐ近くには高層のびわ湖大津プリンスホテルも。メインエントランスに立つと、小高い砂のお城のようなイメージの建物が出迎えてくれます。

© たねや
© たねや

入口はあえて少し狭い洞窟のようなイメージ。店内に入るとその先の大きな窓一面に、琵琶湖のキラキラと輝く水面が広がります。天井には江戸時代から続く老舗京提灯店「小嶋商店」の提灯がおしゃれにディスプレイされるなど、店内には伝統工芸品やアートが点在。「LAGO 大津」の世界観に一気に引き込まれますよ。

壁一面には、お菓子づくりに使われる木型をディスプレイ。思わず見入ってしまいます。

たねや創業の地は近江八幡。近江商人の文化が感じられる天秤棒も飾られています。

カフェの奥では、看板商品の「たねやカステラ」を焼き上げる工房もガラス越しに見ることができます。ふわふわでおいしそう!

店舗の外にはあちこちにベンチが設けられていて、大パノラマの琵琶湖を眺めることができます。店名のLAGOはイタリア語で「湖」という意味。琵琶湖の豊かさ、尊さを守り伝えていきたいという思いを込め、水と自然、食や人、文化にふれられる場所を目指しています。

10年後20年後をみすえて育てる「琵琶湖の森」

店舗の前に広がる「琵琶湖の森」。滋賀県在住の写真家で里山環境プロデューサーでもある今森光彦氏の監修で、琵琶湖とつながる里山を育てていこうと、オープンに合わせ約100種類、4000本の木々が植えられました。苗木が成長し、10年20年と時を重ねて、これからどんどん豊かな森に育っていく姿を見守るのも、訪れる楽しみになりそうです。

琵琶湖の森には、湿地帯や小さな池、小川のあるエリアもあって、水の流れる音に癒やされます。ベンチもあり、ちょっと休憩しておしゃべりするのにも◎。

琵琶湖の森のみどころの近くには、二次元バーコードを備えた看板が設置されています。こちらの看板には、「水辺の生き物」についての説明が。

昔懐かしい、水をくみ上げる手押しポンプもあります。棒状のレバーを上下させると、勢いよく水が流れ出て、子どもたちは大喜び。大人も思わず動かしたくなりますね。

こちらは琵琶湖の森のシンボル「やまおやじ」。高島市マキノ町の雑木林から譲り受けた、こぶや穴のあいた姿が印象的なクヌギの古木です。移植当初はごつごつとした木肌だけのように見えたのが、葉っぱが出てきて刻々と様子が変わっているそう。見つめていると、何かを語り始めそうな不思議な力と命を感じます。

比叡山延暦寺から譲り受けた「山尊石(さんぞんせき)」と山桜。3つの石は水・樹・空気を意味し、比叡の山なみを表しているそうです。

湖岸に近いテラスは、キラキラとたゆたう琵琶湖、湖上の船や水鳥を眺められる特等席です。湖からの風を感じながら、カフェでテイクアウトしたメニューをこちらで楽しむのもおすすめです。

琵琶湖を眺めながら楽しむカフェタイム

カフェの大きな窓からも琵琶湖の美しい景色が!/© たねや
カフェの大きな窓からも琵琶湖の美しい景色が!/© たねや

カフェは、先に入口のセルフオーダーレジ(二次元バーコード決済、現金対応可)で注文と清算をすませ、カウンターで商品を受け取るスタイル。季節限定の「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」や「おこわ」、ドリンクなどのメニューが楽しめます。

LAGO 大津限定「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」825円(テイクアウト810円 ※2025年8月下旬まで)
LAGO 大津限定「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」825円(テイクアウト810円 ※2025年8月下旬まで)

ふわふわ食感が人気の看板商品「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」825円はLAGO大津限定。レモンの皮のすりおろしと角切りのレモンが生地に加えられていて、口に入れた瞬間さわやかなレモンの風味と香りが感じられる逸品です。「焼きたてたねやカステラ」は季節ごとにフレーバーが変わる季節限定商品なので、何度も訪れたくなりますね。

 左から「カフェラテ」600円、「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」
 左から「カフェラテ」600円、「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」

店内はもちろん、琵琶湖の森の中やテラスで、外の空気を感じながらいただくのもおすすめです。

「おこわ近江牛」1430円
「おこわ近江牛」1430円

軽いランチにおすすめの「おこわ近江牛」。竹皮の包みを開けると、砂糖としょう油で味付けされた近江牛をのせた贅沢なおこわが! ほかに「近江おこわ」550円、「おこわ近江軍鶏」1430円もあります。

「クリーム小豆」770円/© たねや
「クリーム小豆」770円/© たねや

「クリーム小豆」は、みずみずしい粒餡がたっぷり添えられた、たねやならではのソフトクリーム。ワッフルコーンにも小豆皮が加えられています。

LAGO 大津ならではのおみやげがおすすめ

「近江八景」/© たねや
「近江八景」/© たねや

「近江八景」1個216円~(8種類詰め合わせ6480円)は、成安造形大学の学生との共同開発プロジェクトから誕生した、8種類のお菓子。古の和歌や浮世絵にも登場する、近江の美しい8つの景色「近江八景」をテーマにした「LAGO 大津」限定のお菓子で、近江の歴史や文化にもふれてほしいという願いがこめられています。8種類の箱入り、4種類ずつの箱入りのほか、単品での購入も可能です。

「ふくみ天平」/© たねや
「ふくみ天平」/© たねや

餡と最中種を自分ではさんでいただく手づくり最中、代表銘菓の「ふくみ天平」1350円(5個入)。琵琶湖をイメージさせるブルーのLAGO限定パッケージが素敵で、おみやげにもぴったり!

「たねやカステラ瀬戸内レモン」は、進物用の箱入りも。「LAGO 大津」の箱入り菓子には、琵琶湖の森のプロデューサーで、写真家・切り絵作家の今森光彦さんの切り絵が楽しめる「蓋紙(ふたがみ)」が入っているのもうれしいところ。季節ごとの生き物など、切り絵のモチーフが四季によって変わるのも楽しみです。

テイクアウトの「たねやカステラ瀬戸内レモン」810円には、個包装された日保ちがするものと、焼きたて(賞味期限は当日中)の販売もあります。餡と一緒に味わう「たねやカステラ」など、ほかにもおみやげにしたいお菓子がたくさん。テイクアウト商品は、公式サイトから事前に予約・購入、待ち時間なしで受け取れるサービスもあるので要チェックです。

おいしいお菓子はもちろん、なんといっても「LAGO 大津」の魅力は目の前に琵琶湖が広がるすばらしいロケーション。琵琶湖の森では、四季折々の里山の自然を学び体験できるイベントも計画されているそう。「LAGO 大津」の魅力もどんどん大きく育っていきそうで、これからが楽しみです。

■LAGO 大津(らーご おおつ)
住所:滋賀県大津市由美浜4番地
TEL:なし
営業時間:9~18時(カフェ17時LO)
定休日:1月1日、びわ湖大花火大会開催日(2025年は8月8日)


Text&Photo:砂野加代子(ウエストプラン)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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