歴史ある河越抹茶はほろ苦さが絶妙!川越に行ったらマストで食べたい抹茶パンケーキ
「天下の茶どころの一つ」と南北朝時代の書物にも登場する歴史ある河越茶。「武蔵河越」は天下の茶所として名を挙げたといいます。他の産地の抹茶と比べて、川越で育つ=厳しい冬を超えるため、旨みがギュッとつまり、まろやかで甘みとコクがある茶葉が育ちます。川越市内にはこの河越抹茶を使ったスイーツや蕎麦などを楽しめるお店が20軒以上あります。その中でも河越抹茶をふんだんに使ったACカフェの人気スイーツ「河越抹茶パンケーキ」を目指して小江戸川越へお出かけです!
パンケーキのふわふわ食感と小豆、バニラのバランスが絶妙!
フワフワに焼いた薄めのパンケーキに、つぶつぶの食感と程よい甘さの小豆、生クリームとバニラアイスの絶妙なバランス。深いコクのある河越抹茶のパウダーがたっぷりとかかっています。
パンケーキは15cmほどの大きさがありボリューム感もばっちり。抹茶がアイスやクリームの味わいを引き立て、口の中で溶けて、あっという間に完食してしまいます。
ほかにも、数種類のケーキを常時提供しています。春の新メニューは桜のモンブラン500円(セット800円)。季節ごとに新たなメニューが増えていくのも楽しみです。
一杯一杯、サイフォンでいれる香り高いコーヒー
実は店内に入って最初に気になったのは、コーヒーのいい香り!そして目を引くのは電気式のサイフォン。ぽこぽこと沸騰した湯がコーヒーに向かって上がる様子は、なんだか実験みたいで見飽きません。
1杯用から3杯用までの大きさが違うサイフォンが並び、オーダーが入ってから丁寧にいれるコーヒーの待ち時間すら心地よく感じます。
サイフォンで入れるコーヒーは素人でも味の違いがわかるほど、入れる人の技で味がまったく変わるといいます。コーヒーを入れるスタッフは一定の味を出せるよう研修して、店内で何杯も練習しOKがでたスタッフのみがサイフォンを扱うことができます。
オーナーのコーヒー好きがこうじて、一年かけて作ったACオリジナルブレンド500円は酸味をおさえたスッキリした味わいです。
川越でゆったりと寛げるカフェ。目印は格子戸と赤い看板!
川越に店を構えて3年目を迎えたACカフェは、創業明治6年のエネルギー関係会社の5代目社長が事業多角化をするためにスタートしたカフェ。
和と洋を融合する店を作りたい! モノも人も、活動するにはエネルギーが必要ということで、食にこだわった店にしたかったとスタートしたそうです。
海外旅行者も多くなっているので、全席コンセント一口、USB付きなど旅行者にとって嬉しいサービス満載です。
ACカフェは蔵づくりの町並みが残るメイン通りにあり、2階に掲げている赤い看板が目印。一階は「どんぐり共和国」の大きなトトロが入口階段の前でお出迎えしてくれます。
これからも季節ごとのメニューや抹茶を使った新しいメニューを出していきたいと意欲満々。再訪するのが楽しみなカフェを小江戸川越で見つけました!
text:下西由紀子
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