四季折々の花に包まれる「はままつフラワーパーク」で憩いのガーデンタイム

四季折々の花に包まれる「はままつフラワーパーク」で憩いのガーデンタイム

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静岡県 おでかけ るるぶ&more.編集部
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1970年開園の“世界の花々が織りなす憩いのガーデン”。浜松モザイカルチャー世界博2009、浜名湖花博2014の会場としても知られる、浜松を代表するテーマパーク「はままつフラワーパーク(はままつふらわーぱーく)」。桜、チューリップ、フジ、バラ、菊…など、四季ごとに花風景がガラリと変わるので、訪れるたびに新しい見どころに出会えます。毎月開催されるさまざまな講座やイベント、桜やクリスマス時期の夜間開園も注目。今回は、花はもちろん、園全体の魅力と楽しみ方をご紹介します。

Summary

はままつフラワーパークってどんなところ?

はままつフラワーパークの風景

「はままつフラワーパーク」では、浜名湖畔の自然地形を活かした、総面積30万㎡の広大な園内に約3000品種・10万本もの花と緑が広がっています。他にも観覧車や恐竜すべり台のある「こども広場」、園内を走る「フラワートレイン」など、子ども連れにもうれしい施設が充実。
また、美しい花々に加え、野鳥や昆虫を目当てに訪れる写真愛好家の姿も多く見られます。

はままつフラワーパークでは、飽きることなく楽しめる工夫が随所に施されています
はままつフラワーパークでは、飽きることなく楽しめる工夫が随所に施されている
園内を約15分で一周できるフラワートレイン。1乗車 大人100円、子ども50円
園内を約15分で一周できるフラワートレイン。1乗車 大人100円、子ども50円

子どもたちに大人気なフラワートレイン。歩き疲れた方や体の不自由な方にも頼もしい味方です。また、車椅子(無料レンタルあり)やベビーカー用のルートも設定されていて、すべての人が安心して楽しめるよう配慮されています。

隣接する浜松市動物園とつながっている共通門
隣接する浜松市動物園とつながっている共通門

園内にある2カ所の共通門は、隣接する浜松市動物園とつながっています。入園する際、窓口で共通券(季節により金額が変わります)を購入すれば両園を自由に行き来できるので、「一日中楽しみたい」という方におすすめです。

花のカレンダーをチェック! 季節を感じるおでかけを

3月下旬~4月中旬に見頃を迎える「世界一美しい 桜とチューリップの庭園」
3月下旬~4月中旬に見頃を迎える「世界一美しい 桜とチューリップの庭園」

四季折々の風景を楽しめるはままつフラワーパークの花ごよみ。1~2月は菜の花・サザンカ・梅、3~5月は桜・チューリップ・ツバキ・藤・バラが見頃を迎えます。6月のアジサイ・ハナショウブ、7~8月のヒマワリ・ハス、11~12月のキク・サザンカなど、どの季節も見どころ満載です!

3月下旬~4月中旬に見頃を迎える「世界一美しい 桜とチューリップの庭園」では、色とりどりのチューリップ約50万球と、園内を彩る約1300本の桜が同時に咲き誇ります。まさに春爛漫の景色が広がります。

2月下旬の早咲きの桜から4月上旬までいろいろな品種がリレーされます
2月下旬の早咲きの桜から4月上旬までいろいろな品種がリレーされる
正面ゲート付近にある「浜名湖桜」
正面ゲート付近にある「浜名湖桜」は3月下旬から4月上旬に開花(年によって変わる)

2022年に偶然発見され、話題を集めた桜の新品種「浜名湖桜」。紅色がかった大輪の花びらが特徴で、園内に30本程植えられるよう、苗木を準備中です。

濃淡の紫色と白色が織りなすフジのトンネル
濃淡の紫色と白色が織りなすフジのトンネル

藤の開花は4月下旬~5月初旬。花房が1~2mにもなる九尺藤を中心に、複数の品種が優美に垂れ咲きます。高台エリアにある「虹のフジのトンネル」と、その美しさを堪能してください。開花期には、夜間はライトアップされ、幻想的な光景に包まれます。

春のローズガーデンも人気のスポット
春のローズガーデンも人気のスポット

大温室「クリスタルパレス」の西側にある「ローズガーデン」は、幾重にも並んだバラのアーチとシンメトリーなレイアウトが特徴。5月と11月上旬に見頃を迎える約300品種・1300本のバラが咲き誇ります。“音楽の街・浜松”にちなんだ「ヨハン・シュトラウス」や「ノクターン」など、音楽関連の品種を揃えているのもポイントです。

7月に見頃を迎えるハナハス
7月に見頃を迎えるハナハス

ハナハスは園内北西にある「水鳥の池」で観賞できます。水面を覆いつくすように咲く大輪の花は圧巻! 朝の時間帯に見頃を迎えるため、開園すぐの涼しい時間帯に訪れるのがおすすめです。

画家ビンセントゴッホの「ひまわり」に由来を持つビンセントシリーズの1種
画家ビンセントゴッホの「ひまわり」に由来を持つビンセントシリーズの1種

夏の花の代表格・ヒマワリの見頃は8月中旬。オレンジがかった黄色の花を咲かせる「ビンセント・クリア」という品種で、高さ約1.5mに成長したヒマワリが、約3000本の花畑を鮮やかに彩ります。

菊は11月がシーズン
菊は11月がシーズン

菊は、愛好家による自慢の作品や、江戸時代の技術を再現した「百種接木菊」(100種類以上のキクを1本の台木に接ぎ木したもの)などが展示されます。そのほか、サザンカ並木やツワブキの群生など、晩秋ならではの風景も見逃せません。

大温室クリスタルパレスの世界へ

エントランスを通り抜け進むと、大温室「クリスタルパレス」が見える
エントランスを通り抜け進むと、大温室「クリスタルパレス」が見える

園のほぼ中央に位置し、季節ごとに趣向を凝らしたテーマ展示が行われる「クリスタルパレス」。日本初の“サッシを使わないガラス工法”を採用した大温室としても知られています。

エリアごとに異なる世界が演出されている
エリアごとに異なる世界が演出されている

カラフルな装飾と珍しい花々に彩られた「ガーデンシアター」、熱帯植物を展示する「バリガーデン」、サボテン類を集めた「メキシカンガーデン」など、中に進むたびに変化があり、「次はどんな空間かな?」とワクワクさせてくれます。

温室カフェ「GREEN ROSE」営業時間は、開園30分後~閉園30分前
温室カフェ「GREEN ROSE」営業時間は、開園30分後~閉園30分前
名物の「キングローズソフト」450円
名物の「キングローズソフト」550円

クリスタルパレス内の温室カフェ「GREEN ROSE」では、名物の「キングローズソフト」が人気。ほんのりピンク色のソフトクリームに、香り高い自家製バラジャムを添えた一品です。

大温室「クリスタルパレス」の前にある「噴水池」
大温室「クリスタルパレス」の前にある「噴水池」

園内中央に位置する「噴水池」では、毎時00分と30分に、約6分間の大噴水ショーを開催。オリジナル楽曲に合わせて、水が踊るように吹き上がります。夜間開園時にはライトアップも加わり、幻想的な世界へと誘われます。

フォトスポット「モザイカルチャー【森の仲間たち】」

中央にはブランコ風のベンチが設置されている
中央にはブランコ風のベンチが設置されている
キャラクターふらまるのモザイカルチャー
キャラクターふらまるのモザイカルチャー

園内でも屈指のフォトスポットが「モザイカルチャー【森の仲間たち】」。
5年前に開園50周年を迎え、「浜松モザイカルチャー世界博2009」が開かれて10年という節目で作られました。デザインは浜松市出身のランドスケープ&ガーデンデザイナーの小倉珠子(おぐらたまこ)さん、躯体制作はアイアンクラフト じんぱちさん、施工は天龍造園建設株式会社が担当。
草花をモザイク状に組み合わせて造られた動物などの立体造形物が鎮座し、その中央に設置されたブランコ風のベンチに人が座ることで“自然との共生”という作品コンセプトが完成します。

観覧車や乗り物がいっぱいの「子ども広場」

観覧車(1周200円)は4人乗りで、天気がよければ富士山を望むことも
観覧車(1周200円)は4人乗りで、天気がよければ富士山を望むことも

正面ゲートを抜け、東側のゆるやかな坂道を登った先にあるのが「こども広場」です。大迫力の恐竜すべり台やふわふわ遊具、機関車の展示、おもしろ自転車などが楽しめます。

ミニ図書館
ミニ図書館

小高い丘にある「見晴らしの丘」には、屋根付きの休憩所と使用されなくなったフラワートレイン車両を再利用した“ミニ図書館”が設置されています。のんびり読書したり、景色を眺めたりと、ほっと一息つけるスポットです。

移動に便利な「スロープカー」
移動に便利な「スロープカー」

高低差20mの移動を楽にしてくれる「スロープカー」。エレベーターのような感覚で、誰でも無料で利用できます。特に夏場は「助かった!」と実感するはず。

ランチやお土産はここで!

地元ブランド和牛・三ヶ日牛を使った「ローストビーフ丼」
地元ブランド和牛・三ヶ日牛を使った「ローストビーフ丼」1320円

メインエントランス内にある、カフェレストラン「花の散歩道」はランチや小休憩にぴったりです。地元ブランド和牛・三ヶ日牛を使った「ローストビーフ丼」1320円や「ローストビーフサンド」580円が好評です。乾いた喉をうるおすドリンクやデザート、小腹を満たすスナック類も充実しています。

カフェレストラン「花の散歩道」営業時間は11~16時
カフェレストラン「花の散歩道」営業時間は11~16時
併設するお土産やフラワーを販売するショップ
併設するお土産やフラワーを販売するショップ
マスコットキャラクター・・・「ふらまる」の・・・500円
マスコットキャラクター「ふらまるのぬいぐるみ」2200円(下)、「フラマルマグネット」440円(左上)、「ふらまるストラップ」1210円(右上)

「花の散歩道」に隣接するショップでは、季節の花や観葉植物、オリジナルのお菓子など、思わず手に取りたくなるアイテムがずらり! お土産用にも自分用にもおすすめです。マスコットキャラクター「ふらまる」のグッズなど、ここでしか買えないグッズやお菓子などを多数取り揃えています。

カフェハミング「Rusoma Cafe フラワーパーク店」営業時間は10~16時30分(ラストオーダー16時) ※土日祝のみ営業
カフェハミング「Rusoma Cafe フラワーパーク店」。営業時間は10時~16時30分(LO16時) ※土・日曜、祝日のみ営業

メインエントランスを出てすぐの場所にあるカフェハミング「Rusoma Cafe(ルソマカフェ) フラワーパーク店」。本格ピザやパスタ、7種類のクロワッサンサンドに加え、スイーツやアルコールメニューも楽しめます。ちょっと贅沢なひと休みにぴったりです。

はままつフラワーパークへのアクセスは? 入場料は?

はままつフラワーパークへ行くには、バスの場合は、JR浜松駅北口バスターミナル1番乗り場から「舘山寺温泉行き」に乗車し、約40分。車の場合は、東名高速道路浜松西ICから約15分、舘山寺スマートICからは約5分で到着します。駐車場は1回200円(季節によって変動あり)です。周辺には「浜名湖かんざんじ温泉」の旅館やホテル、レジャースポットも充実しており、宿泊をからめた訪問にも便利です。

■はままつフラワーパーク(はままつふらわーぱーく)
住所:静岡県浜松市中央区舘山寺町195
TEL:053-487-0511(代)
営業時間:3~9月 9~17時、10~11月 9時~16時30分、12~2月 10時~16時30分 ※2月の土・日曜、祝日は9時~ ※最終入園は閉園30分前まで
定休日:無休(12月29日~31日は設備点検のため休園) ※臨時休園あり
料金:2~6月 大人(高校生以上)600~1000円、小中学生300~500円、7~8月 無料、9~1月 大人(高校生以上)500円(園内で利用できる200円のお買い物券付き)、小中学生無料 ※未就学児無料。ペット同伴不可

四季折々に咲き誇る花々と、緑あふれる園内で過ごす時間は、日々の疲れをそっとほどいてくれます。「今は何が咲いているかな?」ー そんなワクワクを胸に、浜名湖畔の“花の散歩道”をゆっくりと巡ってみてください。心のままに歩みを進めれば、癒しとときめきがふわりと香り、あなただけの季節がきっと見つかるはずです。

Text:〆切三昧+くふうしずおか
Photo:森島吉直+くふしずおか、はままつフラワーパーク提供

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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