
緑に包まれた都会のオアシス「TEIEN Restaurant comodo」で過ごす優雅なひととき【ご褒美の新定番】
アール・デコ洋式の洋館や展覧会が楽しめる「東京都庭園美術館」の庭園内にあるレストラン「TEIEN Restaurant comodo(ていえん れすとらん こもど)」。緑に囲まれたモダンな店内では、都会の喧騒を忘れ、穏やかなひとときを過ごすことができます。今回は、イタリアンとフレンチ料理が融合した人気のランチコースをご紹介します。
四季折々の景色が楽しめる庭園レストラン
JR・東急目黒線目黒駅から徒歩7分の場所にある「TEIEN Restaurant comodo」。優雅なアール・デコ洋式の洋館や展覧会が楽しめる「東京都庭園美術館」の広大な庭園内にあります。お店の周りはまるで避暑地を訪れたように緑が多く、小旅行気分が味わえます。
「東京都庭園美術館」の正門またはレストラン専用の門からお店に入っていきましょう。美術館の正門からレストランに向かう場合は、向かって左に進むと大きな看板があるため、迷うことなくお店に辿り着くことができました。
「東京都庭園美術館」を利用しない人でもレストランだけ利用することができます。
イタリア語で、“快適”や“心地よい”などを意味する店名の「comodo(こもど)」。その名の通り、店内には気負わずにリラックスできる雰囲気が広がっています。
キッチンカウンターの上は屋根の傾斜に合わせて斜めに作られた勾配天井になっていて広々。木のぬくもりを感じるナチュラルな天井デザインも素敵です。天井高くにある、三角形の窓の先にも緑が広がっています。
店内には、4人掛けテーブル席が7つ、2人掛けのテーブル席が8つあります。席の間隔もゆったりとしているため、気兼ねなく料理を堪能できます。
お店は予約で満席になることがほとんど。完全予約制ではありませんが、予約をしてからの来店がおすすめです。
メインディッシュが選べる人気のコースでリッチなランチタイムを
イタリアンとフレンチが融合した料理を提供する「TEIEN Restaurant comodo」。11〜15時(14時LO)まで、ランチコースが楽しめます。
今回は、前菜、スープ、メイン、デザートの4品を味わえる人気コース「TEIEN LUNCH course」4980円をいただきました。
(左上から時計回りに)魚介のテリーヌ、キノコとベーコンのキッシュ、鴨肉と赤タマネギのマリネ、白身魚のカルパッチョ
まず最初に運ばれてきたのは「庭園前菜4品盛り合わせ 季節の彩り」です。涼しげなクリアのプレートに並べられた4種の前菜は、ひとつのコースを楽しんでいるように彩りがあり満足感がある一皿でした。
続いて運ばれてきたのは「枝豆の冷製スープと自家製リコッタチーズ 涼しげなミントの泡」。スープの上にふわふわと浮かぶ泡は、口に入れるとほのかにミントが香ってさわやかな余韻が広がります。
自然の甘さが引き立つなめらかなスープの中には、プチッとした歯ごたえの枝豆の実、軟らかな自家製のリコッタチーズが入っていて、食感の変化を楽しむことができました。
メインは「スズキの香草オーブン焼き ズッキーニと大葉のヴェルデソース」、「日南鶏もも肉のロースト ロメスコソース クミンの香り」、「魚介のブイヤベース comodoスタイル(プラス1100円)」、「黒毛和牛サーロイン ビステッカ 赤ワインソース(プラス2200円)」の4種類のなかからお好みの一品を選ぶことができます。
今回は特別に、「スズキの香草オーブン焼き ズッキーニと大葉のヴェルデソース」、「日南鶏もも肉のロースト ロメスコソース クミンの香り」の2種類をいただきました。
「スズキの香草オーブン焼き ズッキーニと大葉のヴェルデソース」は、夏野菜のズッキーニと大葉を使用した緑のソース(ヴェルデソース)と、甘ずっぱいキウイを使用したソース(ヴィネグレットソース)の2種類でいただきます。
ふっくらと焼き上げられたスズキは、身のぷりっとした弾力が印象的。優しいヴェルデソース、酸味とさわやかな風味のヴィネグレットソースで味を変えながら、最後まで飽きずに味わうことができました。
宮崎県日南市の日南鶏を使用した「日南鶏もも肉のロースト ロメスコソース クミンの香り」。お肉の横には、ナッツとパプリカをベースにしたオレンジ色が鮮やかなロメスコソースが添えられています。
パリッと香ばしい皮と、ジューシーで軟らかな肉質が見事なハーモニー。程よく塩気が利いていて、噛むたびにじんわりとうま味がにじみ出てきます。ローストされたヒヨコマメ、赤タマネギ、ケールが添えられていて、お肉と一緒に自然な野菜の味わいを楽しむことができました。
最後に運ばれてきたのは「日替わりのデザート盛り合わせ」。この日は、マンゴーとチョコレートを使ったケーキとヨーグルトアイスでした。
しっとり濃厚なチョコレートケーキとさわやかな甘味のマンゴーの相性が抜群。そこにヨーグルトアイスが加わることで一気にさわやかな味わいになります。食後でもぺろりと食べられてしまうほど、バランスのいいデザートでした。
食後は温かいコーヒーか紅茶をいただけます。緑が広がる空間のなかでコーヒーを飲みながら、ゆっくりとコース料理の余韻に浸りましょう。
ランチコースは、今回ご紹介したメニューのほか「PASTA LUNCH course(平日のみ)」2980円、「COMODO LUNCH course」5980円のコースから選ぶことができます(コースの内容は美術館で開催している企画展によって変更する可能性があります)。
<PASTA LUNCH course (平日のみ)>
・「生ハムとカポナータ、半熟卵の菜園風サラダ」
・メイン料理は、「メカジキとオリーブ」、「ズッキーニのトマトソース カサレッチェ プッタネスカ」、「焼きとうもろこしと自家製サルシッチャの玄米リゾット 茗荷のアクセント」、「ズワイ蟹トマトクリームソース 生パスタ タリオリーニ(プラス550円)」から一品
・「日替わりのデザート盛り合わせ」
・コーヒーまたは紅茶
<COMODO LUNCH course>
・「庭園前菜4品盛り合わせ 季節の彩り」
・「枝豆の冷製スープと自家製リコッタチーズ 涼しげなミントの泡」
・メイン料理は、「スズキの香草オーブン焼き ズッキーニと大葉のヴェルデソース」、「日南鶏もも肉のロースト ロメスコソース クミンの香り」、「魚介のブイヤベース comodoスタイル(プラス1100円)」、「黒毛和牛サーロイン ビステッカ(プラス2200円)」の中から一品
・「ズワイ蟹トマトクリームソース 生パスタ タリオリーニ」
・「日替わりのデザート盛り合わせ」
・コーヒーまたは紅茶
カフェやディナータイムの利用もおすすめ
「TEIEN Restaurant comodo」は、15時〜16時30分(16時LO)は、カフェとして営業しています。この時間帯には、色とりどりの美しいケーキを堪能することができます。
「TEIENティラミス」850円は、庭園の芝生を抹茶で再現したデザート。ほろ苦い抹茶と、コクのあるマスカルポーネチーズの相性が抜群な一皿です。
「和三盆クレームブリュレ」850円は、一般的なカスタードプディングよりも、ねっとりと柔らかく濃厚な味わいがポイント。カスタードの上面の砂糖を焦がしてカラメル状に仕上げています。
17時30分〜21時まで(19時30分LO)のディナータイムは、窓の外にライトアップされた神秘的な庭園の景色が広がり、ランチタイムとはまた違ったムードの中で食事を楽しむことができます。
ディナーコースは「A cena」7200円、「B cena」8500円、「S cena」1万500円の3種類の中から選ぶことができます(コースの内容は美術館で開催している企画展によって変更する可能性があります)。
<A cena>
・「庭園前菜4品盛り合わせ 季節の彩り」
・「枝豆の冷製スープと自家製リコッタチーズ 涼しげなミントの泡」
・「メカジキとオリーブ、ズッキーニのトマトソース カサレッチェ プッタネスカ」
・メインは、「スズキの香草オーブン焼き ズッキーニと大葉のヴェルデソース」、「日南鶏もも肉のロースト ロメスコソース クミンの香り」から一品
・「日替わりのデザート盛り合わせ」
・コーヒーまたは紅茶
<B cena>
・「庭園前菜4品盛り合わせ 季節の彩り」
・「枝豆の冷製スープと自家製リコッタチーズ 涼しげなミントの泡」
・「本日のお魚料理」
・「ズワイ蟹トマトクリームソース 生パスタ タリオリーニ」
・「AUS産牛フィレ肉のロースト バルサミコソース」
・「日替わりのデザート盛り合わせ」
・コーヒーまたは紅茶
<S cena>
・「庭園前菜5品盛り合わせ 季節の彩り」
・「フォワグラのコンフィ りんごと生姜のマルメラータ ブリオッシュを添えて」
・「真鯛と帆立のポワレ アメリケーヌソース」
・「鱧とフルーツトマトの冷製カッペリーニ トラパネーゼ」
・「特選黒毛和牛サーロインのビステッカ 赤ワインのソース」
・「日替わりのデザート盛り合わせ」
・コーヒーまたは紅茶
いっそうラグジュアリーな雰囲気を放つディナータイムは、特別な日にもぴったり。日常を忘れさせるプレミアムな時間を過ごしましょう。
緑に囲まれたモダンな店内でコース料理が楽しめる「TEIEN Restaurant comodo」をご紹介しました。
自然を眺めながら味わう料理は非日常的で癒やされること間違いなし。いつも頑張る自分へご褒美にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
■TEIEN Restaurant comodo(ていえん れすとらん こもど)
住所:東京都港区白金台5-21-9
TEL:03-6450-3089
営業時間:ランチ11〜15時(14時LO)、カフェ15〜16時半(16時LO)、ディナー17時30分〜21時(20時LO)
定休日:月曜(祝日の場合はその翌日)
Text&Photo:藤原早菜(vivace)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。