気分はまるで文学少女!老舗喫茶店で味わうレトロかわいいクリームソーダ
映画や小説のレトロな喫茶店シーンでよく登場する、古書店街・神保町のクリームソーダ。憧れのクリームソーダはどんな味がするの?と思い立ち訪れたのは、数ある神保町の喫茶店の中でも老舗中の老舗「さぼうる」。古本を片手に行けば、気分はすっかり文学少女です。
Summary
透き通るソーダに浮かぶバニラアイス。レトロなフォルムにキュン!
「さぼうる」は創業して63年。この店で昔から愛されてきたのが写真のカラフルなクリームソーダです。定番のメロン、いちご、ブルーハワイ、レモンのほかに、新たにオレンジとブドウを増やしたそうで、全6色のラインナップ。
今回は迷ったあげく「クリームソーダ」(650円)のブルーハワイをチョイス。そして待ちに待ったクリームソーダとご対面です!キラキラ透き通るソーダに浮かぶ、真っ白なバニラアイスが最高にキュート。老舗のレトロな空間にこそしっくり映えるフォルムです。
ソーダとバニラアイスを堪能。次第に溶け合いまろやかな味わいに
まずはストローをグラスの底に差し込み、透き通る美しいソーダだけを堪能。そして少しずつバニラアイスを崩します。きれいなグラデーションをキープしつつも、次第にソーダがバニラと溶け合って乳白色に変わっていきます。んー、まろやかになっておいしい!
「さぼうる」で使っている氷は、昔も現在も氷専門店から仕入れているそう。時間が経っても溶けにくいので、クリームソーダをゆっくり楽しめるというわけ。さすが老舗のクリームソーダ!
クリームソーダのあとはチーズドッグでお腹を満たす!
クリームソーダを堪能したあとは「チーズドッグ」(350円)をぜひ注文してみて!ホットケーキ生地にチーズが入っていてほどよい塩気。オーダーできるのは平日14時からと土曜11時からです。
このチーズドッグ、聞けば日本橋高島屋のある店から焼き型ごと譲り受けたメニューなんだそう。老舗同士のご縁ですね。軽食はほかにもトーストやサンドイッチなどがあります。
トーテムポールや民族お面…山小屋みたいな店内も必見
身も心も満たされ、ふぅーっとひと息。あらためて店内をよく眺めてみると、丸太やレンガで作られた空間は山小屋のよう。古い民芸品も所狭しと飾られていて個性的です。そんな空間にいると、なんだか昭和にタイムスリップしたような気分。
「さぼうる」の場所は神保町駅7番出口からすぐ。入口では赤い公衆電話とトーテムポールが出迎えてくれます。喫茶のイメージが強いのですが、23時までバーの営業もしているそうですよ。
ちなみに隣接しているさぼうる2(ツー)では、学生のお腹を満足させる、安い・多い・うまい・早いがそろったスパゲティやハンバーグ定食が楽しめるので、こちらは別の機会にぜひ!
text:松本いく子
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