
札幌から日帰りも! 旭川周辺のおすすめスポット5選
札幌から日帰り観光も可能な旭川は、道北観光の拠点としても便利なエリア。 北海道らしい雄大な自然や季節の花々、誰もが楽しめるレジャースポットが集まっています。ここを起点に、人気観光地を1日で巡ることもできるのが魅力です。今回は、旭山動物園や上野ファームのような王道スポットはもちろん、リニューアルオープンしたスポットや絶景スポットなど話題の名所も含めて編集部が今行きたい話題の場所を厳選! みどころ盛りだくさんの旭川エリアを、存分に楽しんでみませんか?
札幌から旭川へのアクセスと回り方
札幌から旭川までは、車で約2時間、電車を利用する場合は、JR札幌駅から特急列車に乗り、約1時間30分と札幌からのアクセスも抜群。日帰りでの観光も可能なエリアです。 また、旭川空港を利用する場合は、空港から市内までのバスの運行もありますが、観光地を効率よくまわりたい方は、空港でレンタカーを借りるのもおすすめです。
旭川市内には「旭山動物園」や「上野ファーム」、「OTOKOYAMA SAKE PARK」など、大人から子どもまで楽しめる観光スポットが点在しています。市内だけでも充実した時間を過ごせますか、時間にゆとりがあれば、1泊して美瑛・富良野方面まで足をのばすプランもおすすめです。夏にはラベンダーやひまわりなど季節の花が咲き誇り、フォトジェニックな風景が満載。日帰りから宿泊まで、旅のスタイルに合わせて楽しめるのが、旭川エリアの大きな魅力です。
間近で迫力ある動物たちに出合う! 旭山動物園
旭川の観光スポットと言えばやっぱり外せないのが旭川駅から車で約30分の距離にある「旭山動物園」。昭和42年に開園し、“行動展示”という独自のスタイルで注目を集める動物園です。檻の中の動物をただ見るのではなく、自然に近い環境の中でのびのびと動く姿を間近に観察することができます。ホッキョクグマが水中に豪快に飛び込む「ほっきょくぐま館」や、水中トンネルを通ってペンギンの泳ぐ姿を真下から眺められる「ぺんぎん館」など、迫力満点の展示が楽しめます。ショップや売店もあるので、丸1日楽しめるスポットです。
現存するペンギンの中で2番目に体の大きいキングペンギンのほか、計4種類を展示しているこちらの施設。まずは館内の展示をみてみましょう。
ひんやり涼しい館内に入ると、まず最初に見えるのがガラス張りの水中トンネル。
トンネルの横を見ると、目の前を優雅に泳ぐペンギンを発見! 水の中をすいすいと進む姿は、まるで空を飛んでいるかのよう。普段は陸上でぺたぺたと歩いているペンギンたちの、意外な“水中モード”に出合えるのも、旭山動物園ならではの楽しさです。
あざらし館では、円柱状の水槽を上昇&下降するアザラシの姿を見ることができます。大人気のこの展示はアザラシが通るたびに大きな歓声が。いつ通るかわからないワクワク感が楽しいです。
また旭山動物園では、飼育員による解説を聞きながら食事の様子が間近で見られる「もぐもぐタイム」を開催しています。園内の掲示板や公式サイトで各動物のもぐもぐタイム実施時間を発信しているので、事前にチェックするのがおすすめです。
取材中、ひときわ賑わいを見せていたのが「ほっきょくぐま館」。大きなガラスの向こうに現れたのは、堂々たる体格のホッキョクグマ。目の前を悠々と歩いたり、水中に豪快にダイブしたりと、その迫力ある姿に思わず息をのむ来園者の姿が!子どもたちの歓声と、大人たちのカメラのシャッター音が鳴り止まない大注目のスポットです。
四季の花が彩る癒しのガーデン! 上野ファーム
旭川駅から車で約30分のところにある「上野ファーム」は北海道らしい四季の移ろいを肌で感じられるガーデンスポット! もともと農場だったこの場所を、ガーデンデザイナーの上野砂由紀さんが手がけ、北海道の気候風土に合わせた独自スタイル「北海道ガーデン」スタイルを築き上げました。約4000坪の広い敷地に、約2000品種の植物を宿根草を中心に植えており、四季折々の風景を楽しむことができます。
園内を進んでいくと、開けた敷地に7色のカラフルな「虹色の椅子」が! 座って写真を撮ればSNS映え間違いなしの場所です。ほかにも上野ファームには、ブランコなどの写真スポットが点在しています。
西口受付の隣には軽食をいただける「NAYA café」もあるので、ガーデンを巡ったらここでほっと一息するのもおすすめ。こちらは無料エリアにあるので、カフェのみの利用も可能です。四季折々の草花に囲まれながら、特別なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
日本酒文化を楽しむ新感覚スポット! OTOKOYAMA SAKE PARK
続いて紹介するのは、北海道・旭川の老舗酒蔵「男山」が運営する「OTOKOYAMA SAKE PARK」。2025年にリニューアルオープンし、日本酒の魅力を体験できる施設へと生まれ変わりました。
建物の外にある、大きな一升瓶がインパクトのある「おちょこ広場」。この一升瓶、全長が12mあるすべり台なんです。
瓶の口から入って中へと滑ることができます。また、裏側からは、中段に設置したネットに登ることも!
また外には「延命長寿の水」とよばれ親しまれている男山の仕込み水を無料で開放している場所もあります。北海道旭川の地酒「男山」を生み出す大雪山の伏流水がいただけるなんてとっても贅沢ですよね(1人当たり20リットルまで)。
こちらは、リニューアルで新しく新設された売店。店内は木材を利用しており、優しく明るい印象です。売店では酒蔵限定商品を含む男山の日本酒も販売しているほか、仕込み水を使ったカフェメニューを提供しています。
編集部のイチオシは、こちらの特製コーヒー。使用している水も氷も、すべて男山の仕込み水を贅沢に使っており、クリアな味わいが特徴です。食後やひと休みの一杯にもぴったり。日本酒造りにも使われる名水の魅力を、コーヒーというかたちで体感できるのは、ここならではの楽しみです。
売店には日本酒の有料・無料試飲コーナーも! 季節ごとに厳選された数種類の銘柄が並んでおり、味や香りの違いを楽しみながら、自分のお気に入りを見つけることができるはず。試飲は毎日16時30分まで体験可能。日本酒ファンはもちろん、これから日本酒に触れてみたいという方にもおすすめです。
また、旧館の2階・3階には、「男山」の350年にわたる歴史とともに、日本の伝統産業である酒造りの文化がわかる資料館が併設されています。江戸時代の貴重な資料・文献・酒器などを展示されており、展示を通して酒造りの背景や工程を知ることで、日常で味わう日本酒にも新たな視点や奥深さを感じられるはず。これまでなんとなく飲んでいた一杯が、ちょっと特別に感じられる知的なスポットです。
色と香りに包まれるラベンダーの楽園! ファーム富田
旭川駅から車で約1時間の場所にある「ファーム富田」は、北海道・富良野の広大な丘陵地に広がるラベンダー畑で知られるスポット。毎年、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地です。色とりどりの花が咲き誇る風景は、まさに北海道を代表する絶景のひとつ。特に夏のラベンダーシーズンには、一面が紫に染まり、さわやかな香りが辺りを包み込みます。
園内には、ラベンダーをはじめとした100種類以上もの花々が、13の花畑に美しく植えられています。それぞれの畑は少しずつ趣が異なり、春の芽吹きから秋の彩りまで、季節ごとに異なる表情を見せてくれるのが魅力。
園内の所要時間は1時間30分~2時間程度。午後からは比較的混雑するため、午前中の早い時間に訪れるのがおすすめです。
園内にはカフェも併設されており、花畑を眺めながらひと休みするのにぴったりです。なかでもおすすめは、富良野産のカットメロン。ひと口頬ばれば、果肉は驚くほどみずみずしく、甘さとともに果汁がじゅわっと口いっぱいに広がります。さわやかな風の中で味わうと、よりいっそう贅沢なひとときに。ほかにも「富良野メロンジュース」820円(時期により変動あり)や、ファーム富田オリジナルの「焼きたてメロンパン」380円など魅力的なメニューが多数ありますよ。
一面のひまわり畑に元気チャージ! 北竜町ひまわりの里
旭川駅から車で約1時間、のどかな風景が広がる北竜町。夏になると一面がまばゆいひまわりに染まり、まるで黄色いじゅうたんのような光景が広がります。見渡す限りのひまわり畑に包まれる時間は、まさに北竜町ならではの夏の風物詩です。
23ヘクタール(東京ドーム約5つ分)という広大な土地に、17~18種類のヒマワリが約200万本植えられています。見頃は例年7月下旬から8月上旬ごろですが、広い会場内ではエリアごとに開花時期をずらしているため、ひまわりまつりの開催期間中はいつ訪れてもどこかで美しいひまわりが楽しめるように工夫されています。
ひまわりでできた迷路もあり、花に囲まれて進むワクワク感はまさに冒険気分! 迷路の中では、楽しそうにはしゃぐ子どもたちの姿があちこちで見られ、笑顔があふれていました。 ひまわりまつりの開催期間中は多くの人で賑わうため、ゆっくり写真を撮りたい方や、人のいない風景を狙いたい方は、朝早い時間帯の訪問がおすすめです。
また、園内では「ひまわり号」というトラクター列車が運行しており、ひまわり畑をのんびりと巡ることができます。1周は約10分ほどで、広大な景色を楽しみながら周遊できるアクティビティ。乗車料は大人500円、小学生以下は300円です。 2026年には第40回の節目になる北竜町のひまわりまつり。ぜひ夏に旭川に訪れる際は北竜町まで足をのばすのをおすすめします♪
(駐車場料金:二輪自動車100円、普通車・軽自動車500円)
Text:るるぶ編集部(国内)
Photo:計良一春
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