【兵庫】かわいい御朱印とお守りが話題の「水堂須佐男神社」へ。万葉集をモチーフにした天井画も要チェック

【兵庫】かわいい御朱印とお守りが話題の「水堂須佐男神社」へ。万葉集をモチーフにした天井画も要チェック

兵庫県 おでかけ 神社 御朱印 るるぶ&more.編集部
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

兵庫県尼崎市にある「水堂須佐男神社(みずどうすさのおじんじゃ)」は、厄災を祓う神様として知られる須佐之男命(すさのおのみこと)が御祭神の神社。映える御朱印やお守り、拝殿の天井画など、SNSで話題の神社をご紹介します♪

Summary

「古墳と万葉の花の宮」とよばれる神社

「水堂須佐男神社」があるのは、JR立花駅から徒歩約8分ほどのところ。立花駅はJR大阪駅から約11分と、大阪からもアクセスしやすい立地にあります。創建は安土桃山時代の天正3年(1575)と伝えられていますが、境内にある古墳は5世紀ごろ築造されたもののようで、それ以前から神様をお祭りしていたのではないかという話もあるそう。

御祭神は武神と称えられた須佐之男命で、厄除けや夫婦円満、縁結びのご利益があります。現在の拝殿は阪神・淡路大震災で倒壊したため、平成10年(1998)に再建されました。

室町時代に制作されたと思われる狛犬
室町時代に制作されたと思われる狛犬

神社の紋にあしらわれている「青山菊」は尼崎城の家紋と同じ。宮司さんのお話によると、尼崎城とも関わりがあったのではとのことです。

境内にある末社の天武天皇社
境内にある末社の天武天皇社

また、「水堂須佐男神社」は「古墳と万葉の花の宮」とうたわれているように、古墳と境内に咲く花々もみどころのひとつ。

拝殿に隣接する「水道古墳保存館」は、入館無料で自由に見学ができます。木棺が納められていたとされる古墳中心部が保存されているので、興味がある方はぜひ。

境内のあちこちに季節の花が咲いているので、写真を撮ったり花を眺めながらのんびり過ごすのもよさそう◎。

手水舎
手水舎

華やかな傘が飾られている手水舎も、おすすめのフォトスポットです♪

かわいいと話題の御朱印をはじめとする授与品

「水堂須佐男神社」といえば、御朱印がかわいいことでも知られています。御朱印は月替わりの切り絵御朱印、透かし御朱印、毎月1日限定の万葉歌御朱印の3種類を用意。もともとは押し花御朱印を授与していたそうですが、万葉集をモチーフにした天井画がある神社ということで、万葉集に由来する「令和」の時代になったとき、今の形の御朱印になりました。

アジサイをモチーフにした「6月切り絵御朱印」1000円
アジサイをモチーフにした「6月切り絵御朱印」1000円

デザインはすべて宮司さんが手がけたもの。月替わりの御朱印を求め、毎月神社に通う参拝者も多いといいます。郵送受付は上限に達し次第、終了。授与所の受付時間は、平日13~16時、土・日曜、祝日10~16時です。毎週月・木曜は定休日のほか、臨時休業日もあるため、神社を参拝する前に公式サイトの確認をお忘れなく。

「6月透かし御朱印」1000円
「6月透かし御朱印」1000円

なお、翌月の御朱印デザインはだいたい月末になると、公式サイトや公式SNSで発表されるとのこと。

「7月切り絵御朱印」1000円/©水堂須佐男神社
「7月切り絵御朱印」1000円/©水堂須佐男神社
©水堂須佐男神社
©水堂須佐男神社

毎月1日にいただける「万葉歌御朱印」は、1日の11~16時に御朱印に直接書いてもらえる「直書き」受付を行っています。公式サイトからあらかじめ和紙に書かれた御朱印をいただく「書置き」受付もありますが、数に限りがあるので気をつけてくださいね。

西陣織のオリジナル御朱印帳や見開き刺繍御朱印帳も人気です。こちらも販売を開始したらすぐに頒布終了になることが多いので、こまめに公式サイトや公式SNSをチェックしておくことをおすすめします。

お守りもオシャレなデザインが多い「水堂須佐男神社」。厄除けや健康、合格祈願、学業成就、必勝祈願、交通安全など、さまざまなご利益をもたらすお守りが並んでいます。

「水堂須佐男神社御守」1000円
「水堂須佐男神社御守」1000円

「水堂須佐男神社御守」は全部で4種類。神社の社紋と万葉の草花がデザインされていて、諸願成就のご利益があるといわれています。

「健康御守」1000円
「健康御守」1000円
「安産御守」1000円
「安産御守」1000円
「四神春輝守」1500円
「四神春輝守」1500円

なかでも特に人気が高いのが、こちらの透明なお守り。「四神春輝守」「四神夏輝守」……と春夏秋冬の文字が入った季節のお守りで、青龍・白虎・朱雀・玄武と四神がデザインされています。神社での配布、郵送受付(初穂料と郵送料300円が必要)の情報は公式SNSで告知されるので、ぜひ!

万葉集がモチーフ! 見ごたえ抜群の天井画

ほかにも「水堂須佐男神社」といえば、社殿の中もみどころのひとつ。外からしか見学できない神社もありますが、「水堂須佐男神社」は自由に見学できるんです。

特に、拝殿天井に描かれた「万葉の花」は見ごたえ抜群! この天井画は水堂古墳の被葬者と、阪神・淡路大震災の犠牲者の霊に捧げるため、滋賀県の日本画家・鈴木靖将さんが制作したものです。8m×4mの格天井には、全部で165枚の杉板があり、万葉集の歌に読まれた季節の草花が見事に描かれています。

1枚1枚じっくり見てお気に入りを探してみるのも◎
1枚1枚じっくり見てお気に入りを探してみるのも◎

天井の中央にある杉板に描かれているのは、銅鏡や刀剣など古墳副葬品をイメージしたもの。色鮮やかな天井画を眺めていると、心が落ち着いていくようです。

拝殿の中にある椅子に腰かけ、天井画を眺めながらゆっくりと過ごす時間は何だか心が洗われるようでした。かわいい御朱印やお守りを目当てに訪れたくなるのはもちろん、心地よい空間に「また来たい」と思わせられる神社。2025年の秋頃からは刺繍をあしらった新しいデザインのお守りも登場予定とのことで、とっても楽しみです。ぜひ、公式サイトや公式SNSでチェックしてみてくださいね♪

■水堂須佐男神社(みずどうすさのおじんじゃ)
住所:兵庫県尼崎市水堂町1-25-7
TEL:06-6438-3078
営業時間:境内自由(授与品受付は平日13~16時、土・日曜、祝日10~16時)
定休日:月・木曜


Text&Photo:中田優里奈(ウエストプラン)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください