
【京都駅】駅ビルで抹茶とアートの融合体験! 伝統と現代性が融合した「光の茶室 貴和(きわ)」
2025年3月、京都駅ビル7階東広場に新しくオープンした「テラスラウンジNIWA」。その中に入る「光の茶室 貴和(ひかりのちゃしつ きわ)」は、デジタルアートと伝統文化の新しい融合の形を体験できると話題のスポット。京都らしさあふれる空間で、絶品の抹茶やグルメをいただけます。京都駅周辺の観光でぜひ訪れたいアートスペースの魅力に触れてきました。
日本の伝統文化の粋が詰まったアートスペース
「光の茶室 貴和」は、京都駅ビル7階の東広場をアートと伝統文化の発信基地とする「庭プロジェクト」の一環でオープン。竹を使用したアート作品や庭園が設けられ、デジタルアートを使った演出が訪れた人を魅了。アート作品を取り囲むように客席が設けられ、リラックスした時間を過ごせます。
店内空間のコンセプトは「茶室」。平安京遷都の際にも影響を与えた風水の「四神相応」に基づく「東」の地をテーマに、いけばな草月流家元・勅使河原茜さんによる優美な竹のアートが張り巡らされ、生命の息吹を感じることができます。
店内には、ガラス越しに緑を楽しめる庭園も。茶道裏千家・千宗室家元から譲り受けた「貴和」の掛け軸がデジタルで表現され、厳かな雰囲気を演出します。
デジタルアートが非日常の空間を華麗に演出
茶室・装飾・庭園という日本の伝統文化と融合するのが、最先端技術を駆使したデジタルアート。京都の清らかな鴨川の水の流れと四季折々の自然を美しく表現し、この空間を唯一無二のものへと変えてくれます。
デジタルアートを手がけたネイキッドは、日本を代表するクリエイティブ集団。世界遺産・二条城や、東京、香港などでも開催された花の体感型アート展「NAKED FLOWERS」、G7広島サミット社交夕食会演出などを手がけたことで知られます。多くのファンから支持を集めるデジタルアートは、見る人の心をわしづかみにします。
目にも鮮やかな点茶体験も楽しめる
このデジタルアートをより深く体験するなら、ぜひ注文したいのが抹茶と和菓子のセット。選りすぐりの茶葉を使用し、香り高く点てた抹茶と時期ごとに異なる和菓子をじっくりと楽しめます。
このセットの注目ポイントは、デジタルアートの特別な演出が目の前で広がる点茶体験。伝統と現代性が融合したアートな時間は、記憶に残ること間違いなし! ぜひ注文しましょう。
カジュアルに抹茶を楽しむなら、人気メニューの抹茶ラテがおすすめ。座敷の奥にある蹲踞(つくばい)をモチーフにしたテーブルにカップを置くと、デジタルアートが変化する仕掛けが。五感に響く演出と極上の抹茶ラテを堪能してください。
京都らしい食材を使ったフードメニューも充実! ボリューム満点のバーガーをはじめ、衹園の有名レストランが監修したメニューが豊富に揃っています。
「光の茶室 貴和」入る「テラスラウンジNIWA」は、午前11時から深夜の23時まで営業(22時30分LO)。夜には辺りも暗くなり、ロマンチックなデジタルアートがよりいっそう映えるはず! 夜の京都観光に取り入れても良さそうですね♪
■光の茶室 貴和(ひかりのちゃしつ きわ)
住所:京都府京都市下京区東塩小路町901 京都駅ビル7F 東広場
TEL:050-1743-2507
営業時間:11~23時(22時30分LO)
定休日:不定休
アクセス:JR京都駅直結
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Photo:鈴木誠一
Text:津曲克彦(ぽんぽこ商事)
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