
【京都・カフェ】世界遺産・仁和寺境内 癒やしの「蔵カフェ」で本格抹茶を堪能!
世界遺産として知られる仁和寺の境内に、カジュアルに本格抹茶を堪能できるNINNAJI -JAXURY SPACE-(にんなじ じゃぐしゅありー すぺーす)があります。蔵を改装した空間でいただける抹茶とお菓子は格別。仁和寺散策でぜひ訪れたいスポットです。
「御室桜」や「紅葉のトンネル」で有名な世界遺産にある「蔵カフェ」
世界文化遺産に登録され、国内外から多くの参拝者が訪れる仁和寺。平安時代の仁和4年(888)に宇多天皇により創建され、幕末の頃まで代々皇室出身者が住職を務める門跡寺院として高い格式を誇ります。春には遅咲きの「御室桜(おむろざくら)」、秋には境内全域を彩る紅葉など、四季折々に美しい景観を楽しめることで知られています。
境内に入って金堂へと続く参道を進み、中門を抜け観音堂方面へと歩みを進めると、緑に囲まれた場所に立つ蔵があります。こちらが今回ご紹介するNINNAJI -JAXURY SPACE-(にんなじ じゃぐしゅありー すぺーす)。かつて同寺の書物や仏像を収めていた空間を活かし、2023年に休憩ができるスペースとして開業しました。
店名にある“JAXURY”とは、“Japan's Authentic Luxury”を略した造語。Authentic Luxury(=本物のラグジュアリー、心地よさ)に「日本発」であることをプラスした、新しい価値観を表す言葉なのだそうです。こちらのカフェも「日本文化に根付くものの本来の素晴らしさを活かした贅沢」をテーマにオープン。歴史ある空間で、日本発の優れたものを表彰するJAXURY AWARDを受賞した生産者の抹茶をじっくりと味わえます。
歴史と文化をほぼそのままに受け継いだ開放的な空間
2階吹き抜けの開放的な店内は、蔵として使われていた当時の趣をほぼそのまま残しているのが特徴。建物自体に負担をかけないよう、最小限のリノベーションを行いつつ、階段や手すりを設けて、訪れた人が安心して過ごせる休憩所として整えました。
靴を脱いで2階に上がると、足を崩してリラックスできるスペースも用意されています。仁和寺は境内がとても広いので、散策で足が疲れてしまったらここでくつろぐのもいいですね。
2階の棚には、美しい茶碗が整然と並べられ凜とした美しさを放ちます。まさに日本発の本物のラグジュアリー“JAXURY”を感じられるスポットとなっています。
JAXURY AWARD受賞の上質な抹茶をいただく贅沢な時間
休憩のお供にしたいのが、お菓子付きのお抹茶。JAXURY AWARDを受賞した生産者による「山本甚次郎 本格抹茶」をはじめ、「一保堂茶舗」や「森半 あおい」の銘茶を楽しむことができます。
またこちらの抹茶は、希望に応じてスタッフが目の前で点ててくれるのもうれしいポイント。立ち込める抹茶の香りに思わず心も弾みます。
抹茶と一緒にいただけるお菓子は、桜抹茶と塩桜の団子か、コロンビア産チョコレートクリームをはさんだ「ハナレモナカ」から選べます。お団子のほのかな塩気と、ふわりと軽い最中の食感、どちらも抹茶の風味と相性抜群です♪
「抹茶レモネード」もおすすめのメニュー。レモネードの甘酸っぱさと抹茶のほのかな苦味が、絶妙なバランスで調和しています。
京都御所の紫宸殿(ししんでん)を移築した国宝の金堂をはじめ、重要文化財の五重塔、御影堂、観音堂など、見どころが盛りだくさんの仁和寺。境内の散策途中にNINNAJI -JAXURY SPACE-で、“JAXURY”を感じてみてはいかがでしょうか。
■NINNAJI -JAXURY SPACE-(にんなじ じゃぐしゅありー すぺーす)
住所:京都府京都市右京区御室大内33仁和寺境内
TEL:075-461-1155(仁和寺)
営業時間:10~17時(冬期は~16時30分)
定休日:不定休
アクセス:市バス停御室仁和寺から徒歩2分
Photo:マツダナオキ
Text:津曲克彦(ぽんぽこ商事)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
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