なんでもかんでも金魚尽くし!金魚好きのための隠れ家カフェ「金魚坂」へ
東京の真ん中、創業してから約350年という長い歴史をもつ金魚・ニシキゴイの卸問屋があります。販売店と喫茶店の2つの顔をもつ「金魚坂」です。
店内は金魚グッズが溢れ、あれもこれも欲しくなる
スイス風の建物の中に一歩入ると、視界に入るのはすべて金魚にまつわるもの。装飾、箸置き、販売している雑貨まで金魚尽くしです。
半地下にグランドピアノ。中2階はコーヒーと一緒に葉巻も楽しめるカウンター。2階は禁煙席です。
いつもクラシックが流れていて、一人ランチ後に本を読んでいる女性、友人と会話を楽しむ大学生など、それぞれのペースで過ごせる雰囲気。
金魚柄のブランドものカップ&ソーサーがキュート
中2階のカウンターうしろには、店主こだわりのコーヒーカップ、おちょこ、中国茶カップやお皿がずらりと並びます。金魚モチーフなのはもちろんのこと、どれもマイセン、ノリタケ、伊万里などの高級食器ばかりです。
もちろん実際に使う食器も金魚だらけ。
おすすめはリンゴがたっぷり入った「アップルパイ」550円。ゴロゴロとリンゴが入っていて、噛むと自然な甘さが口いっぱいに広がります。ほろ苦く香ばしいベストブレンド750円はコーヒー豆の個性を大切にしながら丁寧に入れた一杯です。
焼き魚や角煮などのランチ1400円や、前日までの予約で懐石料理4500円~もいただけます。他にもビール、ワイン、カクテル、スコッチ、バーボンなどお酒メニューも勢揃いで、ランチタイムから夜まで利用しやすいお店です。
夏は金魚すくい、釣り堀はフルシーズン!
釣り堀水槽には金魚坂に来てから約30年経つという大きなニシキゴイもゆうゆうと泳ぐ姿も。コイは環境のいいところだと人間と同じぐらい、70~80年は生きるそうです。
金魚問屋のエリアには和金、洋金と様々な金魚の水槽があり、眺めるだけで金魚好きの心を満たします。ここでは金魚すくいができます。
金魚は大きく分けると10種類。金魚すくいは細長い体型の和金が中心ですが、丸くてかわいらしい体型の丸物も少しはいっているそう。4〜10月は金魚すくいを楽しむ事ができます。ポイ1枚200円で、1枚あたり1匹お持ち帰りできます。フルシーズン挑戦できる釣りもあり、こちらは30分700円で、10匹釣れば3匹お持ち帰りできます。
店を出ると、また来てねと言わんばかりに大きな金魚がお見送りしてくれます。本郷は歴史があり、文豪ゆかりの場所や東京大学もある街なので、前後の散策も楽しんでくださいね。
text:下西由紀子
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。