
【東京】一日乗車券で巡る、文豪ゆかりの地へ行く1日さんぽ
夏目漱石や芥川龍之介などの文豪たちのゆかりの地や飲食店を巡る1日おさんぽコースをご紹介! 電車で巡るコースなので、道中の乗車中は著書を読みながら移動するのがおすすめです。
Summary
◆使うのは「東京メトロ24時間券」700円
東京メトロ線が乗り降り自由。使⽤開始から24時間、翌⽇(前日の使用開始時刻と同じ時刻まで)まで使用可能です。今回のコースを「東京メトロ24時間券」で巡ると295円お得です。
丸ノ内線で1分
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大手町駅で東西線に乗り換え11分
新宿区立漱石山房記念館/文豪・夏目漱石に想いを馳せる
貴重な資料が常設されている日本初の本格的な夏目漱石記念館。漱石が亡くなるまで暮らした「漱石山房」の書斎や客間などを再現しています。多くの文学者たちを迎え入れた当時の空間をイメージしてつくられています。
再現展示室の書斎内の家具・調度品・文具は、資料を所蔵する県立神奈川近代文学館の協力により再現しています。書棚の洋書は東北大学附属図書館の協力により、同館が所蔵する「漱石文庫」の蔵書の背表紙を撮影し、製作されています。
■新宿区立漱石山房記念館(しんじゅくくりつそうせきさんぼうきねんかん)
住所:東京都新宿区早稲田南町7
TEL:03-3205-0209
営業時間:10~18時(最終入館は17時30分)
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)
料金:通常展300円
東西線で6分
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九段下駅で半蔵門線に乗り換え10分、表参道駅で千代田線に乗り換え5分
BUNDAN COFFEE & BEER/文学の世界に浸れる喫茶店
日本近代文学館に併設されたカフェ。小説に登場する食事を再現したメニューや、文豪の名前にちなんだコーヒーを提供しています。コーヒー豆は購入も可能です。
「シェイクスピアのスコーン」はしっとりとしてスコーンに、2種類のトッピングが選べます。
■BUNDAN COFFEE & BEER(ぶんだん こーひー あんど びあ)
住所:東京都目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館1階
TEL:03-6407-0554
営業時間:9時30分~16時20分(15時50分LO)
定休日:日・月曜、第4木曜、ほか施設に準ずる
千代田線で5分
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表参道駅で半蔵門線に乗り換え16分
船橋屋 コレド室町店/芥川龍之介が愛したくず餅
くず餅発祥の店として知られる老舗和菓子店。しなやかな歯ざわりに秘伝の黒蜜がかかるくず餅を気に入った芥川龍之介は、亀戸の本店に通ったといいます。くず餅は無添加で作られ、もっちりとした食感。熱いお茶と一緒にどうぞ。
「飲むくず餅乳酸菌」はくず餅の原料を発酵する際に発見された乳酸菌をドリンクにしたものです。無添加で健康に◎。
■船橋屋コレド室町店(ふなばしや これどむろまちてん)
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1階
TEL:03-5542-1095
営業時間:物販11~20時(土・日曜、祝日は10時30分~)、喫茶11時~18時30分(18時LO)
定休日:不定休
銀座線で4分
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竹葉亭 銀座店/銀座のど真ん中で味わう贅沢なうな重
銀座四丁目交差点近くのウナギの老舗。鯛茶漬けや鮪茶漬けのファンも多いお店です。夏目漱石の作品にも登場し、高浜虚子や 岸田劉生も足繫く通っていたといわれています。
「うな重」は220gの国産ウナギを1匹まるごと使用しています。身が厚くふっくらやわらかい江戸前の蒲焼です。
■竹葉亭 銀座店(ちくようてい ぎんざてん)
住所:東京都中央区銀座5-8-3
TEL:03-3571-0677
営業時間:11時30分~14時30分(土・日曜、祝日は~15時LO)、16時30分~20時LO
定休日:第1・3月曜(祝日の場合は翌日)
徒歩4分
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ルパン/昭和の薫りが漂う隠れ家バー
みゆき通りの路地を入ったビルの地下にあるお店は、昭和3年(1928)開業の老舗バー。太宰治や坂口安吾、永井荷風など文豪が常連だったことで有名です。
写真左は、太宰治の写真を使った新聞広告の切り抜きと創業32周年時のルパン医人会の寄せ書き。写真右は写真家の林忠彦が撮影した無頼派3氏の写真です。左から織田作之助、坂口安吾、太宰治。
丸ノ内線で2分
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GOAL【東京駅】
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は『JTBのムック 一日乗車券でめぐる東京さんぽ』に掲載した記事をもとに作成しています