
山陰ワイナリー巡りでブドウを育むテロワールを感じる旅へ。

山陰ならではの気候が生む繊細で香り高いワイン。島根県初の観光ワイナリーや滞在型ワイナリー、広大なブドウ畑を擁するワイナリーなど個性豊かな施設をご紹介。地元の食材とともに楽しむワインツーリズムを楽しみましょう!
工場見学や試飲から買い物やグルメも満喫できる「島根ワイナリー」
出雲大社から車で5分の観光型ワイナリー。標高約430~440mにある自社農園のブドウを使った、ナチュラルなワインが魅力です。工場見学や無料試飲も楽しめ、おみやげには限定商品がおすすめです。
早速、代表銘柄をチェックしてみましょう!
「橙雲 甲州オランジュ」(720㎖)1980円。甲州種のブドウ100%のフルーティーでスッキリした辛口のオレンジワインです。
「出雲デラウェアオランジュ」(720㎖)1980円。出雲産デラウェア種100%で日本遺産「日が沈む聖地出雲」の夕日をイメージ。
「縁結シャルドネ」(750㎖)2475円。樽を使わずに造ったやさしい味わい。甘くさわやかな香りと程よいボリューム感があります。
芳醇な味と香りの島根ワインやブドウジュースなどの飲み比べができます。少し高価なワインを有料で試飲できる、ワインバル バッカスも併設。
旬のワインやワインを使った洋和菓子、野焼きなどの食品をはじめ、ワイングラスや出雲の特産品などのおみやげも豊富に揃っています。
バーベキューハウスではジューシーでやわらかい特上の「しまね和牛」をワインとともに堪能できます。
ブドウやワインを貯蔵している屋内外のタンクや各新鋭機械、設備ほかを見学することもできます。ライン作業では仕込みや瓶詰めなどの製造工程を間近で見られます。開催時期は事前に要確認。
ワインが苦手な方も楽しめますね♪
■島根ワイナリー(しまねわいなりー)
住所:島根県出雲市大社町菱根264-2
TEL:0853-53-5577
営業時間:10~17時(変動の場合あり、詳細はHPを確認)
定休日:無休
アクセス:JR出雲市駅から一畑バス日御碕行きで27分、島根ワイナリー下車すぐ
山裾の草原に位置するおしゃれな「岩見ワイナリー」
風光明媚な三瓶山麓の国立公園内にある醸造ワイナリー。ワインの試飲をはじめオリジナルワインや地酒、おつまみなどの買い物が楽しめ、スイーツなども地元産の味が揃っています。
ここでも代表銘柄をチェック!
「Sanbe 醸造wine 2020」(720㎖)4400円。メルローと山葡萄のハイブリッド「富士の夢」を使ったフルボディ赤ワイン。
「Hiroaki Pure Sanbe」(720㎖)3960円。白ワインの女王といわれるシャルドネ。さわやかな青リンゴの香りの辛口ワイン。
オリジナルワインに合うおつまみや、地産地消にこだわった県産の農産品、海産物、チーズやジビエなども魅力です。
「富士の夢」という品種を使った赤ワイン「三瓶」ほかを、最高の状態でテイスティングできます。三瓶山で育つブドウ本来の味を堪能しましょう。
■岩見ワイナリー(いわみわいなりー)
住所:島根県大田市三瓶町ロ1640-2
TEL:0854-83-9103
営業時間:10〜17時
定休日:火曜、冬期不定休
アクセス:大田・静間道路大田中央・三瓶山ICから約25km
豊かな自然が育む山ブドウの豊かな味わい「奥出雲葡萄園」
10種以上のワインをブドウの栽培から醸造まで手がけている山間のワイナリー。豊かで歴史ある奥出雲の自然との「共生」をモットーに、土地に適した品種のブドウを栽培。年間生産約5万本のワインを丁寧に仕上げています。
それでは、代表銘柄をチェック!
「シャルドネアンウッディッド2024」(750㎖)3080円。樽を使わずにステンレスタンクで丹念に低温発酵させた辛口白ワイン。
「杜のワイン 赤」(750㎖)2200円。地元の山ブドウを利用し、特有の酸味と野趣に富んだバランス良く味わい豊かな赤ワイン。
芝生の上でのんびりできる併設の庭カフェでは、ピッツァやスイーツを奥出雲葡萄園の各種ワインとともに味わえます。
■奥出雲葡萄園(おくいずもぶどうえん)
住所:島根県雲南市木次町寺領2273-1
TEL:0854-42-3480
営業時間:10〜17時
定休日:火曜
アクセス:松江自動車道・三刀屋木次ICから車で15分
いかがでしたか? おいしいワインの試飲はもちろん、グルメやお買い物、製造工程の見学まで楽しみ、山陰の恵みを感じる充実した一日を過ごしてみてくださいね。
誌面では、ワイナリーのある島根県の観光スポットや、鳥取県、山口県の情報もたくさん紹介しています。ぜひ『るるぶ山陰 松江 鳥取 萩’26』でお楽しみください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は『るるぶ山陰 松江 鳥取 萩’26』に掲載した記事をもとに作成しています。